白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

R-1グランプリ

『R-1グランプリ2024』ファーストステージ:真輝志

『青春のナレーション』。青春ドラマの第一話にありがちな主人公のこれからを予見するナレーションに対して、真輝志演じる物語の主人公(高校の新入生)がツッコミを入れるメタ視点の一人コント。音声がボケ役を担い、演者がツッコミ役に徹するという意味で…

もしかしてあれはもしかして むかし吉住の味方で

『R-1グランプリ2024』決勝の舞台で吉住が披露したコントに対して、批判の声があがっている。デモ活動に参加した後で初めて彼氏の実家を訪れる女性を演じた一人コントが、デモ参加者に対する偏見を増長するものであるといわれているらしい。正直、よく分から…

「R-1グランプリ2024」ファイナリスト決定!

kento fukaya(3回目)サツマカワRPG(3回目)寺田寛明(4回目)【初】どくさいスイッチ企画【初】トンツカタン お抹茶【初】真輝志【初】街裏ぴんく吉住(3回目)ルシファー吉岡(6回目) 昨年に引き続き、連続での決勝進出を果たしたのはサツマカワRPG(3…

「R-1グランプリ2023」(2023年3月3日放送)感想文

・司会霜降り明星(粗品・せいや)広瀬アリス ・審査員陣内智則バカリズム小籔千豊野田クリスタル(マヂカルラブリー)ハリウッドザコシショウ 【ファーストステージ】 ・Yes!アキトコント「プロポーズ」。意中の相手に「俺と結婚してください」とプロポーズ…

「R-1グランプリ2023」ファイナリスト決定!

Yes!アキト(2回目)【初】カベポスター 永見【初】コットン きょんサツマカワRPG(2回目)【初】田津原理音寺田寛明(3回目)【初】ラパルフェ 都留 +敗者復活 今年も「R-1グランプリ」の季節がやってまいりました。 R-1といえば、昨年は優勝したお見送り…

「R-1グランプリ2022」(2022年3月6日)

今年はサクッと短めにまとめます(希望)。 【First Stage】 ・kento fukaya 第三者の視点から、三対三の合コン風景に対してツッコミを入れるコント。事前に録音した声に合わせて、2メートルほどの高さの三角柱に描かれた絵をくるくる回転させながら、合コン…

「R-1グランプリ2022」決勝直後の感想。

kento fukaya【優勝】お見送り芸人しんいちYes!アキト(敗者復活)吉住サツマカワRPG【準優勝】ZAZY寺田寛明金の国 渡部おにぎり 最も笑ったのは吉住。既に単独ライブのDVDで観ていたネタだったのだが、大幅にネタ時間がカットしなくてはならなかったことが…

「R-1グランプリ2022」ファイナリスト発表。

kento fukaya(吉本興業 大阪)【初】サツマカワRPG(ケイダッシュステージ)【初】金の国 渡部おにぎり(ワタナベエンターテインメント)ZAZY(吉本興業 東京)吉住(プロダクション人力舎)【初】お見送り芸人しんいち(グレープカンパニー)寺田寛明(マ…

「R-1グランプリ2021」(2021年3月7日)

【司会者】霜降り明星(粗品・せいや)広瀬アリス 【審査員】陣内智則友近ホリ古坂大魔王野田クリスタル(マヂカルラブリー)川島明(麒麟)ハリウッドザコシショウ+R-1Twitter投票 ※現在【Finalステージ】かが屋 賀屋まで

「R-1グランプリ2021」直後の感想。

『R-1グランプリ2021』決勝戦を観終えました。 とにもかくにも驚いたのは、番組としてのまとまりのなさ。現場はどのようなことになっていたのでしょうか。点数発表、審査員コメント、敗者コメント、ありとあらゆる賞レースの醍醐味がサクサクッと処理されて…

「R-1グランプリ2021」決勝進出者決定の件。

かが屋 賀屋(マセキ芸能社)kento fukaya(吉本興業 大阪)ZAZY(吉本興業 東京)高田ぽる子(マセキ芸能社)土屋(プロダクション人力舎)寺田寛明(マセキ芸能社)森本サイダー(松竹芸能)ゆりやんレトリィバァ(吉本興業 大阪)吉住(プロダクション人…

「R-1ぐらんぷり2020」ファイナルステージ感想(2020年3月8日)

・マヂカルラブリー 野田クリスタル 「モンスト」。スマホのアプリに「モンスト」が入っていたのでプレイしようとするも、それは「モンモンとするぜ!ストッキング姉さん」という謎のゲームだった。一本目の「もも鉄」と同様、野田が理不尽な設定のゲームを…

「R-1ぐらんぷり2020」Cブロック感想(2020年3月8日)

・ヒューマン中村「妖精の声」。セントニア王国の妖精が精神に直接語り掛けてきて、受信料を請求しようとする。ファンタジックな世界観に受信料を掛け合わせるギャップのある設定がとても面白い。漫画や小説ではたまに見かける手法だが、コントではまだまだ…

「R-1ぐらんぷり2020」Bブロック感想(2020年3月8日)

・ルシファー吉岡 「缶コーヒー」。休憩室の机の上に置いていた飲みかけの缶コーヒーが、同僚の若い女性が飲んでいた缶コーヒーと見分けがつかなくなってしまい、どうしたものだろうかと考え込んでいると、同僚の方から「どっちでもいい」と言われ、困惑する…

「R-1ぐらんぷり2020」Aブロック感想(2020年3月8日)

・メルヘン須長 「SNS事件簿」。科捜研の女こと沢口靖子が、若者たちの潜むSNSの世界で多発している事件の捜査に乗り出す。いわゆる“SNSあるある”としてパッケージされているネタだが、肝心の内容を見ると、その多くは女性にまつわるあるあるネタをSNS風のシ…

「R-1ぐらんぷり2020」決勝進出者発表

A-1 メルヘン須長A-2 守谷日和A-3 SAKURAIA-4 野田クリスタル B-5 ルシファー吉岡(五年連続五回目)B-6 ななまがり森下B-7 ほしのディスコB-8 すゑひろがりず南條 C-9 ヒューマン中村(五年ぶり五回目)C-10 おいでやす小田(五年連続五回目)C-11 ワタリ11…

「R-1ぐらんぷり2019」(2019年3月10日)

司会は雨上がり決死隊と三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)。審査員は桂文枝、関根勤、渡辺正行、久本雅美、陣内智則、友近。敗者復活ステージからのリポーターに、竹上萌奈(関西テレビアナウンサー)と前回チャンピオンの濱田祐太郎。 【Aブロック】チ…

「R-1ぐらんぷり2018」決勝戦の雑感。

見て、思ったことを。 Aブロックは圧倒的にカニササレ アヤコ。審査員も視聴者投票も点数が低すぎて、ちょっと驚いた。番組内では「不思議」などという味気ないコメントで処理されていたが、非常によく出来たネタ。存在そのものは広く認知されているものの、…

「R-1ぐらんぷり2017」(2017年2月28日)感想文。

【予選Aブロック】 レイザーラモンRG 「トランプ漫談」。トランプ大統領に扮したRGが、かろうじて理解できる程度の英語を駆使した演説を披露する。大統領らしからぬ庶民的な視野と、そこから生み出される話の中身の無さが笑いの肝となっている。とはいえ、「…

「R-1ぐらんぷり2017」直後の鬱屈を吐いてみる。

「面白いって、なんだろう?」。お笑いを真面目に見るようになって十数年、今頃になって、そんなことを真面目に考えてしまった。優勝した芸人のことは嫌いじゃない。ネタも笑った。優勝したことそのものに関しては不満もない。でも、何かが、しっくりきてい…

「R-1ぐらんぷり」と女性芸人に関する資料。

【過去のR-1決勝戦における女性率】 ■2002年 浅越ゴエ、オール阪神、桂三若、ケンドーコバヤシ、笑福亭三喬、陣内智則、だいたひかる、友近、中田なおき、パペットマペット、水玉れっぷう隊 アキ、南野やじ ファイナリスト12人中2人が女性。だいたは初代チャ…

「R-1ぐらんぷり2017」ファイナリスト発表の件。

アキラ100%(SMA) 石出奈々子(浅井企画) ブルゾンちえみ(ワタナベエンターテインメント) マツモトクラブ(SMA) 三浦マイルド(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京) 横澤夏子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京) ゆりやんレト…

「R-1ぐらんぷり2016」(2016年3月6日)

【Aブロック】 エハラマサヒロ 「めっちゃアツすぎてめっちゃ鬱陶しい音楽プロデューサー」。エハラが得意とするウザい人間の形態模写と『ドラえもんのうた』の歌詞の内容を取り入れた音ネタの二重構造によるコント。いちいち「ハーブやろ!」とアウトローな…