白昼夢の視聴覚室

犬も食わない

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

コント人間二十年

東京03が結成二十周年を記念したBlu-rayボックスをリリースするという。 ディスクは全22枚組で、過去の単独ライブの映像をまとめたものになっているそうだ。それらの中には、単体ではソフト化されていない第二回単独ライブ『trio de sunshine』、現在は入手…

DVDの特典映像なんて、こんなんなんぼあってもいいですからね!

ウエストランド第3回単独ライブ「FANG!」 (DVD) ウエストランド Amazon 先日、リリースされたばかりのウエストランドの新作が、ちょっとだけ注目を集めている。M-1優勝後に開催された単独ライブの模様を収めている本編が75分であるのに対し、特典映像が162分…

2024年4月のリリース予定

いつもお世話になっております。すが家しのぶです。3月末ということで、通常であれば来月である4月の気になるリリース情報を公開するところなのですが、今の時点で気になる作品を見つけられていません。ザ・ニュースペーパーの新作や、六代目三遊亭円楽師匠…

「おもんない」ってハッシュタグこそ「おもんない」と思ったときの話。

今から三年ほど前に、とある芸人によるテレビ番組内での発言が批判を集めて、SNSで「〇〇おもんない」というハッシュタグがトレンド入りしたことがあった。これについて、当時の私は「番組内での発言に問題があったことと、〇〇が芸人として「おもんない」こ…

地方民が感じた『オンバト』の功績の話

かつて“最もシビアなお笑い番組”というキャッチコピーで知られていたネタ番組『爆笑オンエアバトル』の後継番組『オンバト+』の終了から、今年で十年になるらしい。十年の歳月は伊達じゃない。十年も経ってしまえば、ピッカピカの小学一年生はテッカテカの…

リアルタイムで放送中のテレビドラマを批評することについての自問自答

リアルタイムで放送されているドラマの内容について批判的なコメントを寄せている人をSNSでたまに見かけるのだけれど、まだ物語が終了していない段階で批判するのって、なんかちょっとリスクが高い行為なんじゃないかって気がしているのだけれど、どうなんだ…

マナーかな

先日、『アルコ&ピース D.C.GARAGE』を聴いていたら、「マナーって、何のために存在しているの?」という話題で盛り上っていた。作業をしながら片手間に聴いていたため、具体的な内容については覚えていないのだが、「エレベーター・エスカレーターの上座下…

伊豆グリッシュマン with ニューヨーク

漫画の単行本を電子書籍で購入している。以前は、紙の本を買い求めていたのだが、自室に置き場が無くなってしまい、切り替えざるを得ない状況になってしまったのである。また、実家の物置に封印されていた、父が過去に集めていた漫画本を処分する手伝いをし…

次のカミナリが出る前に 僕のオセロを全部めくるよ

カミナリのYouTubeチャンネル『カミナリの記録映像【公式】』が相変わらず面白い。 今月は、オセロの日本一を目指しているまなぶが、たくみとともに“オセロ発祥の地”として知られている茨城県水戸市を訪れて、様々な強敵たちと鎬を削る様子が数回にわたって…

The Fool on the BEER

暑い時期になるとビールを飲みたくなる。日頃は缶チューハイやハイボールを愛飲しているのだが、やはり暑さの最中に飲むとなると、否が応でもビールという選択肢になってしまう。太陽がギラギラと照り付けている日中に、全身の毛穴から汗が噴き出している状…

評論 評論 it's all write

何年か前から「お笑い評論家」を名乗っている。過去に書いた文章が“評論”と呼ばれることが多いので、そのように名乗っている。正直なところ、この肩書きに強いこだわりはない。別に「ライター」を自称しても構わないのだが、文章力も読解力もあまり高い方で…

『R-1グランプリ2024』ファーストステージ:真輝志

『青春のナレーション』。青春ドラマの第一話にありがちな主人公のこれからを予見するナレーションに対して、真輝志演じる物語の主人公(高校の新入生)がツッコミを入れるメタ視点の一人コント。音声がボケ役を担い、演者がツッコミ役に徹するという意味で…

鳥よ山よ涙の明よ 灼熱の…ギャルのパンチー

鳥山明逝去。漫画家として、デザイナーとして、数多のクリエイターに多大なる影響を及ぼしてきた氏の早すぎる死は、世界中の人々にショックを与えたことだろう。否、氏に関しては、その存在があまりにも偉大すぎるがあまりに、亡くなったということに対して…

俺のままでTしてKしてOする為にbombして来たキングオブコント

2024年3月14日放送の『アメトーーク!』において「賞レース2本目やっちまった芸人」が特集されていた。『M-1グランプリ』『キングオブコント』の決勝戦において、1本目のネタで爆笑をかっさらって審査員から高い評価を得るも、最終決戦で披露する2本目のネタ…

疑ってばかりいられない でも信じれるものも少ない

相変わらず吉住の件について考えている。世間はすっかり新しい話題に興味を抱き始めていて、今ではアカデミー賞授賞式での役者たちの振る舞いに注目が集まっている。昨日の話題は古いログとして扱われ、今日の話題には焼けんばかりのスポットライトを浴びせ…

友よ 答えは酒に飲まれてる

週末に酒を飲む習慣がある。それなりに飲む。チューハイのロング缶を四本ほど空けた後で、自分で作るハイボールを延々と真夜中まで飲み続けている。「自分はきっと下戸だろう」と勝手に思い込み、飲酒の席を避け続けていた学生時代を思い返すと、とても考え…

もしかしてあれはもしかして むかし吉住の味方で

『R-1グランプリ2024』決勝の舞台で吉住が披露したコントに対して、批判の声があがっている。デモ活動に参加した後で初めて彼氏の実家を訪れる女性を演じた一人コントが、デモ参加者に対する偏見を増長するものであるといわれているらしい。正直、よく分から…

ぼくらが荼毘に付す理由

四ヶ月に一度ぐらいの頻度で「もう死んでもいいんじゃないかな」という感情に襲われる。ちょっとした失敗をやらかしてしまったときに、自分自身の愚かさ至らなさに呆れ果ててしまって、そういう状態になってしまう。普段なら、大して気にしていないような失…

とかくこの世は無責任

テレビのバラエティ番組において、胸の大きい女性が「こっそり(私の)胸を見てくる人がいるんだけど、あれって全部バレているからね!」と話している場面をたまに見かける。そういう話を聞くたびに、「見られている回数が多いから「全部バレている」と勘違…

『M-1グランプリ2023』ファーストステージ:令和ロマン

賞レースにおいて、トップバッターは不利だとされている。以後、出番を控えている出場者たちの漫才の出来が未知数な状況下では、どうしても高すぎる点数をつけられないからだ。それ故に、長年にわたるM-1の歴史においても、トップバッターから最終決戦へと進…

しっかり甘い、けどほろ苦い『映画 21エモン 宇宙へいらっしゃい!』

映画21エモン 宇宙へいらっしゃい!/映画ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!? [DVD] 二見忠男 Amazon プライムビデオで『映画 21エモン 宇宙へいらっしゃい!』が見放題配信になっていたので、鑑賞する。1981年の夏に『ドラえもん ぼく、桃太郎のなん…

吟遊詩人・粗品が紡ぐ『サルバドルサーガ』

霜降り明星の粗品がファーストアルバムをリリース。タイトルは『星彩と大義のアリア』。ミュージシャンとしての粗品といえば、ボーカロイドに歌わせるボカロPとしてのイメージが強かったのだが、本作は自身の歌唱による完全オリジナルアルバムになるという。…

新春「ソン」「スン」ショー

ラジオ日本をキーステーションに全国放送中のラジオ番組『ザ・ビートルズ10』。 2004年の放送開始以来、ビートルズの公式発表曲と解散後に発表されたオリジナルソングの中からリスナーによる投票を行い、その集計データに基づくオリジナルのランキングを発表…