白昼夢の視聴覚室

犬も食わない

2024-01-01から1年間の記事一覧

マクドを求めて三千里(※嘘)

田舎在住のYouTuberが、自宅から徒歩で二時間かけて最寄りのマクドナルドに旅立つ……という動画を見る。道路沿いを歩いていくのではなく、敢えて足を踏み入れる必要のない山道に突入していることからも分かるように、明らかなネタ動画である。とはいえ、帰り…

小さな贅沢、かっぱえびせんの誘惑。

かっぱえびせんが好きだ。厳密にいうと、ファミリーマートで売られている「贅沢かっぱえびせん」が好きだ。プライベートブランド“ファミマル”の商品として売られている「贅沢かっぱえびせん」は、一本につき通常の1.6倍サイズを誇っている。数字の上では大し…

『第九回キュウ単独公演「Q」』より『趣味』と『価値』を鑑賞する。

タイタン所属の漫才師・キュウが、今年八月に開催した単独公演『Q』で披露した漫才を、YouTubeの公式チャンネルにおいて一部公開していたので、視聴する。十二日の大阪公演を鑑賞したにもかかわらず、酒と疲れによって終演後には内容を完全に忘れてしまって…

こだわりの宮崎辛麺。

明星 チャルメラ 宮崎辛麺 5食パック 480g 明星 Amazon チャルメラの宮崎辛麺が好きだ。辛味がそれほど強すぎず、とはいえ、きちんと「辛い」と感じさせてくれる塩梅の良さを気に入っている。先にスープの素を入れてから麺を煮込む段取りも良い。味がしっか…

記憶の中にだけ残されている景色。

たまに思い出す記憶がある。祖父の運転する車の後部座席に乗せられた幼い私と妹の記憶だ。何処にどういう理由で出かけたのかは分からない。季節も時刻も定かではない。ただ、車窓の外に見える景色が、香川県の中讃地区にある宇多津町の交差点だったことを覚…

2024年9月のリリース予定

25「ロッチ単独ライブ「アポロッチ19号」」 いつもお世話になっております。菅家です。 前回のリリース予定の記事において、失言して怒らせてしまった知人についての話をしましたが、氏がその記事を目にして「反省が感じられない」と激怒させてしまい、火に…

無題

毎日のように通い続けているスーパーマーケットの入り口に、消毒液の機械が置かれている。手を近づけると、人感センサーが反応して、手のひらに向かって消毒液が発射される仕組みになっている。新型コロナウイルスの流行を受けて、その予防対策として設置さ…

酔っ払いの才能と品格。

二十歳を過ぎて、お酒を飲むことが許されるようになってからも、しばらくは飲酒を控えていた。「自分は酒乱なのではないか」という妄想にとりつかれていたからだ。根拠は祖父である。今は亡き父方の祖父は大変な酒飲みだった。聞くところによると、晩年まで…

押し入れの中に身を潜めていた時代。

押し入れの好きな子どもだった。客人用の布団が詰め込まれた押し入れの中に、身をよじらせながら侵入し、その中で懐中電灯を照らして本を読んでいた。おそらくは『ちびまる子ちゃん』の影響である。空き部屋はないけれど自分だけの部屋を欲しがったまる子が…

初めてイワシの缶詰を食べた日の話。

子どものころ、魚の缶詰を毛嫌いしていた。食べたことはなかった。魚のような生臭い代物が、金属の容器に密封されているという状態から、ネガティブな妄想を膨らませてしまい、一方的に忌避していたのである。サバやイワシの缶詰を食べるようになったのは、…

『キングオブコント』決勝戦までに松本人志が復帰しなかった事態で想定される代理について考えてみる。

いつもお世話になっております。すが家です。 今年も日本一のコントを決定する賞レース『キングオブコント』が開催されています。五月に大会の開催決定を知らせる記者会見が行われ、六月より予選一回戦が開始。八月中に準々決勝戦が終了し、九月に準決勝戦が…

「キングオブコント」決勝進出者の傾向について考えてみる。

ここ数回の記事で『M-1グランプリ』のファイナリストについての傾向をまとめてみたので、それと同じことを『キングオブコント』でも同じことをやってみることにした。ただ、ネタのクオリティと同時に各コンビごとのドラマ性を重視するM-1に比べて、KOCは傾向…

「キングオブコント2024」準決勝進出者発表!

そろそろ今年も夏が終わりますね。 【前回大会のファイナリスト】蛙亭(昨年8位)ニッポンの社長(昨年3位)ファイヤーサンダー(昨年4位)や団(昨年5位)ラブレターズ(昨年6位)隣人(昨年9位) 前回王者のサルゴリラと前回10位のゼンモンキーは不参加。2…

大阪の隅っこで静かに広がる『Q』の空想(2024年8月11日~13日)

『M-1グランプリ2022』ファイナリスト・キュウが、東名阪で単独ライブを開催するというので、その大阪公演を観に行くことにした。おおよそ年に一度のペースで開催されているキュウの単独は、ただ独創的で我流を貫くネタが観られるだけではなく、公演全体がひ…

『M-1グランプリ』活動期間10年未満についての余談。

ここ数日、『M-1グランプリ』におけるラストイヤー組についてのデータをまとめていたのだが、こうなると逆に若手がどれほど決勝戦に上がっているのかが気になってきたので、そちらも調べてみることにした。先日の記事とは逆に、結成10年未満のコンビを対象と…

『M-1グランプリ』ラストイヤーに関する余談(追加調査)

先日の『M-1グランプリ』におけるラストイヤー組についてまとめた記事に対して、Twitter(現・X)にて「10年目~15年目では実力の比例の傾きが少なくなっている(経験値に差がつかなくなっている)からでは?」と指摘するコメントを頂戴した。正直なところ、…

『M-1グランプリ』ラストイヤーに関する余談。

『M-1グランプリ』の出場資格には“結成年数の制限”がある。旧M-1(01年~10年)では【結成から10年以内】、復活後のM-1(15年~)では【結成から15年以内】のユニットにのみ出場資格が与えられている。「いつまでも売れずにくすぶっている芸人が辞めるきっか…

「東京03 第26回単独公演「腹割って腹立った」」香川公演2日目(2024年7月27日)

今年も香川に東京03が来るというので、観に行く。 午前10時、自宅を車で出発。開演時刻は午後1時なので、まだまだ時間には十分な余裕があるが、念のために高速道を利用する。ここで会場を確認したところ、衝撃の事実が発覚。てっきり私は今年の単独公演の会…

『M-1グランプリ』返り咲きに関する余談。

『M-1グランプリ』の魅力のひとつに“返り咲き”というものがある。かつて決勝進出を果たすも敗れ去ってしまった漫才師が、しばらくの期間を経て、再び決勝の舞台へと舞い戻ってくる状態を表した言葉である。当時のパフォーマンスからどれほどの進化を遂げてい…

『M-1グランプリ』常連に関する余談。

復活後の『M-1グランプリ』において、ファイナリストに何度か選ばれている漫才師たちの決勝進出回数について、ふと気になることがあったので調べてみた。以下は、3回以上ファイナリストに選出されたユニットのラインナップである。なお、前期M-1(01年~10年…

収集バカの不安と憂鬱

「電子書籍は閲覧の権利を購入しているだけに過ぎない」という話題を目にするたびに、「そりゃ紙の書籍で購入できればベストなんだろうけれど、家に置き場がないんだよ」と憤ってしまう。いや、別にさ、そういう主張をしている人が怒りをぶつけられる筋合い…

「第45回ABCお笑いグランプリ」(2024年7月7日放送)所感。

日曜の昼間、特に何もすることがなかったので、ぼんやりとパソコンの画面を眺めていたら、ちょうど『第45回ABCお笑いグランプリ』の放送が始まったところだったので、せっかくだからとABEMAで視聴した。 まずはAブロックから。大阪吉本のぐろうは、相方から…

『爆笑オンエアバトル』第1回チャンピオン大会・幻のファイナリストについて

どうも、すが家しのぶです。 聞くところによると、今年で『爆笑オンエアバトル』『オンバト+』の終了から十年が経過したことになるらしいです。これだけの年月が流れてしまった後では、昨今のお笑いブームの礎を築き上げた番組としての『爆笑オンエアバトル…

結果的に人間ドックのチェックリストみたいになっているボヤキ。

近日中に人間ドックを受けなくてはならない。それ自体は別に良い。アラフォーともなると、身体の各部位で異常が自然発生するようになるので、これからも健やかな人生を送るためにも定期的に検査すべきである。だから、検査そのものには、何の問題もない。た…

漫才もコントも出来る人たち。

どうも、すが家しのぶです。 突然ですが、漫才もコントも得意なお笑いコンビって恰好良いですよね。お笑いコンビというと、漫才をメインに活動する【漫才師】とコントをメインに活動する【コント師】のどちらかに方針が分かれてしまいがちですが、そのどちら…

『M-1グランプリ』敗者復活戦に関する余談。

復活後の『M-1グランプリ』では、敗者復活戦の結果が下位のコンビほど決勝進出するパターンが多いような記憶があったので、ちょっと調べてみた。 ・2015年大会18位:囲碁将棋19位:アインシュタイン20位:ニッポンの社長 ・2016年大会16位:Aマッソ17位:ゆ…

その後のM-1チャンピオンと賞レースの話。

今年のM-1グランプリに昨年王者の令和ロマンが出場するらしい。 M-1歴代王者が優勝後に再び出場している前例がないわけではない。過去には、03年優勝のフットボールアワー、08年優勝のNON STYLE、09年優勝のパンクブーブー、以上の三組が優勝後に再びM-1の舞…

すが家しのぶ収集物目録(2007年)

1/17 KENTARO KOBAYASHI LIVE「POTSUNEN」&KENTARO KOBAYASHI LIVE「POTSUNEN2006「○ ~maru~」 1/17 千原兄弟コントライブ「15弱」 1/24 アンジャッシュ「ネタベスト」 1/24 間寛平・中川家「原宿寄席2006」 1/31 2006年下半期 漫才「爆笑問題のツーショ…

ラジオリスナーとしての分別について

例え話をする。 私は『あいみょんのオールナイトニッポンGOLD』のリスナーだが、シンガーソングライターとしてのあいみょんにはさほど興味が無い。彼女の書く楽曲の中には好きなものもあるにはあるが、その多くには興味が感じられない(あくまでも現時点にお…

2024年7月のリリース予定

03「NEW YORK LIVE 2021-2023 (DVD-BOX)(3枚組)」10「CHOCOLATE PLANET LIVE TOUR 2023 「PLANET TRAIN」」10「シソンヌライブ[douze]」 いつもお世話になっております。すが家です。 気が付けば一年も半年が経過したわけですが、皆さんはどのような半年間を…