白昼夢の視聴覚室

犬も食わない

収集バカの不安と憂鬱

電子書籍は閲覧の権利を購入しているだけに過ぎない」という話題を目にするたびに、「そりゃ紙の書籍で購入できればベストなんだろうけれど、家に置き場がないんだよ」と憤ってしまう。いや、別にさ、そういう主張をしている人が怒りをぶつけられる筋合いはないんだろうけれど、物理的に対応できない状態なのに、こちらの不安を煽るようなことだけいわれても、どうしようもないんだけれどなって気持ちが膨らんできて、うんざりしてしまう。あと、紙の書籍で購入したとしても、管理次第では数十年で劣化してしまうので、結局は購入者の管理次第なんじゃないかという気もする。少し前に、ほぼほぼ立ち入り禁止状態になっていた実家の押し入れを整理したときに、父親が若いころに購入したマンガ本が劣化した状態で大量に発掘されたのを見て、実感させられたんだよな。紙は湿気でぐにゃぐにゃになっているし、なんか茶色いシミがそこらに出来ちゃってるし、読めないことはないんだけれど、無理に読もうとすればストレスを感じること間違いなしって感じでさ。大量に本を所有している人たちは、そういうのきちんと管理できているのかなって思ってしまう。ことによると気にしていないのかもしれない。たまに、そういう人たちの本棚を撮影した写真とか見ると、もう棚にぐっちゃぐちゃに積まれているもんな。あれにしたって綺麗どころを撮っているのだろうから、見えないところなんか、そりゃもう大変なことになっているんじゃないかしらん。……とかなんとか言っている私だけれど、こっちはこっちでDVDのコレクションが相変わらず増え続けている状態で、やっぱり置き場に困っている現状があるんですけれどね。こちらはこちらで劣化して、いずれ見れなくなってしまうだろうソフトのことを思うと、心配で夜しか眠れませんよ。寝るな。2001年リリースの『爆笑オンエアバトル』のDVDとか、まだ観られるのかなあ。確認するの、ちょっとこわいなあ。