白昼夢の視聴覚室

犬も食わない

「東京03 第26回単独公演「腹割って腹立った」」香川公演2日目(2024年7月27日)

今年も香川に東京03が来るというので、観に行く。

午前10時、自宅を車で出発。開演時刻は午後1時なので、まだまだ時間には十分な余裕があるが、念のために高速道を利用する。ここで会場を確認したところ、衝撃の事実が発覚。てっきり私は今年の単独公演の会場も昨年と同様に香川県民ホールだろうと思い込んでいたのだが、今年の会場は高松駅前にあるサンポートホール高松の大ホールだったのである。県民ホールとサンポートホールはさほど距離の離れていない場所にあるとはいえ、うっかり無駄なタイムロスが発生してしまうところだった。危ない危ない。

午前11時ごろ、いつも利用している有料駐車場に到着。高松駅前の有料駐車場は値段が高いし、運動がてら歩くことにしたのである。商店街のアーケードを眺めるように歩き、40分ほどかけて駅前に移動。高松駅と商店街のアーケードは直結していないため、その合間の夏の日差しをもろに受ける区間が些か厳しかった。

正午、サンポートホール高松を有する高松シンボルタワーに到着。早速、会場の方へと移動すると、開場前にもかかわらず列に並んでいる観客の姿が。物販を狙っているのだろうか。私も同調して並ぼうと思ったのだが、昨年の失敗(公演中にトイレに立ってしまった)を思い出し、まずはトイレで用を足す。高松シンボルタワーは一見するとそれなりに新しい雰囲気を漂わせているのだが、トイレ周りは古臭くて見栄えがあまり宜しくなかった。便座を拭くための消毒液も用意していないとはどういうことだ。用を足したところで、行列に参加する。

午前12時15分ごろ、開場。開場時刻は午前12時半と聞いていたのだが、それはどうやらホール内に入ることが出来る時刻だったらしい。電子チケットを提示して、ロビーの中へ。物販コーナーの列が早くも出来上がっていたので、これに並ぶ。公演Tシャツ、パンフレット、クリアファイル、フェイスタオル、能登半島地震チャリティーミニタオル、巾着袋、サーモボトルなどが販売されていた。パンフレット、フェイスタオル、ミニタオルを購入。買い物を終えたところで、今度はロビーにあるトイレへ。こちらもボロい。ウォシュレットだなんだといわれている時代に、和式トイレと洋式トイレを半々設置というのは流石にもう時代錯誤ではあるまいか。二度目の排便を終えたところで、ホール内へと移動。席は1階12列。遠からず近からず、丁度良い位置である。前後の席のスペースにそこそこの余裕があるのも良い感じだ。

午後1時開演。午後3時終演。

これまでの東京03のコントといえば、人間同士のコミュニケーションの中で起こりがちなシチュエーションに見られるような違和感を引き延ばしてコントを生み出しているイメージがあったのだが、今回の公演では特定のクセがある性格を持った人物にスポットライトを当てることで、より人間のややこしい性質を掘り下げた内容になっていたような印象を受けた。ただ人間を笑いのネタにするのではなく、そこに理解を示しているからこそ、巻き起こってしまう人間ドラマのグルーヴ。とりわけ『間』のコントは笑った。コント的に味付けされているとはいえ、「こういう人っているよなあ」と思わせられる絶妙な加減。

終演後、隣接する建物内にフレッシュネスバーガーがあったので、そちらに立ち寄りガーデンサラダバーガーのセットを食べる。初めて食べたのだが、美味かった。

この他、駅周辺の建物を散策して回ったところで、駐車場に戻ることに。ところが、高松駅から商店街の方に移動する経験が希薄だったためか、うっかり道に迷ってしまう。結局、40分ばかり、あっちこっち歩き回ってしまった。途中、瓦町FRAGに立ち寄り、店内のジュンク堂書店で『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム 公式余韻本』『シソンヌじろうの自分探し』『おぱんちゅうさぎ』を購入。

午後5時半、駐車場に到着。あちこち寄り道しながら車で帰路につく。お疲れさまでした。