Nintendo Switchで『スーパーマリオRPG』のリメイク版をプレイしている。元のスーパーファミコン用ソフトが発売されたのは1996年のことなので、およそ28年ぶりのプレイである。多少、元のソフトから改変されている要素も見受けられるが(三人による合体技は正直なところ蛇足に感じている)、基本的には当時と変わらない感覚で楽しめている。驚いたのは、その当時のゲームの内容をがっつり覚えていることだ。マロのカエルコインを盗んだクロコのことも、ドゥカティとブッキータワーをつなぐイガ谷のことも、ちんぼつ船のパスワードのことも、しっかりと記憶に残っている。それほど元のソフトを真剣に楽しんでいたということなのだろう。それらのひとつひとつを攻略していくたびに、懐かしい気持ちに包み込まれる。以前、ライターのブルボン小林氏が、テレビゲームのステージを進めるごとに、砂漠や海や氷の世界へと変化することについて、“観光”と書いていたことを思い出す。だとすれば、いわばリメイク版のソフトをプレイするということは、かつて訪れた場所に再びやってきて、当時と変わらない景色に感動を覚えることと同義だといえるのかもしれない。今の私はモンスタウンにいる。これから、豆の木、マシュマロ王国、武器世界が待っている。楽しみで仕方がない。最後に余談だが、例のキノコ城の隠しカエルコイン、一発で取ることが出来たのにはちょっと感動した。難しいんだよなあ、あれ……。
