令和時代のお笑い公論

笑いの粗熱が冷めるまで

「キングオブコント2021」決勝進出者決定!

【三】うるとらブギーズ(昨年10位)
【初】蛙亭
【三】空気階段(昨年3位)
【初】ザ・マミィ
【初】ジェラードン
【初】そいつどいつ
【初】男性ブランコ
【二】ニッポンの社長(昨年同着5位)
【二】ニューヨーク(昨年2位)
【二】マヂカルラブリー

アルコ&ピース、おいでやすこが、霜降り明星、チョコンヌ(チョコレートプラネット×シソンヌ)などなど、個性豊かな面々が出場したことで話題になっていた今年のキングオブコントですが、フタを開けてみると、とても渋いメンバーになりましたね。良くも悪くも例年通りで手堅いラインナップといったところでしょうか。初登場が五組、ファイナリスト経験者が五組というバランスも良いですね。新しい時代のうねりのようなものを感じさせます。そんな中、鈍い光を放っているのは、昨年のM-1王者・マヂカルラブリーM-1とR-1を制覇した野田クリスタルは果たしてKOCの栄光もその手中に収めてしまうのでしょうか。……可能性がゼロじゃないってところがたまりませんね。

優勝候補はやはり昨年2位のニューヨークと昨年3位の空気階段でしょうか。昨年大会では、どちらもキングオブコントで勝ち上がるための方程式を明確につかんだかのように「評価されるためのコント」を作り込んでいましたが、今年はどのような戦い方を見せてくれるのでしょうか。ただ、どちらも既に手の内を明かしているという意味では、まだまだ底知れないニッポンの社長の方が可能性を秘めているといえるのかもしれませんね。記録よりも記憶に残るコントを見せていた彼ら。今年は記録を残したいところ。昨年大会は10位、一昨年の大会は2位と評価の上がり下がりが激しいうるとらブギーズは、今年こそその真価を見せつけなければ、一昨年の評価がまぐれ当たりだといわれそうな雰囲気。実力者としての手腕を如何無く見せてもらいたいですね。

初の決勝進出者はいずれも名だたる実力派ばかり。アヴァンギャルドなコントが多くのお笑いファンに衝撃を与えた蛙亭ハナコゾフィーかが屋に続く最後のコント村村民ザ・マミィ、シンプルでバカバカしいキャラクターコントは一度見たら忘れられないジェラードン、松本竹馬のキャラクターが妙に先行しているがコント職人としての腕に間違いはないそいつどいつ霜降り明星コロコロチキチキペッパーズ・ZAZYといった天才型芸人たちを同期に持つ静かなるコント職人・男性ブランコ。特に男性ブランコラーメンズに影響を受けているコンビらしいので、個人的にはとても期待しております。あまりネタを見たことがないので、そこだけで期待しております。今はもうラーメンズが好きっていうコンビを見るだけでちょっと目頭が熱くなってしまう状態なので……(察しろ)。

以上の十組による激戦、今から楽しみですねえ。