令和時代のお笑い公論

心が腐る、その前に。

「ENGEIグランドスラム 今こそ笑いで乗り切ろうSP」(2020年3月28日)

爆笑問題「漫才:新型コロナの様々な影響」
 サンドウィッチマン「漫才:結婚式のスピーチ」(15年5月OA)
 ブラックマヨネーズ「漫才:格闘技を習いたい」(15年5月OA)
 オリエンタルラジオ「武勇伝・PERFECT  HUMAN」(16年2月OA)
 渡辺直美レディー・ガガ」(16年5月OA)
 ロッチ「コント:変なノリ長いヤツ」(16年2月OA)
 チョコレートプラネット「コント:手紙」(18年4月OA)
 オードリー「漫才:実家の思い出」(17年9月OA)
 千鳥「漫才:医者」(16年9月OA)
 ロバート「コント:小学生版画クラブ」(16年2月OA)
ミルクボーイ「漫才:オカンの好きな動物」
 博多華丸・大吉「漫才:新しいじゃんけん」(16年5月OA)
 霜降り明星「漫才:アンパンマン」(19年3月OA)
 ゆりやんレトリィバァ「WHAT DO YOU MEAN?」(19年3月OA)
 EXIT「漫才:サザエさん」(19年3月OA)
 バカリズム「コント:女子と女子」(15年5月OA)
 東京03「コント:家族会議」(15年5月OA)
 中川家「漫才:護身術・地味に困ること」(17年2月OA)
 六代目 神田伯山「講談:宮本武蔵」(18年4月OA)
蛍原徹堀内健「ホトシュール」

司会進行はナインティナイン松岡茉優。過去に『ENGEIグランドスラム』で演じられたパフォーマンスの中から、スタジオに集められた芸人たちが推薦するネタが放送された傑作選回である。もしも今、同様の企画を行おうとしたら、各芸人たちのコメントは確実に別室で収録されていただろうことを思うと、当時の危機感の程度が伺える。スタジオ芸人の中では、爆笑問題、ミルクボーイ、そして『さんまのお笑い向上委員会』内で結成された蛍原徹堀内健によるユニットがネタを披露した。正直なところ、これだけの数の芸人をせっかく集めたのだから、もうちょっとスタジオでのネタ披露があっても良かったのではないかと思う。

過去の映像は基本的に視聴済のネタばかりだったので飛ばし飛ばしで視聴したが、オリエンタルラジオの『PERFECT HUMAN』と渡辺直美の『レディー・ガガ』はしっかりと観てしまった。後々に「そういうもの」として受け入れられてしまったオリエンタルラジオの『PERFECT HUMAN』に対し、「帰れー!」とツッコミを入れる岡村の対処の正しさを再認識。当時、炎上したらしいのだが、オリラジが演芸番組で音楽のパフォーマンスを意図的にブチ込んだことは明白で、だからこそ受け手としての岡村の態度は何も間違っていない。渡辺直美のパフォーマンスはどういう類いの笑いなのかしみじみと確認しながら観た。バカにしているというのも違うし、ブスを強調しているというのも違う。色々と考え、これはハリウッドザコシショウと同じ系統の笑いであるという結論に至った。察するに誇張なのだ。

次回の『ENGEIグランドスラム』は五月二十三日に放送予定。午後四時半から「マチネ」、午後九時から「リモート」、それぞれに分かれての放送になるらしい。……意味が分からない。「マチネ」は関東ローカル枠で、かが屋、ダイアン、プラス・マイナス、まんじゅう大帝国、宮下草薙四千頭身さらば青春の光すゑひろがりずが出演するという。……いよいよ意味が分からない。地方民もすゑひろがりず見たいよ!