NOT FOUND -見つかりませんでした-

また性懲りもなく瓶蓋ジャムを買い求める

旅行のついでに大喜利を(2025年6月13日~15日)

【6月13日(金)】

午後五時、退勤。国道の帰宅ラッシュに巻き込まれそうになりながら、自車を走らせヒーコラヘーコラ帰宅。垢がへばりついた下着を替え、汗で濡らした服を着替え、前日にまとめていた宿泊用の荷物の中身を改めて確認する。午後五時半、再び自車に乗り込んで、自宅を出発。ニッポン放送伊集院光のタネ』を聴きながら、最寄りのインターチェンジへ飛び込み、高速道路を突っ走る。

午後六時、善通寺インターバスターミナルに到着。有料の専用駐車場に車を停め、夕飯用に買い置きしていた惣菜パンを貪る。照り焼きチキンと玉子サラダを挟んだサンドウィッチ。味が濃い。濃いということは旨いということだ。食後、数日前に耳鼻科で処方された風邪薬を飲もうとして、うっかり四種類のうちの一錠を取りこぼす。しばらく座席シート周りをみっともないほどに探し回るも見つからず。午後六時十五分ごろ、待合室に移動。ベンチに座り、粛々と発着時刻を待っていると、ダンサーを思わせるヘソ出しルックな若い女性に遭遇する。性的なモノを覚えるよりも先に「腹を冷やさへんのやろか?」という感想を抱く。はっきり老いを感じる。

午後六時三十五分ごろ、予定のバスが到着したので、これに乗り込む。バスの中は満席だったが、不思議と車内は静寂に包まれていて、ほんのりと不気味な空気が漂っている。もっとも、夕刻のバスの中が、元気に盛り上がっている大人たちで敷き詰められているというのも、それはそれでまた奇妙なものだろう。指定の席に座ると脇にコンセントの差し口を発見。有り難い。午後六時四十分、バスがターミナルを出発する。移動中にポッドキャスト時代の『こたけ正義感の聞けば無罪』を聴く。街裏ぴんくゲスト回。最初は楽しく聴いていたのだが、いつの間にか眠ってしまい、内容はあまり覚えていない。

午後十時、梅田の阪急三番街に到着。降車して、すぐさま大阪に来たときの定宿として利用している、サウナ&スパ大東洋へと向かう。停留所から徒歩十分ほどで到着。何度も何度も利用しているおかげで、少しずつ道順を覚え始めている。もっとも、それでもGoogleMapを使わないと、まだまだ不安を感じる程度ではあるのだが。

カウンターでチェックインを済ませ、宿泊用の荷物をロッカーに預けて、ちゃんとした夕食を取るために再び外へ。ホテルから歩いて数分というところにある三田製麺所へと向かう。店の前に辿り着くと、午後十時を過ぎているというのに行列が。夜中でも多くの人々が稼働している様子から、強く都会を感じる。行列は出来ていたものの、さほど待つことなく入店。さっぱりしたものが食べたかったので、梅つけ麺の中盛(1,100円)を注文する。冷たい麺だろうと勝手に決めつけて注文してしまったのだが、実際に届いたものは熱いつけだれだったので、面食らってしまった(つけ麺だけに)。とはいえ、これが食べてみると、さっぱりとしていて実に美味しかった。


梅つけ麺の中盛(1,100円)

食後、しばらく夜の街を散策する。老若男女の人の波をすり抜けるように、ゆるやかに歩いていく。都会の喧騒には独特の心地良さがある気がする。ある程度、都会の空気を感じたところで、ホテルへと舞い戻る。大浴場で身体を洗い、カプセルの中でスマホを眺めていると、いつの間にかショート動画を延々と見続けるモードに突入してしまい、気が付くと午前三時を迎えてしまっていた。慌てて就寝。

 

【6月14日(土)】

午前九時起床。案の定、睡眠不足である。完全なる自業自得であるため、誰も責めることは出来ない。連泊であったとしても、ホテル内に滞在していいのは午前十時までなので(それ以降は追加料金が発生する)、急ピッチで出発の準備を済ませる。髭を剃り、最低限の荷物を抱え、午前九時半に表へ飛び出す。空腹を覚えたので近くの松屋で朝食。卵かけごはん(350円)。普段、松屋で朝食を取ることがないので、その値段の安さに些か驚いた。ご飯、卵、みそ汁、牛皿のセットで350円……安い。


卵かけごはん(350円)

食後、コメダ珈琲店へ移動。たっぷりアイスコーヒー(700円)を飲みながら、一息つく。ゆったりのんびりくつろいでいたのだが、いつの間にか窓の外では雨が降り始め、一転して絶望的な気分に。事前に折り畳み傘を用意していたとはいえ、旅先での雨は憂鬱だ。一時間ほど店に滞在し、雨が落ち着いてきたタイミングを見計らって、午前十一時半ごろに店を出る。そろそろ今回の度の目的地へと向かおうと思い立ち、阪急電鉄の大阪梅田駅から茨木市駅へと移動。電車には「特急」と表記されていたのだが、どうやら特急券は必要ないらしい。どういう理屈なのだろうか。

正午を少し過ぎたころ、茨木市駅に到着。雨の降る中、折り畳み傘を広げて、きたしんホールに向かって歩いていく。きたしんホールは複合施設「おにクル」の中にある多目的ホールである。今回の旅行は、そこで開催される【大喜利鴨川杯】への参加を目的としたものだ。

午前十時半から午後一時にかけて予選Aブロック、午後二時から午後四時半まで予選Bブロックが行われる。私が参加するのは予選Bブロックである。予選Aブロックが終わったタイミングで会場の中へ。参加費1,990円を支払い、そそくさと端っこの席で身を潜めようとしていたところで、以前からの知り合いで大喜利関係ではお世話になっているゴハ氏と遭遇。昼食を取るために近所のラーメン屋・希望軒へと出かけるところだったので、同行する。


塩梅ラーメン(980円)

ラーメンが届くまでの間、「大喜利に参加するときに意識していること」「『THE SECOND』の金属バットの間は優勝だった」「むしろ今の時代にこそ東の笑いと西の笑いの違いがはっきりし始めているような?」「バキ童チャンネルはスゴい」「関西の吉本一強に一石を投じたかもしれないにぼしいわしの優勝」「ミルクボーイの漫才は正統派じゃねえだろ!」「『THE SECOND』の囲碁将棋」などの話をする。お笑い絡みの話はやはり楽しい。食後、会場に戻り、端っこの席をキープする。

午後二時、予選Bブロックがスタート。結論からいうとスベった。ウケなかった。特に最後の方はどうにもこうにもならなかった。ただ、今回の大会での目標は「とにかく回答数を増やす」というところにあったので、それでいうとギリギリ及第点だったとは思う。とはいえ……もうちょっとどうにかならなかったのか、とも思う。

今回、出すことが出来た回答は、ほぼすべて下ネタだった。それ自体は構わない。問題は、それがただの下ネタではなく、初歩中の初歩のような下ネタだったことだ。ウケなくてもいい。スベッてもいい。その姿勢で臨んだはずなのに、初歩で留まっていては意味がない。これはもう完全に反省点である。もっといってしまうと、声のトーンも良くなかった。面白いことを言いたい人の声になってしまっていた。経験値の少なさによるも、などと言い訳がましいことは思わない。明らかに自信の無さの表れである。……と、そんなようなことを考えながら迎えた敗者復活戦で、思わぬ事態が発生してしまった。

今回の敗者復活戦は「面雀」。【(A)が無ければ(B)を食べればいいじゃない】のように、歯抜けになっている文章の(A)(B)に当てはまる言葉を考え、アトランダムに選ばれた二人一組の組み合わせによって文章を完成させて、最も面白かった二人が本選出場権を獲得する……というもの。自分の言葉が(A)(B)のどちらに使われるかは事前に明かされていないため、どちらに当てはめることになっても有効な言葉を考える必要性がある上に、相方となる人物が書いた言葉との融合性が重要なため、笑いのセンスと運が求められるシステムである。

敗者復活戦は四つのブロックに分かれて行われた。各ブロックの勝者が最終的に競い合い、勝ち上がるコンビを決定する。このブロック戦において、うっかりめちゃめちゃウケてしまったのである。分かっている。自分の才能によるものではない。先にも書いたように、このシステムは相方となる人物が書いた言葉との融合性が重要なのだ。たまたま、私の書いた言葉と、相方となった人物(「よんずい」さんという、東海方面で活動されている方らしい)の言葉が、上手く噛み合っただけに過ぎない。とはいえ、その瞬間の会場中から受け入れられたような感覚は、ちょっとたまらないものがあった。結果、この予選ブロックは勝ち上がることになったものの、準決勝で惜しくも敗退となってしまった。とはいえ、一瞬でも大会に貢献できるような活躍を見せられたことは、私にとって何事にも代えがたい幸福であった。

(追記:本文の流れで書けませんでしたが、お声がけしてくれたお粥さん、対戦後に「ブログ読んでました!」と言ってくださった家本とうふさん、わざわざ「『オキシジェンのラジオスープレックス』を聴かれてる方ですよね?」と挨拶しに来てくださった特効さん(内心「番組内で名前を読まれている人だ!」とコーフンしておりました)、人見知りの相手をしてくださいましてありがとうございました!)

午後七時半、大会が終了。笑いすぎて記憶が薄れているが、激戦であった。打ち上げの参加を募っていたが、体調が万全ではなかったために断念。そそくさと会場を後にする。行きと同様、茨木市駅から大阪梅田駅へと、阪急電車を利用して移動。午後八時過ぎ、大阪梅田駅に到着。阪急三番街にあるどうとんぼり神座へと向かい、夕飯としてラーメンを食べる。香ばしイベリコ豚の肉活ラーメン(1,280円)。神座のラーメンは癖が強く、食べる人を選ぶと聞いているが、私はそれなりに好きな方だ。そんなことより、ここでラーメンを食べるたびに、口の中をヤケドしてしまうのは私だけなのだろうか。


香ばしイベリコ豚の肉活ラーメン(1,280円)

食後、大東洋の近くにある鳥貴族で、一人しっぽりと打ち上げを敢行。何も考えずに飲み食いした結果、お会計が5,000円ほどになってしまう。……こんな金額になってしまうのならば、打ち上げに参加した方が良かったのではないか、と後で少し思ってしまったのは、ここだけの話だ。


もも貴族焼(スパイス)


むね明太マヨ焼


白姫えび串焼(期間限定)


串ナゲットグリーン(大倉忠義監修)

午後九時四十分ごろ、ホテルに戻る。ロッカー前で服を脱ぎ、館内着に着替えようとすると、大きめサイズ(5L)の上着が一枚も残っていない。カウンターに電話で連絡すると、新しいものを用意してもらえたのだが、これが5Lと記載されている3Lで、入らなくもないがミチミチ窮屈で苦しい。再びカウンターに電話を入れると、5Lサイズの館内着はすべて出払っているとのこと。どういう状況なのか。力士の大群が押し寄せてきたのか。釈然としないものを感じながらも、これ以上の追求を諦める。風呂に入り、ミチミチの状態のままカプセルで横になり、午前0時過ぎに就寝。

 

【6月15日(日)】

午前七時起床。暑い。昨晩のアルコールのせいもあってか、汗が止まらない。一度、カプセルから抜け出して、大浴場で軽く汗を流し、再びカプセルへ戻って横になる。やはり暑い。午前九時、ゆるりと起き出し、身支度を済ませる。髭を剃り、服を着替え(ミチミチとはおさらば!)、ロッカーの中でごちゃごちゃになっている荷物をまとめる。

午前九時四十分ごろ、チェックアウト。昨日と同様、近場のコメダ珈琲店に向かい、たっぷりアイスコーヒー(700円)とモーニングを注文。トーストにたまごペースト、バターの組み合わせ。朝食として処理するには量が少ないが、無料という一点だけで文句のつけようがない。


モーニングセット(無料)

一時間ほど滞在したところで、再出発。家族から万博とサンリオのコラボグッズの購入を頼まれていたので、事前に調べておいた取り扱い店のひとつであるMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店を訪れる。しかし売り切れ状態で、コラボグッズのコの字も見当たらない。どうも不穏だ。ひとまず服を詰め込んだカバンをロッカーに預けるため、帰りの高速バスの停留所があるOCATへ向かう。梅田駅からなんば駅まで御堂筋線で十数分。駅を出てからは、地下街をひたすらに歩く。歩く。歩く。

途中、ジュンク堂書店 難波店に立ち寄り、以前から欲していた増田薫『学生食堂ワンダフルワールド』を購入する。大きい版だと思い込んでいたのだが、実際に手に取ってみると、前作『いつか中華屋でチャーハンを』と同じサイズだったので、少し驚いた。隣同士で並べたい衝動に駆られる。フルカラーなのも嬉しい。ちなみに、ここもコラボグッズの取扱店だったので、販売があるかどうか確認してみたのだが、売り切れ状態だった。これはいよいよ厳しいような。

正午、OCATのコインロッカーに荷物を預ける。身軽になったところで、再び難波の街中へ。最後の望みを胸に、サンリオのグッズを専門に取り扱っているSanrio Gift Gate なんば戎橋店へと向かうも、ここも売り切れ。おそるべき人気である。流石に購入を諦めて、しばらくアメリカ村のあたりをフラフラと歩いて回る。外国人が多い。タトゥーを入れている人も多い。なにやら海外にやってきたような気分になる。ここではこの感じがきっと当たり前なのだろう。午後三時ごろ、お腹が空いてきたので、今度は難波の三田製麵所で昼食を取る。冷やし鯛塩つけ麺の玉子チャーシュー付(1240円)。今日のように蒸し暑い日には、冷たい麺と塩のミネラルが有り難い。

冷やし鯛塩つけ麺玉チャ(1240円)

食後、店の近くにあるビックカメラへと向かい、酒コーナーで一時間ほど購入するウイスキーについて考える。せっかく大阪に来たのだから、地元の量販店ではあまり見かけることのない酒を手に入れたい。悩みに悩んだ末に、以前に飲んだことがあるグレンスコシアのキャンベルタウンハーバーの味の印象を考慮して、ダブルカスクの方を購入する。味については、この文章を書いている時点では、まだ確認していない。口に合えば良いのだが。

いつの間にか時刻は午後四時を回っていたので(悩みすぎだ)、OCATへと撤退。家族や会社の同僚へのお土産を買い求め、ついでに建物内にあるやまやでウイスキーを追加で購入する。数週間後に人間ドックを控えている人間の行動とは思えない。午後五時五十分ごろ、高速バスでターミナルを出発。車内ではデータをダウンロードしていた『オモコロウォッチ!』を聴いていたが、疲労がたまっていたのか即座に眠ってしまい、内容はやはり覚えていない。午後九時半ごろ、善通寺インターバスターミナルに到着。午後十時ごろ帰宅。

お疲れさまでした。では、また。