白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

すが家しのぶ収集物目録(2003年)

1/8 バナナマン「private stock」
2/1 シティボーイズミックスPRESENTS「パパ・センプリチータ
3/19 爆笑オンエアバトル アメリカザリガニ
3/19 爆笑オンエアバトル ホーム・チーム
3/26 「HITOSHI MATSUMOTO VISUALBUM“完成”」
3/26 バナナマン「ペポカボチャ」
4/16 「さまぁ~ず / バカルディライブ DVDボックス」
4/23 爆笑オンエアバトル テツandトモ
5/21 バナナマンラーメンズおぎやはぎ「ライヴ!!君の席-SPECIAL SIX SEATS-」
5/28 品川庄司「MANZAIドライブ2」
5/28 千原浩史「囚」
6/18 いつもここから「BEST SOLO LIVE」
6/25 ハリガネロック in 渋公爆発ロック」
7/16 東京腸捻転 ~10th anniversary SPECIAL!!~」
7/23 シティボーイズ DVD-BOX 1
7/23 シティボーイズ DVD-BOX 2
7/30 中川家 芸能生活10周年記念イベント「兄弟喧嘩」
7/30 2丁拳銃百式
8/20 爆笑オンエアバトルLight ダンディ坂野
8/27 おぎやはぎ×バナナマン in“epoch short film square”~錆鉄ニュータウン~」
8/27 2丁拳銃「銃歌 ~チャカ~」
9/18 爆笑オンエアバトル ドランクドラゴン
10/16 爆笑オンエアバトル おぎやはぎ
10/16 ホーム・チームLIVE「2~START~」
10/29 インパルス「おちゃらけソーセージ」
12/17 bananaman live Sugar Spot with Summer Holiday “バナナマンの夏休み”
12/17 シティボーイズミックスPRESENTS「NOTA ~恙無き限界ワルツ~」
12/26 アンジャッシュコントライブ「THIRD EYE ~開~」
12/26 「バカバク×ブートレグ Vol.1」

どうも、すが家しのぶです。

2003年にもなりますと、ちょっとラインナップが賑やかになってきましたね。『M-1グランプリ』の認知度も高まる中で、テツandトモダンディ坂野がブレイクし、若手芸人に注目が集まり始めた年といえるでしょう。ゼロ年代を代表するネタ番組エンタの神様』や、『ゴッドタン』の前身番組『大人のコンソメ』がレギュラー放送を開始したのも、この年です。「フェーズが変わった」っていうヤツだな。

しかし、2003年といえば、なんといってもバナナマンの最高傑作『ペポカボチャ』がリリースされた年! 2002年に行われたライブの模様を収録した作品なのですが、とにもかくにも傑作揃い。大小の差はあれど、どのコントもネタの精度が高く、魅力的な脚本と優れた演技力を兼ね備えた、バナナマンでなければ成立できないライブとなっております。『secretive person』は日本コント史に残る大名作!

そんなバナナマンにとって、ほぼほぼ事務所の先輩にあたるさまぁ~ずのDVDボックスがリリースされたのもこの年(さまぁ~ずはホリプロ所属、バナナマンホリプロコム所属)。バカルディ時代の公演『サラダで白飯くえねーよ!』(97年)・『なまたまごかけ御飯』(98年)・『少年と犬と公園と私』(99年)、さまぁ~ずに改名して以降の公演『冬なのにさまぁ~ずライブ』(00年)・『さまぁ~ずライブ2』(01年)・『さまあ~ずライブ3』(02年)を一挙にDVD化してまとめています。2003年のさまぁ~ずは、ネタ本『さまぁ~ずの悲しいダジャレ』が大ヒット。三村ツッコミのイメージから更に一歩踏み込んだブレイクを果たした年でありました。

そんな二組にとって、東京コント界の大先輩にあたるシティボーイズの過去公演を収録したDVDボックスが発売されたのも、2003年。第一巻には『鍵のないトイレ』(92年)・『愚者の代弁者、西へ』(93年)・『ゴム脳市場』(94年)、第二巻には『愚者の代弁者、うっかり東へ』(95年)・『丈夫な足場』(96年)・『NOT FOUND』(97年)をそれぞれ収録。いずれの公演も三木聡が演出を担当しており、とんでもなくレベルの高いコントを繰り広げています。三人のカウボーイと二人の阿波踊りが荒野を彷徨う『カウボーイ迷う』が大好きだったなあ。

爆笑オンエアバトル」公式ビデオの第二シリーズ・第三シリーズがリリースされたのもこの年。二年ぶりのリリースでしたが、一年で六枚も発売されているところに、当時のお笑いへの世間からの注目ぶりを感じずにはいられません。個人的には、アメリカザリガニホーム・チームの当時のパフォーマンスがパッケージされているのが嬉しいところ。ホーム・チームの『交通事故』が今でも観られる有り難さ。

あと、忘れてはならないのが、吉本芸人のDVDをリリースするレーベル“YOSHIMOTO WORKS”が発進した年だというところ。『品川庄司「MANZAIドライブ2」』『千原浩史「囚」』を皮切りに、ハリガネロック中川家2丁拳銃、インパルスなどのDVDがリリースされました。20年前ということもあって、なにやら渋いメンバーに見えるかもしれませんが、このあたりは当時は中堅どころでしたからね。この他、私が購入していないところでは、ココリコ、フットボールアワー、ライセンス、ロバートのDVDもリリースされていました。M-1の公式ビデオが発売されたのもこの年です。……購入枚数はそれほどでもないのに、書くことが多いな!

2004年に続きます。