白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

すが家しのぶ収集物目録(2005年9月~12月)

9/21 笑殺者 「時代劇コント ~カンカラ劇場~」
9/21 東京ダイナマイト「DYNAMANIA」
9/21 「まめ vol.1 ~若手コンプリート・カタログ~」
9/21 「まめ vol.2 ~若手コンプリート・カタログ~」
9/28 Piper「発熱!猿人ショー」
10/5 「超スピードワゴン
10/19 ダブルブッキング単独ベストセレクション「ダブルブッキングびより ~虫籠~」
10/19 号泣「声に出してボケたい日本語」
10/26 笑殺者 ユリオカ超特Q「らっしゃい!ベイベー」
10/26 笑殺者 「南の風(風力3) ~よのもと~」
10/26 「緊急特別DVD 追悼ケンドーコバヤシさん」
10/28 「爆笑解禁 ケイダッシュライブ Volume.1」
11/2 bananaman live good Hi
11/2 男子はだまってなさいよ!「バカワールドカップ
11/2 シティボーイズミックスPRESENTS「メンタル三兄弟の恋」
11/12 猫ひろしがやってくる ニャー!ニャー!ニャー!」
11/23 笑殺者 「この先 U字工事
11/23 笑殺者 ハマカーン「対象年齢5歳以上」
12/7 「全日本コール選手権 with みうらじゅん
12/7 「Live!チクる 笑いのEXPO 2005」
12/7 エレキコミック「デタラメオンザビーチ」
12/7 「WEL爆笑JAPANツアー2005」
12/14 パペットマペット単独ライブ~演戯~」
12/21 マイナスターズライブ ~その日雨だけどね~」
12/21 少年頭脳カトリ
12/21 ほっしゃん。単独ネタライブ2005「緑亀~ミドリガメ~」
12/22 「さまぁ~ずライブ5」
12/22 バナナマンのシャブリなコメディ」

どうも、すが家しのぶです。

この時期は、ちょっと芸人じゃない人たちのコント作品が多いですね。後藤ひろひと川下大洋によるユニット“Piper”の『発熱!猿人ショー』は、関西のローカル番組『百万馬力』内の人気コーナーを収録したショートコント集。ナンセンスな笑いが次々に繰り広げられていて、たまりません。細川徹演出によるコントユニット“男子はだまってなさいよ!”の『バカワールドカップ』は、ゲストにバナナマンを招いた公演を収録したもの。ブリーフ姿で踊り狂う人々の姿に、これまた笑いが止まりません。こういった作品を観ていると、芸人と演劇の垣根って、そんなに大したものではないような気がします。ていうか、そうなるとシティボーイズの舞台とか、どういう扱いになるんでしょうね。演劇出身のシティボーイズの面々、非芸人のゲスト出演者、でも明らかに現在のコントシーンに多大なる影響を及ぼしている比類なきパフォーマンス……。

この他、注目どころは、ネガティブな着眼点から生じる笑いが火を噴くダブルブッキングのベスト盤、日本語に固執した漫才で独自のスタイルを確立していた号泣のベスト盤、当時は関西ローカルでのみ知られる存在だったケンドーコバヤシのカルト的人気を物語る特番のソフト版、サブカル的人気を誇っていた猫ひろしのオリジナルビデオ、さまぁ~ずのコントライブ内で結成されたバンド・マイナスターズによるライブ盤あたり。あと、バナナマン桑原茂一スネークマンショー)がタッグを組んだ映像作品集なんかもあります。これがまたけっこうにグロテスクなんですよね。バナナマンのブレイク前夜だからこそリリースできた作品だと思います。

この時期にリリースされた作品の中では、シティボーイズの『メンタル三兄弟の恋』が特に気に入っています。のろま会を客演に迎えたライブなのですが、全体的にゆるーい空気感に包まれていて、じわりじわりと面白さが身体に染みわたっていくような感覚を覚えます。当時はこれを観ながら寝たりしてました。当時のシティボーイズのDVDは、最後まで再生し続けると冒頭から繰り返し再生される仕様になっていたので、延々と流し続けていましたね。ビレバンかよ。でも、夢と現実の狭間のような世界観が、睡眠に適していたんですよねえ。