白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

高知へ初めてのグランピングに行ってきた!(2022年4月23日~24日)

先週末、妻と高知に一泊二日の旅行へ行ってきました。今回はその記録です。

まず訪れたのは、高知県黒潮町にある道の駅「ビオスおおがた」。中にある食堂「ひなたや食堂」で、カツオたたきバーガーとしらすかきあげ丼を食べました。

すっかり忘れていたのですが、四年前に友人と『山里亮太の140』を観に行ったときにも、まったく同じ料理を食べていました。当時のしらすかきあげ丼にはうどんがセットで付いていたようですが、今回はなし。代わりに味噌汁がついていました。真っ白でやたら美味しかったのですが、何の味噌を使っていたのやら。カツオたたきバーガーは当時も今も変わらない美味しさ。

食後は、これまた前回の旅行と同様、「海洋堂ホビー館 四万十」へ。カーナビの案内に従って車を走らせたところ、二つほど山を越える道を走らされる羽目になってしまい、疲労困憊となりました(ちゃんと道筋をチェックしてから設定しないから、こういうことになるのだ)。で、到着して驚いたんですが、

ホビー館がリニューアルオープンしていました。かつてのゴチャゴチャとしたアミューズメントパークのような雰囲気は失われ、ちゃんとした施設であるかのように整理整頓されていて、以前を知っている身としては、ちょっと寂しい気持ちに。物販コーナーもかなり整理されていて、古い売れ残りフィギュアが一掃されてしまったのも、なんだかちょっと違うんじゃないかな……という気持ちにさせられました。

ただ、建物の入り口では、当時と同じようにケンシロウがお出迎え。

小学校の体育館を改装した建物ということで、当時の校歌がそのまま残されています。校歌、授乳室、エヴァ初号機が一つになったカオス。

現在は企画展として「海洋堂ウルトラマンフィギュア展」を実施中。ウルトラマン越しのバルタン星人の写真などが撮れます。背景がもっとしっかりしていたら、もっとカッチョイイ写真になっていたのではないかと思うのですが、こればっかりは仕方ありませんね。

逆の視点。バルタン星人の後頭部の滑らかなラインがたまりませんね。

一通り、見て回ったところで、「スカイヒルグランピング ~四万十の星空~」へと向かいます。……改めて、とんでもない名前ですね。非日常的な素晴らしい空間を体験できることを全力でアピールしている感が半端じゃありません。もっとも当日は悪天候だったため、星空なんか見ている余裕はなかったのですが。

「スカイヒルグランピング」には「ドーム」「テント」「トレーラーハウス」の三種類の宿泊施設があるのですが、私たちは今回、「トレーラーハウス」を予約しました。「トレーラーハウス」にはエアコンがついていて、これまでグランピングの経験がない我々でも快適に過ごすことが出来るだろうと想定したからです。結果、天気の悪さも相俟ってか、気温は高くも低くもならず、エアコンの必要はなかったのですが。

まずはスカイヒルゴルフクラブのクラブハウスでチェックインを済ませます。クラブハウス内には大浴場があり、グランピング利用者がこれを利用することも可能です。ただ、施設のある場所からクラブハウスまでは車で移動しないといけないので、飲酒の前にお風呂を済ませる必要性があります。もっとも、宿泊施設の敷地内には、トイレとシャワーが配備されたサニタリー棟もあるのですが。

少し難儀なのは、プライベートの守られなさ。「トレーラーハウス」は敷地内に二台ほど直列するように設置されているのですが、その間には仕切りがなく、それぞれがトレーラーハウスの真横にあるテーブルで食事をしている姿が丸見えになってしまうのです。別に素っ裸で食事をするつもりはありませんでしたが、バーベキューや酒を楽しんでいる姿を見られてしまうのは、ちょっとだけ気になるところでした。

夕飯にはバーベキューのセットを予約しました。ロース、ポーク、チキンに加え、地元の野菜とおにぎりというラインナップ。どれぐらい道具を揃えてもらえるものなのか分からず、自分たちでも紙皿や割り箸などを用意していたのですが、BBQグリル、焼肉のタレ、キッチンペーパー、トングなど、大抵の道具は用意されていました。本当に手ぶらで訪れても楽しめるように出来ているのだな、と感心しましたね。驚いたのは国産和牛ロースが異常に美味かったこと。過去に焼き肉店などで食べた牛肉の記憶をスパーッと更新してくれやがりました。

午後五時にチェックイン、午後六時から夕飯、午後十時過ぎまで酒を飲み、午後十一時ごろに就寝となりました。寝心地はそれなり。ちなみに、敷地内ではWi-Fiが繋げられるようでしたが、当てにしない方が良いです(まったく繋がりませんでした)。

翌朝、午前八時起床。激しい雨が降っていたため、あんまり寝付けませんでした。午前九時にチェックアウト。ここで大浴場を利用しようと考えていたのですが、大浴場の利用時間前だったために断念(午前十時から)。かといって、サニタリー棟でシャワーを浴びるのも、ちょっと面倒臭い。というわけで、このまま風呂に入らずに、ササッと用事を済ませることになりました。こんなことなら、昨夜のうちにシャワーを浴びておけば良かったわい。

ここからはサクッとお送り。高速道の無料区間を利用して「道の駅 かわうその里 すさき」に立ち寄り、お土産を購入。ビン詰めをちょこちょこと。ここからまっすぐ西へと向かい、「ひろめ市場」へ。夕飯用の寿司やら刺身やらを買い漁りました。そこから北西へと移動し、「道の駅 南国風良里」で地ビールを大量購入。そのまま北へ向かい、香川の自宅へと戻ったのでありました。

今回、しみじみと思ったのは、やっぱりテントの中に入らないとグランピングの感じが出ないのではないか?ということですね。トレーラーハウスの中はそこそこ快適ではありましたが、中に入ってしまうと、ただただ狭い部屋といった感じで、非日常の雰囲気はあんまり感じられなかったんですよね。だから、次は秋ごろにでも、テントに泊まりたいなと思いました。次だ!次!