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さあ、水道の蛇口を開け。

優柔不断スパイラル

たまに動画をチェックしているお料理系YouTuberが使っている炉ばた焼器が気になる。買うべきか、買わぬべきか。値段を調べてみると、それほど高価なものではないらしい。買うべきか、買わぬべきか。近所の家電量販店で売られていることも確認した。買うべきか、買わぬべきか。販売サイトでの評判もそれほど悪くないらしい。買うべきか、買わぬべきか。……と、このように購入を何度も何度も何度も何度も検討しているうちに、いつの間にか半年が経過してしまった。そして今……でも迷っている。買うべきか、買わぬべきか。

どうしてこれほどまでに購入を迷っているのかというと、今の日常において強い必要性を感じていないからだ。ただ、それが我が家にやってくることによって、日々の暮らしに潤いが生じる可能性を感じている。だから、迷う。しつこく迷う。

炉ばた焼器が家にある生活を受け入れられるのかどうか、という問題もある。新しい調理器具を自宅に招き入れるということは、それを使用するという選択肢を脳に叩き込むということだ。どんなに便利な調理器具であっても、思考の中に入らなければ意味がない。その選択を誤りたくはない。先日、迷いに迷った末に購入へと踏み切ったにもかかわらず、数ヶ月にわたって台所の棚に放置されているブルーノの素敵なホットプレートの二の舞を演じてはならない。だから迷う。過剰なほどに迷う。

また、それと同系統の製品で、より利便性が高そうなロースターが存在することも、大きな障害として立ち塞がっている。便利な方が良いのは間違いない。だが、炉ばた焼器で肉や魚を焼くという見た目の良さに、どうにもこうにも惹かれてしまう。果たして、果たして、どちらが……。

そんなこんなで苦悩はまだまだ止まらない。ひょっとしたら、もう半年ほど迷い続けるかもしれない。果たして、気持ちに折り合いがつく日は来るのだろうか……。