春とヒコーキ・ぐんぴぃ(バキバキ童貞)のYouTubeチャンネルに出演したことがある芸人たちによるライブイベント。前半は出演芸人たちのネタ、後半はトークと企画で構成されている。ぐんぴぃ曰く「YouTubeチャンネルに出演している芸人たちを通じて、お笑い本体に興味を持っている視聴者が増えている。そんな人たちが足を運びやすい新規参入の入り口として、今回のイベントを開催することになった」(要約)とのこと。詳しい話は次の記事をどうぞ。
以下、香盤と感想なので、未見の方は注意。
続きを読む超サクッと。
【ファーストラウンド】
・カベポスター
丁寧に作り込まれていて普通に面白いけれど、意外性が足りない。
面白いなあ。マニアックなボケがガンガン刺さるのは、属しているジャンルとか世代の関係も大きく影響しているのだろうな。
・オズワルド(敗者復活)
昨年の畠中の狂気的な振る舞いを思うと、マトモすぎる気がする。
ほぼほぼ大喜利回答で構成されているのにめっちゃ面白いし満足感も得られるのヤバいな。
・さや香
異なる考え方の二人がぶつかり合うスタイルはブラマヨを彷彿とさせるけれど、石井さんのヤバい感じは、むしろ往年のオズワルドっぽい。
こんなパリッとしたスーツで、昨年のランジャタイみたいなことをやるなんて思わないじゃない。
・ダイヤモンド
言葉遊びがじわじわ繰り広げられる感じが脳に嬉しかったけれど、客のハマらなさぶりの方が気になっちゃった。
・ヨネダ2000
なんだこれは!(タローマン)
・キュウ
いつだったかのキングオブコントで見たジグザグジギーを思い出したのは、きっと初見の人向けのネタじゃなかったからだろう。
愚痴がスウィングしているときの井口は良い井口。
【最終決戦】
これは行ったかもしれない。
昨年のネタと同じシステムで、ちゃんと面白いんだけれど、一本目ほどではなかったような気もする。好きだけど。
・さや香
一本目のスタイルに少しひねりを加えてきたところに本気度を感じるな。これも行ったかもしれない。
【結果発表】
ウソだろ!?マジか!うわーっ、明日のめざましテレビで絶対にスベるぞ!
今はこんな感じです。ちゃんとした感想は『読む余熱』の方で……。
『オンバト+』最後の通常回でトップ通過を果たしたコンビが優勝したので、気持ちが舞い上がっています。今年は勢いづいていると噂には聞いていましたが、よもや優勝にこぎつけるとは。前回の決勝進出のときに、ネタの内容はいつもと同じぐらいに面白かったのに、テンポというかリズムというか、とにかく何かがズレていて、本来の面白さを存分に出し切れなかった日から、これはもう無理だろう、また戻ってきても難しいだろうと勝手に思い込んでいたので、この結果は本当に嬉しいです。ただ、低い地点からコンプレックスの塊が感情をブチ撒けるスタイルの漫才が、優勝という冠を授かったことによって、変化せざるを得ない状況になってしまうのではないかと心配になるところもあります。もっとも、どんなに社会がアップデートだコンプライアンスだと訴えかけていても、人の心の奥底にある愚痴と不満は打ち消すことが出来ないので、そのネタの種が尽きることはないような気もします。売れたら売れたで、そこで生まれる感情もあるに違いありません。そして、それに対して、ある種の共感と爆笑を生み出すことが出来るのが、このコンビだとも思います。そうすることしか出来ない性だとも思っていますし、こちらは。これから一年間、大変だとは思いますが、身体を壊さないぐらいに活躍されることを期待しております。なお、ここまで書いた文章の内容につきましては、こちらは一切の責任は持つつもりはありません。冷静じゃないんだこっちは。察しろ。ともあれ、おめでとう!
決勝戦まで残り一週間というタイミングですが、今年も準々決勝戦で敗退してしまったユニットの中から、個人的に面白かった人たちを紹介します。過去に紹介してきた人たちは以下の通り。
こうして記録に残しておくと、「俺はもっと前から目を付けてたもんね!」と威張れるから便利ですね。そんな目的でやっているわけではないですが。
今年は六組ほど紹介したいと思います。では、どうぞ。
・三遊間
吉本興業所属。稲継諒とさくらいによって2019年に結成。いわゆる「あるあるネタ」を作りにあたり、重要視すべきは「範囲」と「角度」の二点である。「範囲」とは、あるあるネタで取り上げるテーマの範囲、「角度」とは、テーマの中から見出すあるあるネタの視点の角度を意味している。例えば、いつもここからの『悲しいとき』を見てみると、テーマの範囲を「悲しい気分になってしまうシチュエーション」に限定し、その上で「彼女が映画館で寝てたとき」「ベルトの位置がすごく高いおじさんを見たとき」「頭が悪いのにノートだけはしっかりとっている人を見たとき」などのように様々な角度から「悲しいとき」を切り取っていることが分かる。つまり、この二点さえ押さえておけば、あるあるネタは幾らでも生み出すことが出来る……わけではない。「範囲」にせよ、「角度」にせよ、何のどういった部分に着目したら笑いに転換されるのかを選択するセンスが重要だからだ。で、三遊間である。今回の三遊間の漫才は、刑事の張り込みシーンをテーマにした漫才コント……と思わせておいて、その実、真に描かれているのは「車内のあるあるネタ」である。この「範囲」だけでもうちょっと面白いのだが、その「角度」がまたたまらない。ドライブの経験がある人間であれば共感できるだろうが、敢えて意識することはそれほどないようなあるあるが、見事に笑いへ昇華されている。あるあるを発進させる、さくらいの声質も丁度良い。昨年の準々決勝戦で敗退したときにも注目していたコンビだが、その時よりも更に気になるコンビになってしまった。売れてほしい。「マクドのポテトの一番長いヤツ消えるときあんねん!」
・エバース
吉本興業所属。町田和樹と佐々木隆史によって2015年に結成。古典落語に『二階ぞめき』という演目がある。吉原の雰囲気が好きで入り浸っている若旦那のために、店の二階に吉原の街並みにそっくりな空間を作り上げてしまう噺である。こういうネタの面白さは落語でなければ表現できないだろう。現代の技術であれば映像化することは可能なのかもしれないが、それが落語の面白さ以上のモノになるとは到底思えない。こういうネタは、語り手の話術によって観客の想像力を誘導し、その世界を頭の中に描かせているからこそ面白いのである。この観客の想像力に委ねる手法は、漫才においても多く用いられている。今回のエバースの漫才もまさにそういったネタである。中学のときに転校していった女の子と「十五年後の今日、お互いに恋人がいなかったら、桜の木の下でもう一度会いましょう」と約束を交わした話で幕を開けるも、約束した日は2月28日でうるう年だし、桜の木があった場所は工事されて大型ショッピングモールが建っている。いつ、どこで、どうすれば彼女に会えるのか。ショッピングモールにおいて「桜の木の下」に当たる場所は何処なのかを二人が推察している様子を見ながら、モール内をうろうろ動き回っている二人の姿を想像してしまう。それがたまらなく面白い。個人的には、銀シャリの『騒音』のネタを思い出した。ドラマチックなシチュエーションに対して妙にロジカルなやり取りが展開するギャップも素晴らしい。こういう漫才を見つけると嬉しい気持ちになる。「好きな男を待っているときの女ぐらい、顔見たら分かるわぁ!!!」
吉本興業所属。辻井亮平とナポリによって2008年に結成。はっきり言って、ネタそのものに関していえば、さほど珍しいものではない。『デート』をテーマにした漫才なんて、過去に数えきれないほどのネタが産み落とされている。かといって、ボケに魅力を感じているわけでもない。これといってセンスを感じさせるほどではない、トンチキなボケのオンパレードだ。それでも、彼らの漫才が好きで好きでしょうがなくなってしまったのは、辻井がナポリを引き留める際に発する「ナポリくん!」というツッコミがたまらなく面白いからである。声質も、口調も、「ナポリ」という名前の面白味に至るまで、全てが完璧なツッコミなのだ。こんなもん笑わずにいられるか、と言いたくなる。「何の意味もない改名」と囁かれていたナポリの名前が、ここにきて、漫才のネタに重要なアクセントを加えてくれることになるなんて、まったく予想していなかった。来年、是非とも決勝で見たい漫才だ。「見損なったで、ナポリくん!!!」
・マリオネットブラザーズ
浅井企画所属。肉汁と井上大生によって2013年に結成。霜降り明星・マヂカルラブリー・錦鯉の優勝がもたらした功績の一つに、「ボケとツッコミが掛け合いを繰り広げなくても漫才として評価される」点がある。彼らの優勝は、これまで漠然と蔓延していた「掛け合いを繰り広げてこそ漫才」という風潮を破壊し、漫才の表現の幅は大きく広がった。この影響からか、今回の予選でも「ボケとツッコミが掛け合いに発展しない漫才」が多く演じられていた。例えば、銭湯での異常行動を表現した入間国際宣言、渋谷の風景を漫才世界に落とし込んだ10億円などは、その類いといえるだろう。それらの中でも、とりわけ笑わせてもらったのが、マリオネットブラザーズの漫才である。野球の気になった試合をスローで見返すことがあるという肉汁(なんだこの名前)が、その様子を無言で再現、それに井上がツッコミを入れるスタイルのネタなのだが、肉汁の動きがとにかく素晴らしい。スロー、コマ送り、三方向のカメラの表現があまりにも見事。徹底的に無言を貫いているのも、濃い顔を強調するのに適切だ。今後、漫才の表現を更に広げていくのは、こういった漫才なのかもしれない。「(ファースト、ライト、ビールの売り子への流れ)」
・素敵じゃないか
吉本興業所属。吉野晋右と柏木成彦によって2014年に結成。ツッコミ役の話をしている間、ボケ役がまったく別のことをしていて、まるで話を聞こうとしていない……というボケは、漫才におけるパターンの一つとして多くの芸人に使われているものだが、素敵じゃないかはそれだけで一本ネタを作り上げている。恋人のことについて相談している吉野を無視して、柏木が延々とまったく話とは無関係な行動をし続ける。その無関係な行動がおざなりに処理されずに、丁寧に片付けられるところに面白味がある。例えば、柏木が松井秀喜のモノマネをしていたら、吉野がバットとキャップを取り上げて、舞台の端へ片付けに行く。柏木が学校机を彫刻刀で削っていたら、吉野が学校机の上に椅子を逆さにして乗せた状態で、両手で担ぐように舞台の端へ片付けに行く。柏木のフリの情報量に対して、吉野の片付けによる情報量が上回る、このクイズのような構成が脳に心地良い刺激を与えてくれる。いつまでも見ていたい気持ちにさせられる漫才である。「デカい女とキスすんな!」
・トム・ブラウン
ケイダッシュステージ所属。布川ひろきとみちおによって2009年に結成。M-1ファイナリストに選ばれた経験がある芸人にとって、リベンジを果たすことがどれほど難しいかは想像に難くない。既に自らの芸風を世間に知らしめた後で、その初見時のインパクトを超えなくてはならないからだ。だからこそ、かつてのファイナリストたちは、その芸を進化させる必要がある。本大会でいえば、たくみの狂気性を爆発させるくだりを加えたカミナリ、下ネタの追求がポリコレ的な視点を獲得しかけているゆにばーすなどが、それに当たる。その中でも、既存の異常性と研ぎ澄まされた構成に更なる磨きをかけてきたのが、トム・ブラウンである。「星野源を合体させて星野エネルゲンを作る」というトンチキな発想が、星野源と新垣結衣の新婚旅行へと発展し、その旅行の道中での出来事が合体の工程に溶け込まれることで生まれる一体感。その隙間に布川の無礼極まりないツッコミが挟み込まれることで、漫才はノンストップでヒートアップする。新婚旅行や広瀬香美への言及は文字通り腹を抱えて笑った。彼らの進化はまだまだ止まらないことを確信させられる一本だった。「新婚旅行って、つまんねぇんだなぁ~!!!」
以下、準々決勝戦のネタまとめ(面白かった芸人には◎を付けた)。
続きを読むウエストランド(20年大会から返り咲き)
【初】カベポスター
【初】キュウ
さや香(17年大会から返り咲き)
真空ジェシカ
【初】ダイヤモンド
【初】男性ブランコ
【初】ヨネダ2000
ロングコートダディ
とんでもないことになりましたね。すが家です。今年の本命馬と思われていたオズワルド、圧倒的な技術で繰り広げられるド直球のしゃべくり漫才が魅力のミキ、満身創痍の身で数々のドラマを背負ってきた金属バット、強烈なインパクトの漫才が記憶に刷り込まれるコウテイ、「まーごめ」で注目を集めるママタルトなどを押さえて、やってきたメンバーですよ。これぞ本流、本寸法と思わせる漫才師が一組もいない、完全に前衛的手法の漫才師に特化した潔さ。思わず「めっちゃええやん」と言いたくなってしまいます。諸般の事情により細かい話は出来ませんが(詳細は追って)、めちゃめちゃ楽しみです!とりあえずタイタン、おめでとう!
Aマッソ(昨年2位)
【初】エルフ
【初】河邑ミク
【初】さとなかほがらか
スパイク
TEAM BANANA
天才ピアニスト(昨年2位)
にぼしいわし
【初】フタリシズカかりこる
紅しょうが
ヨネダ2000
【初】爛々
今年も「THE W」の季節がやってきました。……毎年思っていることなんですけれど、どうして開催時期をM-1に被せてくるんですかね、この大会って。昨年大会も、オダウエダの優勝が物議を醸していましたけれど、その一週間後にM-1決勝戦が放送されたこともあって、あんまり盛り上がることなく鎮火してしまいました。炎上を肯定するつもりはありませんけれど、お見送り芸人しんいちとZAZYの確執が結果的に注目を集めることとなったR-1のことを思うと、せっかくのきっかけを……とも思わなくもありません。M-1の予選に出ている芸人に対する負担も大きくなりますし。
それはそれとして、色んな芸風の女性芸人たちのネタを楽しめる今大会。今年もかなり面白いメンバーが揃っているように思います。特に気になるのは爛々に対する評価。M-1ではあんまり評価されていないように感じられる彼女たちですが、そのキャラクターはなかなかにクセが強く、結果の是非に関わらず、大会終了後に世間からどのような評価を下されるのか気になるところです。これをきっかけにバカ売れすると面白いな。昨年大会で評価をグッと上げたAマッソ・天才ピアニストの進化も気になるところです。より骨太に直球にオモローをぶつけてくるのか、違ったアプローチを仕掛けてくるのか。M-1予選での評判が上々だったにも関わらず準々決勝敗退となった紅しょうが、二年ぶりの決勝進出となるにぼしいわし、昨年大会にはコントで挑んでいたスパイクなども注目ですね。
なんやかんやで楽しみな「THE W 2022」決勝戦は2022年12月10日放送予定です。……まーた、M-1決勝戦の一週間前やないかい!!!!!
14「東京ホテイソン 第1回単独公演 洒落柿」
21「さまぁ~ずライブ13」
21「第七回キュウ単独公演「最下位」」
21「さらば青春の光 単独LIVE『五穀豊穣』」
21「Aマッソ単独ライブ「与、坐さうず」〜ハスキー編〜」
いつもお世話になっております。すが家しのぶです。10月ごろから口を開けたままボンヤリと日々をやり過ごしていたために、いつの間にか年末がやってきてしまいました。皆さんはちゃんと口を閉じて日々の暮らしを送っていましたか?ボンヤリしてませんでしたか?開けっ放しにした口の中にコバエが入って、咳き込みませんでしたか?どうでもいいですか、そうですか。
年末ということもあって、今年の大団円のようなラインナップ……になるのかしらと思っていたのですが、なにやら癖の強い面々が揃う結果となりました。とことん我流を貫く東京ホテイソンは初の単独ライブツアーを収録したBlu-ray……なんと、DVDはリリースされないようです。いよいよ、VHSからDVDが入れ替わったときのような、そういう時代になってしまったのですね。それから、さまぁ~ず、キュウ、さらば青春の光、Aマッソと、王道というよりは変化球といったタイプのメンバーとなっております。Aマッソは地味に本作が初の単独ライブ映像作品となるようです(『ネタやらかし』はライブの内容をDVD用に再演したものを収録しているのでノーカン)。ファンは大歓喜だ。
これにて2022年のリリース予定は終了となります。次回は2023年です。明けて早々に『LIVE STAND』のDVDが出るみたいなので、色んな芸人たちのネタがオムニバス的に見られる作品が好きな方は、チェックしてみても良いかもしれません。
ウエストランド
オズワルド
【初】カゲヤマ
カベポスター
【初】かもめんたる
からし蓮根
キュウ
金属バット(GYAO!ワイルドカード)
【初】ケビンス
コウテイ
さや香
真空ジェシカ
【初】シンクロニシティ
【初】ストレッチーズ
【初】ダイヤモンド
男性ブランコ
ダンビラムーチョ
【初】THIS IS パン
【初】ななまがり
【初】ハイツ友の会
【初】ビスケットブラザーズ
【初】ママタルト
マユリカ
ミキ
【初】ヤーレンズ
ヨネダ2000
令和ロマン
ロングコートダディ(※赤字は決勝進出経験者)
どうも、すが家しのぶです。
このたびはとんだことになってしまいましたね……って、なんか悪いような表現になっちゃってますけれど。そういう口調にもならざるを得ないセレクションですよ、これは。……とりあえず、昨年大会で個人的に推していた「かもめんたる」「ケビンス」「ママタルト」「令和ロマン」の準決勝進出、本当におめでとうございます。いつかは決勝の舞台で目にする日が来ることを願っていましたが、まさか次の年にそのチャンスが早くも訪れることになろうとは思いませんでした。有難いことです。かもめんたるに関しては今年がラストイヤーとのことなので、上手いこと枠に滑り込めることを願っております。そして来年こそ「ぶるファー吉岡」の決勝進出を……。
この他、気になるところは、フリーの超ネガティブ男女コンビ「シンクロニシティ」、独自のフォーマットを駆使した漫才がマニアックな人気を誇る「ダイヤモンド」、奇妙奇天烈漫才ワールド「ななまがり」、穏やかな微笑みと共に笑いを突き刺す「ヤーレンズ」あたりでしょうか。「ななまがり」は毎年、ヘンテコな設定の漫才を予選で演じていましたが、だんだんと彼らなりの漫才の形を見つけていくまでの経緯を見させていただいていたので、今回の準決勝進出はけっこう嬉しいです。あの世界をテレビで見られるのかと思うと、今から楽しみですね。
あと、地味に嬉しいのが、「男性ブランコ」の準決勝進出です。普段はコントを主に演じている二人ですが、漫才もちゃんと面白くて、しかも彼ら独自の風味がきちんと備わっているところが素晴らしいんですよね。紳士的な漫才、とでもいうのでしょうか。昨年の敗者復活戦でもかなり良いところまで残っていたので、今年こそストレートでの決勝進出を決めてもらいたいところです。「キュウ」が残っているのも嬉しい……これは嬉しいとしか言いようがないです。M-1でこそ評価されるべきコンビだと思っているので……。
一方で、驚かされた点もいくつか。やっぱり触れずにいられないのは、昨年のファイナリストである「インディアンス」「モグライダー」「ゆにばーす」「ランジャタイ」の敗退です。ランジャタイに関しては、この一年間でそのキャラクターが認知されていたところだったこともあって、ここで落とされるのか!という衝撃がありました。彼らは今年がラストイヤーなので、ワイルドカードで勝ち上がらなければ、これでおしまいということになります。一体、どうなってしまうのでしょうか……?
ラストイヤーといえば、今年はけっこうな数のラストイヤー組の出場が話題を集めていました。その顔ぶれは、「阿佐ヶ谷姉妹」「井下好井」「金属バット」「見取り図」「モンスターエンジン」「吉田たち」……などなど、実に豪華絢爛ですが、いずれも予選敗退となりました。……金属バット、一度は決勝の舞台に上がるところを見たかったのですが……ワイルドカード、有り得るのでしょうか。
(※追記。2022年11月28日にGYAO!ワイルドカード枠として金属バットの準決勝進出が発表されました)
芸人とファンの心を揺さぶるM-1グランプリ、準決勝戦は11月30日開催予定です。その日までみんな、あったかくして寝ろよ~!
こちらからは以上です。