白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。すがやです。今年もよろしくお願いします。

2023年はあまり賞レースの感想文を書けなかった一年でした。これほどまでに賞レースについて触れなかった年もなかったように記憶しております。ただ、上手く感想を言葉に出来ないほどに、見ごたえのあるネタを楽しむことが出来た年だった、ともいえるのかもしれません。嘘です。単純に私が、ネタを咀嚼して飲み込んで、感想文に昇華する作業をサボッているだけに過ぎません。どこかのタイミングで書こうと思ってはいるんですけどね。なので、今年はなるべく大会直後に、感想文を公開できる気持ちを引き戻したいと思っております。少しでも気にしてくれている読者の方の期待に応えられるよう、精進いたします。これは本当に。

そんな2024年の目標は「もめないこと」ですね。毎年、同じような目標を掲げているつもりなのですが、なかなかどうして上手くいきません。昨年も、(以下、新年に向かない内容なので、自粛)某テレビプロデューサーが自身の手掛けている番組について邪推を含んだ一般のアカウントによるポストを、引用ポストの形で言及していたことに対し、「出演者としても活動するほどには影響力のある方が、そういうことはやらないほうがいいんじゃなかろうか」という旨のポストをしたところ、以前から知り合いだった方に「なぜですか?」と詰め寄られる事態に発展してしまいました。一応、「この引用ポストをきっかけに件のアカウントの方が炎上して、精神的に追い詰められて最悪の結末を迎える可能性を微塵も想定していないのは良くないのでは(想定したうえでやっているのだとしたらもっとダメなんですけども)」と返答したのですが、あまり伝わっていなかったように思います。もっとも、私にしても件のアカウントの方の言い草を全面的に肯定するつもりはありませんし、面白い番組を手掛けているスタッフに対して敬意を抱いていないわけでもありません。なかなか本音を表に出せない制作者だからこその言い分もあるのでしょう。ただ、それは件のプロデューサーが一般の視聴者に対して加害と成り得る行為をしているように感じたときに違和感の声をあげることとは、まったく別の話です。舞台側の人間が、不用意に第四の壁を踏み越えないでください。少なくとも誹謗中傷のような類いの発言が見受けられたときでもない限りは。もっとも、私は私で後になって考えを改めて、意見をガラッと変えてしまう可能性もあるのですが。手のひらクルックルー。

そんなことを考えたり言ったりしているような人間なので、今年も何かしらか何処かしら化でもめそうな気がしないでもないです。いっそ同郷のジャーナリスト・宮武外骨みたいに、全方位に向けて仕掛ける人間になった方がいいのかもしれません。……その割にメンタルが弱弱しいのがネックですね。まあ、そんなこんなで、これからの一年も張り切ってまいりましょう!ヘヘヘーイ