白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

2022年上半期のリリース振り返り。

0209「錦鯉 独演会「こんにちわ」
0216「ハナコ「タロウ5」
0223「2021年度版 漫才 爆笑問題のツーショット
0223「ナイツ独演会 「キャホー」と言いながら亭主が帰ってきた。
0302「アインシュタイン DVDSTEIN2
0323「シソンヌライブ[dix]
0330「サンドウィッチマンライブツアー 2020〜2021
0420「ロッチ単独ライブ「モモイロッチ」
0427「ハリウッドザコシショウxバイきんぐ エンターテイメントライブ「やんべえ21」
0518「第23回東京03単独公演「ヤな因果」
0622「ハナコ「タロウ6」
0629「笑い飯の漫才天国~結成20+1周年記念ツアー~

いつもお世話になっております。すが家しのぶです。

2022年も半分が終わってしまったということで、この上半期にリリースされた芸人の単独作品をリストにしてみたのですが……こうして見ると、改めて少ないですねえ。まあ、芸人さんのDVDリリースって、だいたい下半期に固まっていることが多いので、上半期だけだとこんなもんなのかもしれませんけれど。それにしても12枚しかありませんからね。こんなもんかって感じですよねえ。

注目どころは、やっぱり錦鯉と笑い飯ですかね。片や「M-1グランプリ2021」王者、片や旧M-1の最多決勝進出者にして「M-1グランプリ2010」王者ですからね。というか、もう旧M-1が終わってから、10年が経っていたことに驚かされますね。当時の私はまだピチピチの25歳でしたよ。それが今ではフニャフニャの37歳です。時の流れというのはなんとも恐ろしいものですね。ちなみに、錦鯉のDVDは優勝決定前からリリースが決まっていました。このタイミングの良さ、流石ですな。

この他、気になるのは、ロッチとハナコでしょうかね。ロッチは2013年にリリースされた『ロッチ単独ライブ「ハート」』を最後に、4年ほどリリースがなかったのですが、「キングオブコント2015」決勝進出をきっかけに、単独ライブのDVD化が再び定例化。このままコント職人としての地位を築き上げていくことが出来るのかどうか。一方、「有吉の壁」での活躍も印象的なハナコは、今年2枚のDVDをリリース。東京03の背中を追いかけるように、コント職人としての道をひた走っております。

最後に下半期の注目作品について。

まずは七月にリリースされる『空気階段 単独公演 「fart」』。「キングオブコント2021」優勝後、初の単独公演を収録しているということで、そのスタンスにどのような変化が生じているのか気になるところです。過去の単独も再演して、ソフト化してくれませんかねえ。明けて八月には、この空気階段の水川かたまりも参加しているユニット・コント犬のDVD-BOX、その名も『コント犬~DVD-BOX~』が発売予定。スペシャルユニットによる公演のソフト化は過去にもありましたけど、四枚組っていうのはなかなか思い切った判断ではないかと。

九月にはかが屋の第三回単独ライブ『瀬戸内海のカロ貝屋』がDVDされる予定。実は、かが屋のライブ映像がソフト化されるのは今回が初。期待が持てますねえ。今年のキングオブコントも頑張ってもらいたいところ。十月にはビスケットブラザーズの初DVD『ビスケットブラザーズ単独ライブ「町のクチビル代理店」』のリリースが予定されています。奇抜で不思議な世界観のネタに定評がある彼ら。その濃厚な世界を余すことなく見せつけてくれるに違いありません。十二月には大ベテラン・さまぁ~ずによる十三回目の単独ライブを収録した『さまぁ~ずライブ13』が発売。衰え知らずのおじさんたちによるコントの熱はまだまだ収まりません。

それでは、下半期もお楽しみください。