ガクテンソク(吉本興業/昨年ベスト32)
金属バット(吉本興業/昨年ベスト8)
タイムマシーン3号(太田プロダクション/昨年ベスト16)
タモンズ(吉本興業/昨年ベスト32)
ザ・パンチ(吉本興業/初出場)
ななまがり(吉本興業/初出場)
ハンジロウ(マセキ芸能社/初出場)
ラフ次元(吉本興業/昨年ベスト16)
結成16年以上、『M-1グランプリ』『THE MANZAI』などの全国ネットの漫才賞レースでの優勝経験がないコンビを対象とした『THE SECOND』第二回大会のファイナリストが決定しました。昨年のファイナリストのうち、今年も決勝戦へと駒を進めたのは「金属バット」のみ。それ以外の七組も、ほぼほぼ劇場を中心に活動しているテレビ露出の少ない芸人たちばかりで、かなり渋いラインナップといえます。一般にも知られているコンビは「タイムマシーン3号」ぐらいじゃないですかね。
ラインナップは渋いですが、いずれも哀しい歴史を背負っているコンビばかりというのも興味深いですね。例えば「ガクテンソク」は、賞レース時代の『THE MANZAI』で三度も決勝進出を果たしています(当時のコンビ名は「学天即」)。特に2014年大会は、予選を1位で通過していたにもかかわらずグループ戦を勝ち上がれず、爪痕を残すことが出来ませんでした。「ザ・パンチ」は『M-1グランプリ2008』ファイナリスト。オードリー、ナイツ、U字工事、モンスターエンジンといったショートネタ時代の猛者たちとともに決勝の舞台に立つも、まったく波風を立たせることなく最下位という結果に終わってしまいました。「ハンジロウ」は2009年に放送を開始したフジテレビの若手番組『ふくらむスクラム!!』『1ばんスクラム!!』のレギュラーに選ばれ、かまいたちやニッチェらとともに将来の活躍が期待されていたにもかかわらず、翌年には番組が終了(当時のコンビ名は「しゃもじ」)。鳴かず飛ばすの日が続いていましたた。「タモンズ」「ラフ次元」もお笑いファンには知られている存在ではありましたが、世の中に出るきっかけは掴めずにいました。
そんな中で唯一、最も勢いづいているのは「ななまがり」。賞レースの記録としては、『キングオブコント2016』決勝進出という結果しか残していない彼らですが、2019年に出演した『水曜日のダウンタウン』の企画で勢いをつけて、森下さんの奇妙なキャラクターや初瀬さんの大ハクリョクのツッコミが注目されるようになりました。先日も、『水曜日のダウンタウン』の中で開催された、30秒のネタで競い合う企画【30-1グランプリ】で優勝を果たしています。この勢いのままに、彼らが優勝を勝ち取ってしまうのでしょうか。
決勝戦の模様は5月18日にフジテレビ系列で放送予定。楽しみですね。
以下、ノックアウトステージの結果となります。
【Aブロック】
LLR vs ダブルアート
祇園 vs タモンズダブルアート vs タモンズ
【Bブロック】
ザ・ぼんち vs ハンジロウ
三日月マンハッタン vs リニアハンジロウ vs リニア
【Cブロック】
ロビンフット vs テンダラー
インポッシブル vs ななまがりロビンフット vs ななまがり
【Dブロック】
COWCOW vs 金属バット
母心 vs ジャルジャル金属バット vs 母心
【Gブロック】
ヤング vs マシンガンズ
シャンプーハット vs ガクテンソクマシンガンズ vs ガクテンソク
【Hブロック】
モンスターエンジン vs 超新塾
ランジャタイ vs ラフ次元モンスターエンジン vs ラフ次元