白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

「THE SECOND ~漫才トーナメント~」ノックアウトステージ32組発表・雑感

・1993年結成
COWCOW吉本興業
2丁拳銃吉本興業

・1994年結成
シャンプーハット吉本興業
テンダラー吉本興業
Hi-Hi(ケイダッシュステージ

・1998年結成
スピードワゴンホリプロコム
マシンガンズ太田プロダクション

・2000年結成
タイムマシーン3号太田プロダクション
ツーナッカン吉本興業
流れ星☆(浅井企画

・2001年結成
超新塾ワタナベエンターテインメント
東京ダイナマイト吉本興業
なすなかにし松竹芸能
モダンタイムス(フリー)

・2002年結成
三日月マンハッタン松竹芸能

・2003年結成
ギャロップ吉本興業
ジャルジャル吉本興業
スーパーマラドーナ吉本興業
プラス・マイナス(吉本興業

・2004年結成
囲碁将棋(吉本興業

・2005年結成
インポッシブル(吉本興業
ガクテンソク(吉本興業
三四郎マセキ芸能社
スリムクラブ吉本興業
Dr.ハインリッヒ吉本興業
フルーツポンチ(吉本興業

・2006年結成
タモンズ(吉本興業
ラフ次元(吉本興業

・2007年結成
かもめんたるサンミュージックプロダクション
金属バット(吉本興業
モンスターエンジン吉本興業
ランジャタイ(グレープカンパニー

結成16年以上、「M-1グランプリ」「THE MANZAI」などのような全国ネットの漫才賞レースでの優勝経験がないコンビを対象とした新しい大会、「THE SECOND」に出場した133組のうち、選考会を勝ち上がった上位32組が発表されました。今後、彼らはタイマン形式でネタバトルを展開。3月下旬に32組から16組、4月下旬に16組から8組まで削り落とされ、生き残った8組が5月に開催される予定の最終決戦へとコマを進めることになります。

その顔ぶれですが、ゼロ年代のお笑いブームを見てきた人にとっては、同窓会のように感じられる面々ではないでしょうか。初期のM-1で印象的な活躍を見せていた「スピードワゴン」「スリムクラブ」「東京ダイナマイト」、『爆笑オンエアバトル』の常連だった「タイムマシーン3号」「超新塾」、ショートネタブームを駆け抜けた「フルーツポンチ」「マシンガンズ」「モンスターエンジン」、賞レース時代のTHE MANZAIを代表する「テンダラー」「流れ星☆」「Hi-Hi」、キングオブコントの王者として独自の漫才を生み出してる「かもめんたる」「ジャルジャル」と、ここ二十年のお笑い界の流れを総括したようなラインナップとなっております。あの頃はみんな若かった!

そんな面々が競い合いノックアウトステージの組み合わせも既に発表されているのですが、こちらもかなりアツいですね。個人的に気になるのは、Aブロックの「スーパーマラドーナvs2丁拳銃」、Cブロックの「超新塾vsジャルジャル」、Fブロックの「インポッシブルvsランジャタイ」、Hブロックの「東京ダイナマイトvs金属バット」あたり。結果の読めなさとドラマの予感がたまりません。ノックアウトステージの詳細は明らかになっていないようですが、配信があるといいですね。

現時点では、お笑いファンの間でもかなり期待の高まっている大会になっている『THE SECOND』。実際、どのような大会になるのかは分かりませんが(賞レースの第一回大会は失敗してナンボなところもありますし)、第二回・第三回と続いていく大会になると有り難いですね。楽しみ楽しみ。