白昼夢の視聴覚室

犬も食わない

「キングオブコント2023」ファイナリスト・データ表

久しぶりに作ってみました。ヒマつぶしにでも使ってください。

【結成年】
07年:や団
08年:ジグザグジギー
09年:カゲヤマ、ラブレターズ
11年:蛙亭
13年:ニッポンの社長、隣人
14年:ファイヤーサンダー
16年:サルゴリラ
20年:ゼンモンキー

今大会のファイナリストで一番のベテランは「や団」。ただ、ユニットとしての実績だけでいえば、2006年にトリオ・ジューシーズとして結成された「サルゴリラ」の方が長いです。ちなみに、トリオとして一定の評価を得ながらもメンバーが脱退、コンビになってから決勝進出を果たした例は、過去に「モンスターエンジン(元にのうらご)」「アキナ(元ソーセージ)」などがあります。

【所属事務所】
吉本興業蛙亭、カゲヤマ、サルゴリラニッポンの社長、隣人
ワタナベエンターテインメント:ゼンモンキー、ファイヤーサンダー
ASH&Dコーポレーション:ラブレターズ
マセキ芸能社ジグザグジギー
SMA NEET Project:や団

10組中5組が吉本興業所属。多いように見えるかもしれませんが、会社としての規模を考慮すると、むしろ少ないといえます。例えば、2020年・2021年の決勝戦は、10組中9組が吉本所属のユニットでした。ちなみに、ワタナベエンターテインメント所属の芸人が決勝進出を果たすのは、2018年大会のハナコ以来五年ぶりのこととなります。めでたいね。

【生まれ年】
79年:赤羽健壱(サルゴリラ
   児玉智洋サルゴリラ

81年:池田勝ジグザグジギー
   ロングサイズ伊藤(や団)

82年:本間キッド(や団)
   中嶋亨(や団)

84年:塚本直毅ラブレターズ
   宮澤聡ジグザグジギー

85年:溜口佑太朗ラブレターズ
   タバやん。(カゲヤマ)
   益田康平(カゲヤマ)

86年:辻(ニッポンの社長

87年:こてつ(ファイヤーサンダー

88年:中村遊直(隣人)

90年:イワクラ蛙亭
   中野周平(蛙亭
   ケツ(ニッポンの社長

91年:﨑山祐(ファイヤーサンダー

92年:橋本市民球場(隣人)

96年:荻野将太朗(ゼンモンキー)
   ヤザキ(ゼンモンキー)

97年:むらまつ(ゼンモンキー)

年長者はサルゴリラの赤羽健壱で79年4月生まれ。そのおよそ半年後の79年11月に同じくサルゴリラ児玉智洋が生まれています。二人は幼稚園時代からの友人関係なのだそう。年少者はゼンモンキーのむらまつで97年2月生まれ。荻野・ヤザキと生まれ年は異なりますが、同じ年度に生まれている同級生となります。……こうして見ると、けっこう年の差コンビが多いですね。

【出身地】
埼玉:溜口佑太朗ラブレターズ
   中嶋亨(や団)
   本間キッド(や団)
   荻野将太朗(ゼンモンキー)
   むらまつ(ゼンモンキー)   

東京:赤羽健壱(サルゴリラ
   児玉智洋サルゴリラ
   タバやん。(カゲヤマ)
   益田康平(カゲヤマ)
   宮澤聡ジグザグジギー
   ヤザキ(ゼンモンキー)

神奈川:池田勝ジグザグジギー
    ロングサイズ伊藤(や団)

静岡:塚本直毅ラブレターズ

京都:辻(ニッポンの社長

大阪:こてつ(ファイヤーサンダー
   橋本市民球場(隣人)

兵庫:中村遊直(隣人)

奈良:ケツ(ニッポンの社長

和歌山:崎山祐ファイヤーサンダー

岡山:中野周平(蛙亭

宮崎:イワクラ蛙亭

「関西は漫才、関東はコント」というイメージが強いですが、その傾向が露骨に表れているように思います。東京・埼玉の出身者が全体の半分を占めています。強いな。あと、ワタナベエンターテインメント所属のファイヤーサンダーが、どちらも関西圏の出身だということは知りませんでした。そもそも二人は大阪NSC出身で、かつては吉本興業に所属していたのですが、コントをやりたいという思いからフリーとなって上京、現在の事務所に移籍したのだそう。この系統の話、最近は松竹芸能絡みで聞くことが多いように思いますが、吉本でも起こっているんですねえ。

以下はおまけ。

【昨年大会の審査員データ】

山内健司
トップバッター:90点
最高点:96点(コットン、ネルソンズ
三位(ボーダー):95点(ビスケットブラザーズ
最低点:89点(ニッポンの社長
審査傾向:審査員で唯一、ビスブラが最高点ではない

秋山竜次
トップバッター:93点
最高点:96点(ビスケットブラザーズ、コットン)
三位(ボーダーライン):95点(や団、ロングコートダディ
最低点:92点(ネルソンズ、最高の人間)
傾向:総合4位のネルソンズに対する評価が92点(9位タイ)と低め

小峠英二
トップバッター:94点
最高点:97点(ビスケットブラザーズ
三位(ボーダーライン):93点(や団、かが屋、最高の人間)
最低点:90点(いぬ)
傾向:総合2位のコットンに対する評価が91点(9位)と低め

飯塚悟志
トップバッター:90点
最高点:95点(ビスケットブラザーズ、や団)
三位(ボーダーライン):94点(ネルソンズ
最低点:89点(いぬ)
傾向:総合2位のコットンに対する評価が91点(8位)と低め

松本人志
トップバッター:93点
最高点:98点(ビスケットブラザーズ
三位(ボーダーライン):95点(いぬ)
最低点:90点(ニッポンの社長ロングコートダディ
傾向:総合9位のいぬに対する評価が95点(3位)と高め

昨年の審査を改めて振り返ってみると、「いぬ」と「コットン」に対する評価が二分している点が非常に興味深かったです。それぞれのコントに対する目線の違いが垣間見えますね。それぞれの審査員のトップ3を見るだけでも、ごはんが進みます。嘘ですけど。

こちらからは以上です。