(コール音)
あ、いつもお世話になっております。菅家です。
……『THE SECOND』ですか? 見ましたよ。リアルタイムで。
面白い大会でしたよねえ。見てて、めちゃめちゃ楽しかったですよ。
……感想? 感想ですか? あー……。
いや、ぶっちゃけた話をすると、あんまり覚えてないんですよ。
ていうのは、放送が終わった後に、テンション上がっちゃって、
発泡酒のロング缶を二本空けちゃったんですよね。
……で、忘れちゃったっていう(笑)
そもそも『THE SECOND』ってちょっと特殊な大会じゃないですか。
『M-1』とか『KOC』よりも制限時間が長いからなのか、
競技としてのネタが作り込まれている印象を受けないっていうんですかね。
だから普通にネタ番組として見ちゃえるんですよね。リラックスして。
なので、感想といっても、けっこうざっくりした内容になっちゃいますけど……。
あ、大丈夫ですか。はい、はいはい。
……今聞いておかないと、お前のことだからどうせ感想文とか書かないだろうから、
もうざっくりでもいいから教えろと。
……なんかけっこうな悪口を言われているような気がしますね。気のせいですかね。
まあ、そんなんで良かったら、言いますよ。感想。
個人的に一番面白かったのは金属バットですね。
なんか毎年面白いじゃないですか、彼ら。去年もめちゃめちゃ面白かったですけど。
今年は小林さんがめっちゃボケでしたね。
あのシフトチェンジは、M-1のオズワルドをちょっと思い出しましたよ。
ボケ側を思いっきりボケに振り切らせることで、サイコパスを演出する感じというか。
オズワルドの場合、それが嘘臭さに繋がってしまっていた印象があるんですけど、
金属バットはその辺りをワードセンスで補っていたような気がしますね。
特に二本目の『じゃんけん』は一番笑いましたよ。
あの腕の上を歩く動きをする場面あるじゃないですか……何か言いながら。
あそこのバカバカしさがたまりませんでしたね。
面白さでいえば、囲碁将棋も面白かったですね。
一本目の『コンビニ』のネタ、最高でしたよ。
文田さんの異常性とあるあるネタの精度の高さが噛み合ってましたねえ。
ただ二本目以降が……個人的にはあんまりでした。
二本目の『名前』はけっこう想像力を必要とするネタでしたけど、
あの字面の面白さを駆使したネタっていうと、
自分の中ではどうしてもナイツの「クソソソ」で頭打ちしてるんですよね。
そこをあんまり超えてくれなかったかなっていう。
三本目の『モテる方法』に関しては、
シンプルに同じやり取りを繰り返すバカバカしさがハマりませんでした。
一本目のネタであれだけワードを詰め込んでいるところを見た後だから、
余計にそう感じてしまったのかもしれません。
準決勝と決勝、連続でネタをやったことも、
その印象を強めてしまったのかもしれませんね。
優勝したツートライブは正直ノーマークでした。
いや、面白かったですよ!
一本目の『ジビエ』のネタとか、けっこう過激な内容で面白かったですけど、
あんなに点数が伸びるとは思いませんでしたね。
ジビエのそもそものグレー感に対する共感に加えて、
今のフジテレビであのネタをやったっていうのも大きいのかもしれません。
割と二本目・三本目に対する印象も変わらないですね。
ただ、あのバカバカしさのベクトルは、
『THE MANZAI』に出ていたころの千鳥を彷彿とさせました。
そう考えると、ハマる人にはとことんハマるタイプの芸風なんだろうな、と。
その意味では、これから芸風が認知されるにつれて、
とてつもない売れっ子になっていくかもしれませんね。
他の人たちは割と安定じゃないですか?
爆発力があるというよりは、しっかりと広く笑わせられる人たちって感じ。
オンバトだと高得点を叩き出せるような人が多かった印象ですね。
マシンガンズとザ・ぼんちは変化球としての趣きが強かったですけど、
とはいえ、この二組も既に芸風が知られていますからね。
でも、寄席演芸の世界においては、むしろそっちが正解なんですけどね。
その場ではお客さんが大笑いして、でも、後には何も残っていないような。
それこそが本来は理想なんでしょう。
その意味では、
先の三組はまだ競技漫才の感覚を保っているってことなのかもしれませんね。
それにしても、これから『THE SECOND』ってどうなるんですかねえ。
……ああ、来年以降も開催されるかどうかじゃなくて。開催されるの前提で。
なんかもう2点以上が入るのは当たり前みたいになってきてるじゃないですか。
1点が入っただけで「え?」みたいな空気になってましたよ。なんか。
そういう審査員が集まっちゃっただけかもしれませんけど。
でも第一回大会・第二回大会と、だんだん減ってるんですよね。1点つける人。
これって、そのうち2点と3点の戦いになっちゃうんじゃないかって思うんです。
で、それはもう、オンバトなんですよ。
この芸人にボールを入れるか入れないか、3点つけるか2点つけるか、みたいな。
だから、これからはどんどん、オンバトみたいになっていくんじゃないですかね。
そこまでネタにパンチはないけれど、広く面白いコンビが勝ち上がる。
それこそさっき言った寄席芸人有利になってきますよね。
でも、オンバトのチャンピオン大会の場合、観客は芸人の格を見るんですよ。
予選だとボールが入ってたコンビが、ファイナルだと入らなくなるんですよ。
今後、そういうことが起こるんじゃないですかね。
……いや、ひょっとしたら、もう既にそうなっているのかもしれませんね。
知らんけど。知らんですけど。
あと、そろそろ関西圏じゃないチャンピオンも見たいですね。
歴代チャンピオンに不満があるわけではないですけど、
ちょっと関西の漫才師があまりにも強すぎるのが引っかかってはいるんですよ。
そもそもの技術が高いから、熟練されて余計にパワフルになってるんでしょうけど、
とはいえ、そろそろ関東勢もねえ……。
あ、すいません。そろそろいいですか。別に用事があるとかじゃないんですけど。
『アポカリプスホテル』最新話の配信、今日中にチェックしておきたいんですよ。
土曜日に見ちゃえばいいんですけどね。なんかいっつも月曜日になっちゃって。
……最後に? そうですね……。
ともあれ、まだ世間に知られていない芸人が見つかる大会としては、
賞レース特有の緊張感とベテランのリラックス感のバランスが絶妙で、
本当に良い大会だと思っています。
結果発表後のモンスターエンジンの感じとか、他の大会だとなかなか見れませんよ。
なので、来年以降も開催されることを心から願っています。いや本当に。
はい。はい。次は……『ダブルインパクト』ですか。
そうですね、また酒飲んじゃってるかもしれませんから、
こういう感じになるかもしれませんね。はい。その時はまた。よろしくお願いします。
では、失礼します。お疲れさまでした。
(通話終了音)