(コール音)
はい、もしもし。
あ、いつもお世話になってます。菅家です。
暑い日が続きますね。ちゃんと水分取ってますか?
こっちはもう何もしなくても汗がダラダラ出ちゃって……ダメですね。
で、あれなんですよね。水と塩分取らないといけないんですよね。
分かってるんですけどねえ……どうしてもライチのやつ飲んじゃいますね。
塩とライチのやつ、あれ美味すぎじゃないですか。
あんなの実質、ノンアルコールカクテルですよ。
……あ、ああ、それでどういうご用件で?
あ、『ダブルインパクト』ですか。
見ましたよ。なかなか面白かったですね。
でも、賞レースとしての面白さっていうか、ネタ特番って感じでしたね。
スタジオが明るすぎるんですよね、賞レースにしては。
だからシリアスな空気になりにくいっていうか。
ただでさえ漫才とコントの大会っていうんで、
どうしてもM-1とKOCの後追いって感じが出ちゃってたところで、それなんで。
良くも悪くも緊張感のない大会でしたねえ。
……どっちかっていうと、悪い意味で緊張感がなかったかな。
本当に第二回大会が開催されるんですかねえ。
個人的に面白かったのはセルライトスパですかねえ。
元はそんな興味もなかったんですけど、なんかめっちゃ好きになりました。
一本目にやったコント……夜行バスのやつ。あれ、良かったですねえ。
ああいう窮屈なシチュエーションのコント、めっちゃ好きなんですよ。
ボケとツッコミの役割が絶妙に切り替わる感じも良かったですね。
二本目の漫才も面白かったですねえ。適度にナンセンスな感じが。
あれM-1の予選で見たことがあったんですけど、
その時はまったくハマらなかったんですよ。なのに今回は面白かった。
『ダブルインパクト』の緊張感の無さが、むしろ追い風になったのかもしれません。
あと自分の中で発見があったのはスタミナパンですね。
そもそも漫才以外のネタを見たことがなかったので、
どんなもんかなと思いながら見てたんですけど、なるほど、こういう感じなのか、と。
もっとハチャメチャなネタをやっているのかなあって思ってたんですが、
意外と洗練されていて。二人の佇まいも漫才よりコントの方がしっくりきましたね。
なんていうんですかね。ソニー芸人特有の演技の旨味成分が出ているというか。
ネタの密度をもっと上げることが出来れば、
M-1よりも先にKOCで決勝に上がれるんじゃないかなって感じがしました。
ニッポンの社長とロングコートダディは通常営業って感じでしたね。
賞レース仕様の自我を強めに出したネタじゃないネタを持ってきた感じがしました。
どっちも面白かったんですけど、「もっと面白いネタ、あるよね?」みたいな。
……なんかセンスのカツアゲみたいなこと言いましたね、今。
ちょっと名刺代わり……じゃないけど、その傾向のネタというか。
その感じがちょっと引っかかっちゃいましたねえ。
まあ、今からKOCもM-1も控えているので……ということでしょうか。
実際のところは分かりませんけど。
かもめんたるとななまがりも通常営業って感じでしたね。
ただ、彼らの場合は、通常が異常って感じなので……たまりませんでしたねえ。
特にかもめんたるは「本当にコントの大会で優勝したんだろうか?」って、
ちょっと思っちゃいましたよ。なんなんでしょうかねえ、あの圧倒的な感じ。
もう賞レースとかの枠組みで勝負する人たちじゃないな、と改めて思いましたね。
……いや、しかし、森下さんのビキニ姿が頭から離れないな……。
なんで、あんな妙に似合ってるんだ……。
コットンはお笑いファンの間で賛否両論だったみたいですね。
いや、なんか分かります。器用すぎるんですよね、彼らって。
笑わせるための技術が一定量培われているから、安定感はあるんですけれど、
そこから先の芸術性みたいなところには到達しようとしていない感じというか。
それこそ私の世代でいえば、キングコングやNON STYLEが言われてたやつですね。
でも、この二組は、そういわれながらも技術をバッキバキに仕上げていたんですよね。
コットンからは、どうもそういう努力が感じられないんですよね。
……ネタに努力が見えるのって、あんま良くないことだからややっこしいな……。
徹底的に大衆性へと振り切るところまで覚悟しきっていないというか。
そう感じられてしまうから、違和感を覚えてしまうって人は多いかもしれません。
その軽さが今の彼らのバラエティにおける武器になっている、ともいえますが。
とりあえず、こんな感じですかね。
……え? 結果? 結果ですか? そうですね、ちょっと意外でしたね。
正直、自分の中での本命はロングコートダディだったんですよ。
その対抗馬としてニッポンの社長……みたいな。
でも、それだって賞レースでの結果を受けての判断ですから、
まさか優勝するとは思わなかったですよ。
だって彼らのネタって、けっこうにバイオレンスじゃないですか。
今回の決勝でも、電気を流したり、爪を剝がしたりしてましたけど。
そんなコンビが優勝するなんて、思ってもみませんでしたよ。
ああいう笑いがおおっぴらにアリっていえる時代になるのかと思うと、
ちょっとドキドキするものはありますね。
まあ、でも、今だけのことかもしれませんけど。
今回の優勝を受けて、ケツが世間から広く認知されるにつれて、
「ケツをいじめるのはかわいそう!」といわれる時代が来るかもしれません。
それこそコント55号の坂上二郎みたいな感じで。
……どうですかねえ。どうなるんですかねえ。
あ、はい。じゃあ、こんなところで。
また気になることがあったら電話、いつでも。それでは。
……あー、そうだ。そういえば、なんでXで私のことブロックし
(通話終了音)