令和時代のお笑い公論

心が腐る、その前に。

年始の御挨拶。

あけましておめでとうございます。すが家です。

正月も三が日を過ぎまして、そろそろ無闇に気持ちの高揚する元日の根拠なき目出度さを理由に欲望へと埋没した日々から平々凡々とした惨めったらしい日常へと気持ちを切り替えていかねばならぬと考えているところだろうと思われますが、さりとて、この伝統的な行事が無意味にもたらす安心感を捨てるのは耐えがたく、もうしばらくは新年の幸福で五臓六腑を満たした日々を過ごすことになりそうです。こんな愚鈍な気質なものだから、私は真っ当な社会人にも愚かしく美しく酔狂な数寄者にも成り切れないのだけれども、それにしても人間とはそういうものではありませんか。

……と、文章の上では、正月を心から楽しんでいるようなことをつらつらと書き進められているわけですが、現実の問題として、年末がそうであったように、年始もやはり同様に、どこか実感のない嘘くさいもののように感じております。正月番組にせよ、初詣にせよ、実家への挨拶にせよ、新年の恒例行事を幾つも乗り越えてきたにもかかわらず、今の私は従来と大して変わらず、そのことがむしろ不安で、気付けば毎夜毎夜のように酒を呷って意識を曖昧にしているのだけれども、まあ、特に何が変わるわけでもなく、やはりなにやら実感はなく、今もなお令和元年に尻がへばりついている気がしてならない。否、むしろ平成三十一年に置いてけぼりを食らっている気がします。フハーッ!

それでも生活は毎日続きます。ってなわけで、今年もよろしく。