土曜深夜の視聴覚室

芸人のDVDについてなんやかんやいう

「じわじわチャップリン」(2017年1月14日)

「イタコ」。一週勝ち抜き。「究極のモノマネはイタコ」という持論を展開する池崎が、霊を身体に宿して究極のモノマネを披露する。昨年五月に千利休の霊を下ろしていた池崎が、今回は二宮金次郎の霊を身体に落としていた。一応、ネタの内容には多少の違いがあったのだが、やっていることは基本的に前回と同じなので、さほど盛り上がれず。同じく歴史上の人物をテーマにしているコントを演じる脳みそ夫が登場したことも、多少は影響しているのかもしれない。あと、やはりネタが短い。異常に短い。テンションを保てないのかもしれないが、そういう方向性を選んでしまったのは自分なんだから、もうちょっと頑張ってもらいたい。

 

  • TEAM近藤【29】

「結婚式の余興」。結婚式の余興にハンドベル木村カエラの『Butterfly』を演奏しようとするのだが、どうしても長州力の入場テーマ曲『パワーホール』になってしまう。おぎやはぎの『結婚式の司会』という漫才で入場曲がどうしても猪木ボンバイエになってしまうというボケがあったが、その部分だけを薄く広げたようなコント。実際、うすーくじんわーりと面白かったのだが、肝となる部分がなかったため、決め手に欠けた感が。長州力が元カレだったという部分をもう少し膨らませていると良かったかもしれない。

 

【ふきだまりコーナー】

サンシャイン池崎ラフレクラン、平野ノラ、ハブサービス、鬼ヶ島、カミナリ、ワールドヲーター、ゆにばーす、イヌコネクション、スーパーニュウニュウハリウッドザコシショウ、センサールマンが登場。「愛と希望と勇気を与えるギャグ」というテーマの元、鬼ヶ島、平野ノラ、ハブサービス(大人のニキビ)、ラフレクラントロール人形)が逆を披露した。

 

  • プラス・マイナス50

「野球」。二週勝ち抜き。野球が得意な岩橋のバットのスイングを見せるために、兼光がモノマネで球場の雰囲気を再現する。一回目の挑戦ではボケとツッコミの役割がごっちゃになり、二回目の挑戦ではボケとツッコミの役割が不明確だからこそ面白い漫才を見せたプラス・マイナスだが、まさかここにきて徹底的にオーソドックスな漫才を見せてくるとは思わなかった。岩橋が特技を披露しようとしているのに、兼光が異常なほど完成度の高いモノマネをすることがボケになっているという、二人の特性をしっかりと示した漫才で、きちんと面白かった。特に笑ったのは、ピッチャーがボールを二個同時に投げるという、何の意味もないくだり。ボケそのものも不意打ち過ぎて笑ったが、ボールを二個同時に投げつけるピッチャーを再現する岩橋のコミカルな動きもたまらなかった。で、きちんとした漫才には、これまたきちんとした評価が下るものである。納得の高評価、納得の満点。お見事でした。三週連続勝ち抜きでチャンピオン大会出場決定!

 

  • ペコリーノ33

「リコーダー」。放課後の教室で植木が好きなクラスメートのリコーダーを舐めているところを同じクラスのミユが目撃するのだが、ミユもまたリコーダーを持っていて……。コントの設定としてはありがちなシチュエーションなので、なんとなくこういう感じのコントだろうと想像しながら見ていたら、あまりにも予想外の展開だったので、ついつい笑ってしまった。気になる異性のリコーダーを舐める二人の高校生が、リコーダーを巡る謎のラブロマンスを展開するなんて、ド変態にも程がある。でも、男女コンビという個性が、その変態度数の高い内容から、上手く嫌悪感を除去している。とりわけ、まるでキスするかのように、ミユにリコーダーを舐めさせるくだりは色んな意味でたまらないものがあった。笑えるんだけど、同時に、何かエロかったよなあ。だから合格は納得なんだけど、視聴後、川瀬名人(ゆにばーす)が荒れている姿を想像してしまった。先週、あれだけの漫才をやっておきながら、落とされてたからなあ……色々と思うところはあっただろうなあ……。

 

【今週のふきだまり芸人】

ハブサービス「地下鉄・飯田橋駅

ワールドヲーター「いたずら」

 

次回の出場者は、イヌコネクション、センサールマン、ペコリーノ(一週勝ち抜き)、ワールドヲーター。