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土曜深夜の視聴覚室

芸人のDVDを見てなんやかんやいうブログ

「じわじわチャップリン」(2016年4月23日)

  • イヌコネクション【28/50】

「すみません」。本社からやってきたアドバイザーに「接客の基礎が出来ていない」と叱られる店長の口癖は、とにかく「すみません」と口にしてしまうこと。正しい言い方を身に付けるため、どうにか「すみません」を我慢しようとするのだが……。「すみません」が口癖であることを指摘され、つい「すみません」と言ってしまい、またそれに対して「すみません」と言ってしまう……なにやら永久機関のようなコント。「すみません」を自制できない店長・杉浦が「すみません」に飲み込まれそうになってしまう姿はなかなかに面白かったが、あまりにも展開が動かなさすぎる。それを売りにしているネタなのかもしれないし、確かに実際に見ている分には笑えるのだが、後に何も残らないのであれば残らないなりの工夫が必要であるように思う。設定の面白さから更に進展する動きがほしい。

 

「G」。2週勝ち抜き。近所に住んでいる女友達に急に呼び出された男、用件を聞くと「Gが出たのよ! Gが!」。彼女の困惑ぶりに呆れながらも、丸めた新聞紙を持って退治しようと試みるが……。冒頭、菅原の足のキレイさに目が行ってしまった。あの女性の自室での無防備な感じが、衣装で上手く再現されている。こういう微細なところをしっかりと作り込んでいるところがコントの面白さに反映されているんだろう。今回も実に面白かった。とにかくGの正体が衝撃的だが、Gに対する二人の認識のズレ、「クレイジーサイコパスガール」「飛ぼうとしてる!」「今、信号待ちしてる……」などのワードセンスなど、魅力溢れるシーンが数多く。何が凄いって、これらの魅力は過去二回の挑戦で披露したコントでも見られたものだというところ。設定はまったく違うが、根幹となっている部分がブレていない。櫻田のビジュアルが強烈なコントのため、結果がどうなるか不安ではあったが、きちんと評価されたのは本当に良かった。……いや、もっと彼らのコントを、見たかったような気もするけれど。3週連続勝ち抜きでチャンピオン大会進出決定!

 

「白竜」。2週勝ち抜き。何故かは分からないが白竜に追いかけ回されている青年。果たして、白竜の目的は何か。五明が演じている人物が白竜で、佐藤が演じている人物が杉本哲太だと発覚した時点で全てが終了しているコント。「似てるとまではいわないけれどなんとなく雰囲気は掴んでいる気がしないでもない」というレベルのビジュアルが、なんともいえない笑いを誘う。その後のやりとりに関しては想定の範囲内で、特に新鮮味はない。恐らく、彼らとしては、ここであえて落とされて、再び挑戦者としてステージに上がろうという魂胆だったのではないだろうか。そこまで思い入れがあるネタにも見えないし。……もしかして、意外とこういうネタが好きなのか? 3週連続勝ち抜きでチャンピオン大会進出決定!

 

【ふきだまりコーナー】

マツモトクラブ、ハルカラ、ラブレターズかもめんたるななめ45°、しゃもじ、インデペンデンスデイ、モグライダー、風藤松原、ヤーレンズ、Aマッソ、イヌコネクション、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%、高橋ちゃん、神宮寺しし丸、スーパーニュウニュウが登場。こういう場でも後ろに下がることなくセンターを取りに行くようになった「かもめんたる」、劇団ひとりには可愛がられているが有吉とツッチーには嫌われている「神宮寺しし丸」、「内村さまぁ~ず」のライブで優勝した「インデペンデンスデイ」、ガトリングガンを持ってきた「スーパーニュウニュウ」をクローズアップ。

 

  • ルシファー吉岡【20/50】

「生徒の悩み」。先生の下駄箱に、生徒からの相談が書かれた手紙が。そこには「一体、何処からが太ももで何処からお尻なんですか?」と書かれていた。この生徒の悩みを熱く受け止めた先生は、授業を中断してクラスでこの疑問について考えようと提案する。「R-1ぐらんぷり2016」で披露していた『キャンタマンクラッカー』のネタと似たようなシチュエーションのため、どうしても比較してしまうのだが、それに比べると今回ははっきり言って物足りない。実際問題として、太ももとお尻の境界線は曖昧で、それについて考えるのはそこまで不可解なことではないからだ。そのため、コントとしては「先生がマジメに猥褻なことについて力説している」というよりも、「先生あるある」として笑いが起きてしまっていたような印象を受けた。だが、このネタは「先生あるある」を目的に作られたものではないので、笑いはそこまで大きくならない。ちょっと捻りの利いたオチも、ハマる場面であればハマッていたのかもしれないが、それまでの流れが弱かったため、あまり大きな反応もなく。ネタの後に、ゲストの内田理央が「私は勉強になりました」と素っ頓狂なことを言って笑いを誘っていたが、あながち的外れなコメントでもなかった。もっとアクセルをふかして、ハンドルを切らなくては。

 

【今週のふきだまり芸人】

神宮寺しし丸「ダニ男」

 ※なんでダニ男で、どうしてアメリカンジョークなのか。分からない。

 

次回は、アキラ100%、インデペンデンスデイななめ45°、モグライダーが出場。