白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

2019年2月の入荷予定

02「bananaman live one-half rhapsody

13「JARU JARU TOWER 2018 ジャルジャルのたじゃら

20「エレ片 新コントの人

20「小林賢太郎コント公演 カジャラ #3 『働けど働けど』

27「しぼりたて」(ハナコ

どうも菅家です。未だに正月気分が抜けておりません。どうしたもんでしょうか。どうするつもりもないですが。そんな正月気分なところに、お年玉のような……いや、あくまでも、もう二月なんですけども……コント好きにはたまらないラインナップじゃないでしょうか。現役最強のテレビタレントぶりを振り撒くバナナマンに始まり、今もって最新鋭のコントを創り続けるジャルジャル、天下一品のバカコントクリエイター・エレ片、良くも悪くも唯一無二の小林賢太郎、そして『キングオブコント2018』王者であるハナコ。ああ素晴らしきコントの血脈。あ、あと、バナナマン小林賢太郎もBlu-rayなのが嬉しいね。舞台映像にはBlu-rayが有難い。

無題。

ちょっとムカッときたので記録。

2014年に、どぶろっくのネタについて、

「どぶろっくがこんなに老若男女に大人気なのは、痴漢などの性犯罪に関する知識が日本の世の中に浸透していないことの表れ」

「どぶろっくを笑う世界」には、痴漢などの性暴力は存在しないことが前提になっている。同じ世の中にそういった被害は実際にあるのに、その被害とどぶろっくは別々のものと認識されていて、観ている人たちの中で、まったくつながっていない。

「社会全体が「女性に対しての侮辱」に対して徹底的に鈍感なことが、どぶろっく流行を力強く支えている」

と書いていた漫画家の田房永子氏が、今年になって、

「どぶろっくは痴漢の『膜』の中のストーリーを分かりやすくユーモラスに歌い上げている。すごいな、と思った」

と表現を柔らかくした上で、この2014年のテキストに対して向けられた批判について、

「私は、どぶろっくのネタは観客が“ヤバい男の妄想”を聞いて「んなわけねーだろ笑」「バカじゃないの笑」という呆れ笑いがこみ上げる芸だと思っていたけど、どぶろっくが歌っているのは「あるあるネタ」だとドメンズは言う。だから、そのあるあるネタを痴漢の心理だと言うことは、「一般男性はみんな痴漢と同じ」と言っていることになるというのである」

と振り返っていて、この人は信用できないなと再認識させられた。アクセス数に貢献したくないのでリンクは貼らないので、気になる方はテキトーに調べてみてください。

当時、田房氏のテキストが批判されていたのは、どぶろっくの『もしかしてだけど』の歌詞の世界と痴漢をする人間が作り出している自分の世界が似通っていると比較するだけでなく、前者が「空想」*1で後者が「妄想」*2であるにも関わらず、単なる空想の域を出ていないどぶろっくのネタが評価される世間そのものを批判したためだ。

それ故に、他者に害を与える可能性のある「妄想」ではなく、あくまでも頭の中だけで色々なことを想像する「空想」を是とする人たちに批判されていたのに、そのことを全く理解しようとしない。だから「一般男性(俺)を痴漢と一緒にするな!」と言われているのに、「どぶろっくが歌っているのは「あるあるネタ」だとドメンズは言う」を認識を歪めている。この“怒男(ドメンズ)”という揶揄もみっともない。率直に言って不誠実ではないか。

ちなみに、どぶろっくのネタ(※『もしかしてだけど』のこと)は、日常の風景における女性たちの姿を描写(フリ)して、観客が思いもよらない理由を提示して自分に対して思いを寄せているのではないか?と歌い上げる(オチ)ことによって生じる、意外性の笑いである。系統としては、まったく別々の言葉の予想外な接点を提示する掛け言葉、堺すすむの『なんでかフラメンコ』、オリエンタルラジオの『武勇伝』に近い。ヤバい男の妄想ネタという意味では、むしろ天津木村の『エロ詩吟』の方を例に挙げるべきだろう。

あと、芸人が想像した意外性のある行動を実際に取っている人間がいて、それについて「想像が足りない」「現実を分かっていない」という批判があったとすれば、それは逆だからな。意外性のある行動を実際に取っている人間の方がヤバいんだからな。なんでヤバいやつに合わせて芸人側が表現を控えなくちゃならないんだ。むしろ、芸人がそういうヤツを演じて、観客が笑っている時点で、そいつの方がアウトローだって世間が認めてるってことなんだからな。よろしく頼むよ。

以上、終わり!

*1:現実にはあり得ないような事柄を想像すること(デジタル大辞泉

*2:根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念(デジタル大辞泉

「上方漫才トラディショナル」(2018年12月31日)

かまいたち「割り込まれても注意しない」
見取り図「オシャレにコーディネート」
さや香「好きな女性の結婚式のスピーチ」
矢野・兵動「色んなおっさん」
シャンプーハット「男の色気」
ティーアップ「ヒップホップ」
アキナ「山登りのガイド」
テンダラー「感動の再会」
藤崎マーケット「ナンバーワンホストを目指して」
笑い飯「タトゥー」
ハイヒール「二人の見た目、五十肩、自撮り」
大木こだまひびき「孫」
学天即「美容のために」
宮川大助・花子「夫婦漫才」
メンバー「俺の顔を見ろ」
なすなかにしスマホ音声認識機能」
アルミカン「男とご飯を食べに行く」
酒井くにお・とおる「ペットを飼う、動物の鳴き声」
オール阪神・巨人「酔っ払いにインタビュー」
ミキ「猫を預かって!」
銀シャリ「子どもの頃の遊び、橋本にオススメの娘」
霜降り明星「お寿司」
ジャルジャル「鎖骨を骨折した話」
NON STYLE「井上の家」
とろサーモン「万引きGメン」
海原やすよ ともこ「USJの人気イベント、大阪と東京のお母さんの違い」
メッセンジャー「昔のお母さん、怖い話」
中田カウス・ボタン「オリンピック、年賀状」

ナレーションは月亭八方。タイトル通り、正統派の上方漫才をお届けする……という名目の演芸番組。それはつまり、この番組に出演している漫才師は、いずれも上方漫才を代表するに値する漫才師ということを意味している。見取り図も、メンバーも、ジャルジャルも正統派。なんとも喜ばしいことである。しかし、平成最後の大晦日に催された、上方漫才の一大番組にも関わらず、中川家ますだおかだアメリカザリガニフットボールアワーに千鳥、チュートリアルといった歴代のM-1戦士……は我慢するにしても、スーパーマラドーナや和牛の不在は誠に残念である。居て然るべきだろう。

とはいえ、シャンプーハットメッセンジャーは面白かった。おぎやはぎよりも過剰にコンビ仲を強調したシャンプーハット、純然たる上方漫才の家風を引き継いでいるメッセンジャー。それぞれ、全国区への展開を意識した芸風とはまた一風違った、関西ガラパゴスの中で丁寧に育まれた濃密な笑いが映し出されている。どちらも以前に何度かネタを拝見したことはあるが、その濃度はより高くなっていたように思う。

ところで……来年は新年号最初の……が放送されるのだろうか。謎だ。

「新春生放送! 東西笑いの殿堂2019」(2019年1月3日)

【スタジオ】
チョコレートプラネット「病院のキャッチ」
霜降り明星「こぶたたぬききつねねこ」
濱田祐太郎「漫談」
ウエストランド「メチャクチャ面白い人」
西川のりお・上方よしお「社会問題」

なんばグランド花月
アインシュタイン「サプライズでプロポーズ」
宮川大助・花子「夫婦漫才、イノシシ」
中田カウス・ボタン「年賀状」

【スタジオ】
ニッチェ「十億円の遺産相続」
サンドウィッチマン「犬の散歩」
桂文珍「新・世帯念仏」
翁家和助翁家小花「太神楽」

鈴本演芸場
ホームラン「歌舞伎」
江戸家小猫「動物ものまね」
柳家権太楼「代書屋」

【スタジオ】
Gパンパンダ「アイドルファン」(平成30年度NHK新人お笑い大賞
ネルソンズ「告白の後で」(平成30年度NHK新人お笑い大賞・準優勝)

【ニュース】

【スタジオ】
なすなかにしスマホ音声認識
酒井くにお・とおる「漫才」
柳家喬太郎「太鼓腹」

【新宿末広亭
ナイツ「怖い夢」
ぴろきウクレレ漫談」
桂文治源平盛衰記

【スタジオ】
アンガールズ「水族館」
ダイアン「カリスマ美容師」

【心斎橋角座】
チキチキジョニー「イノシシとハンター」
アメリカザリガニ「スケッチブック漫才」
三吾・美ユル「親子漫才」
笑福亭松喬「酒の粕」

【スタジオ】
中川家「結婚式」
爆笑問題「占い、貴乃花なまはげ、タクシーの車載カメラ」
堺すすむ「なんでかフラメンコ」
大木こだまひびき「漫才」

総合司会は爆笑問題中川家、雨宮萌果(NHKアナウンサー)。また、各地のリポーターとして、鈴本演芸場から古今亭文菊柳亭こみち、新宿末広亭からナイツ、なんばグランド花月から和牛、大阪城からspan!もりやすバンバンビガロ、心斎橋角座からチキチキジョニーらが出演。

R-1王者の濱田祐太郎M-1王者の霜降り明星、新人お笑い大賞のGパンパンダといった実力者たちのネタは勿論のこと、既にバラエティで一定の地位を築き上げているアンガールズサンドウィッチマン、ニッチェ、のネタも流石の一言。特にニッチェは、正月番組で披露するに相応しいとは思えないダウナーな設定のコントを演じていて、その良い意味での空気の読めなさが素晴らしかった。これから売り出されようとしているウエストランドネルソンズも良かった。逆にダイアンは、びっくりするぐらいに場にハマッてなくて、それが却って面白かった。エンディングでスーを差し上げる場面が用意されていたのも、良かったなあ。

各劇場からの中継では、流石の安定感を見せつつもコンプライアンスに立ち向かう姿が妙に勇ましかった中田カウス・ボタン、正反対なキャラクター同士の衝突を滑稽に描いた柳家権太楼、何処までもフザケ倒したナイツ、源平と漫談を軽快に行き交いながら観客を揺さぶっていた桂文治、謎のスケッチブック芸で安定の笑いを提供していたアメリカザリガニが印象的。アメザリは普通に漫才やっているところが観たかった……というか、あの妙に派手な衣装はどういう戦略性を抱いたものなのだろうか。もう、割と落ち着いた芸に転じていい年齢だと思うのだが。

ラストはくじ引きで選ばれた観客による審査。三対零で東軍の勝利となった。西軍が勝てないのは、和牛に漫才をやらせなかったせいかもしれない!

「新春!お笑い名人寄席」(2019年1月2日)

神田松之丞「寛永宮本武蔵伝より狼退治」
新宿カウボーイ「漫才」
ロケット団「欽ちゃんとキムちゃん」
トム・ブラウン「加藤一二三
テツandトモ「なんでだろう」
ナイツ「大晦日特番、塙の同窓会」
U字工事「地元の梨農家をレポート」
三四郎「小宮の神対応
カミナリ「ヘビで例えるお母さん」
アンガールズ「ファッションモデル」
サンドウィッチマン「謝罪会見」
 コラボ企画「ねづっち、ナイツ土屋、秋山ゆずきによるなぞかけ」
 コラボ企画「青空球児・好児×デヴィ夫人のゲロゲーロ」
 コラボ企画「おぼんこぼん×東貴博のオワンダセ♪」
 コラボ企画「クールポコ。と東・サンド・ナイツ・アンガ・三四郎
 コラボ企画「春風亭小朝による美人大喜利(回答者に春風亭ぴっかり☆、大家志津香峯岸みなみデヴィ夫人、大林素子)」
ダチョウ倶楽部「音マネ」
林家三平歌丸思い出噺」
林家木久扇「明るい選挙」
爆笑問題「山根会長、eスポーツ、ゆうこりん結婚、警察24時」

司会は東貴博繁田美貴テレビ東京アナウンサー)。中継リポーターとして、浅草寺からひょっこりはん千賀ノ浦部屋新年会から松村邦洋らが出演。

どうも菅家です。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年一発目の更新は旧作レビューを予定していたのですが、まんまと時間が掛かっているので、バラエティ特番の記録記事でスタートを切っております。なんだか申し訳ないですね(むしろこちらの方が需要が高い気がしないでもないけれど)。

印象に残っているのは、ロケット団、カミナリ、サンドウィッチマンの三組。ロケット団は浅草を代表する芸人の欽ちゃんと北朝鮮のキムちゃんを比較する漫才を披露していた。欽ちゃんは「欽ドン」でキムちゃんは「テポドン」……などのような、正月特番で披露するにはかなりアグレッシブなボケが楽しかった。カミナリは、分かりにくいまなぶのボケに対して間合いを取ってたくみが引っ叩くスタイルから、ナンセンスなまなぶのボケにたくみが頻繁に引っ叩くスタイルへシフトチェンジ。まなぶのボケがシンプルにムチャクチャなので、頻繁に繰り出されるたくみの引っ叩きに違和感が無く、引かれることなくしっかりと笑いに昇華されていた。以前よりも格段に面白くなっていたので、今後の進展にも期待できそう。

しかし、その中でも、サンドウィッチマンの勢いはスゴかった。なにせ漫才に始まるまでが面白い。富澤が“精巣上体炎”という病気になってしまって睾丸(キンタマ)が肥大した話、伊達のゼロカロリー理論の件で栄養士の方からお叱りを手紙を頂いた話、どちらもかなり笑えた。それでいて、肝心の漫才もちゃんと面白いから、もうどうにも止まらない。その無敵状態ぶりに、改めて感服。

年末のごあいさつ

どうも菅家です。

本年もお世話になりました。なったと思います。なってないなーと思った人は、見て見ぬふりをしてください。正直なところ、私もそれほどお世話になったような気がしていません。自分が書きたいことを書いて、放出しているだけであります。ブロガーというのはそういうものです。理由をこねくり回した感情の排泄物を見てもらいたいだけなのです。このように表現するとなにやら変態じみていますが、その通りです。ブロガーとは変態なのです。みっともないったらありゃしない。

そんな変態の排泄物を今年もご覧いただきまして、誠に有難う御座いました。ただ、私としては、どうも咀嚼が足りないというか、食べる量が減少したというか、脳味噌が便秘になっているというか、あんまり健康的な排泄をすることが出来なかったように思います。事実、当ブログの本分はDVDレビューでありますが、今年は十九作品(旧作含む)しか紹介できていません。お笑いブームの終了に伴い、リリース量が減少の一途を辿っているとはいえ、この現状はまったくもって怠慢としか言いようがありません。というわけで、来年はもうちょっと食物繊維を積極的に摂取して、運動量も増やして、皆さんの期待に応えられるような更新を出来るように奮起しようと考えております。どうぞ、よろしくお願いします。

追伸。五年間続けてきた連載が終わるらしいので、何か仕事ください。

大阪に行きたいから行ってきたのだ日記(2018年12月23日・24日)

十二月上旬。

大阪に行かねばならぬ、という衝動に駆られる。具体的な理由などは存在しない。ただ、この退屈極まりない日常から逃げ出したい気持ちが、限界を超えてしまったのである。

とはいえ、十二月といえば、年越しという一年の中でも重大なイベントを控えている時期だ。この季節になると、やれ年賀状の準備だ、やれ御節料理の用意だ、やれ今年一年の垢を落とす大掃除だ、人間が勝手に決めた一年の区切りを超えるだけなのに、普段は見向きもしないようなことで追い立てられることになる。理不尽極まりない。子どもの頃は、クリスマスからのお正月と立て続けに敢行されるスペシャルなイベントに心が躍っていたが、三十路も半ばという年齢になると、心が微塵も揺れない。楽しみなのはボーナスと連休だけである。その連休も、大晦日から正月に掛けて行われる準備と実行で明け暮れて、まさに疾走、あっという間に過ぎ去ってしまう。

そんなファッキンな十二月に、一人で大阪に何の理由もなく出かけるなどということは、実家でイチ扶養家族をキメている身の上では、なかなか出来るものではない。……というわけで、家族には学生時代の友人たちと忘年会をやるから広島(※母校がある)に行くと嘘をついて、大阪に行こうと決めたのであった。この家族に対する背信行為は、いずれ自らの身を滅ぼすかもしれない。だが、それほどまでに、私の中で大阪に対する欲求は高まっていたのである。

画して、この恐るべき犯行計画は、速やかに実行された。まずは日程を決める。忘年会と称して大阪へ行くからには、それなりに押し迫った時期を選ばなくてはならない。前後のスケジュールも考慮して、十二月二十三日・二十四日に行くことに決めた。前日の夜に用事があるため、一泊二日の短い旅行になってしまうが、致し方ない。続けて、家族に「広島で忘年会がある」と伝える。まるで疑う素振りを見せない。過去に何度か実際に広島での忘年会に参加している経験が生きている。後は、高速バスと宿泊用ホテルを予約するだけだ。これらもまた同様に、これといったトラブルに見舞われることなく、滞りなく済ませることが出来た。何も問題はない。

これらの必要最低限な準備を進行させている最中、大阪へ出かける目的を決めた。忘年会である。結局は忘年会である。とはいえ、ただの忘年会ではない。お笑い濃度の極めて高い忘年会である。近年、私は東京や大阪でオフ会を敢行するたびに、ブロガーとして築き上げてきた地位に胡坐をかいて、これといった実りのない排泄物のようなトークを意気揚々を繰り広げていた。無論、それはそれで、無邪気で楽しい場だった。だが、ふと思ったのである。「これは、私にとっても、オフ会に参加している人たちにとっても、あまり良くないのではあるまいか」と。これは一方的な妄想でしかないが、私が開催しているオフ会にわざわざ足を運んでくれている皆さんが求めているのは、お笑い芸人のDVDコレクターとしての矜持から発露する含蓄ある意見だろう。それなのに、オフ会で私が口にすることといえば、黒いストッキングの女はエロいだの、黒縁眼鏡の女はエロいだの、俺はひょっとしたら尻フェチなのかもしれないだの、碌な話をしていない。オフ会参加者に私にとって最適なアダルトビデオを探してもらおうとしているとしか思えない。こんなことでは駄目なのである。そこで今回、ちゃんとお笑いの賞レースなどの話をして、きちんと芸人好きとしての自らを律するため、そういう話の出来るメンツを揃えて、忘年会をやろうと思い立ったのである。

早速、そういう話に付き合ってくれそうな、ゴハさん、イシダドウロさん、資本主義さんといった馴染みの顔ぶれ(イシダさんは“鳥貴族会”と呼んでいる)に連絡を取る。資本主義さんにはスケジュールの都合で断られるも、残りの二人からは了承を貰える。こうして三人が揃うわけだが、しかし、このままではただの定例飲み会である。ここに新たなる風として、カフカというコンビで活動している小保内さんを呼びつける。Twitterでは以前から相互フォローの関係にあったのだが、先日、ちょっとリプライでやり取りをしたときに「大阪に来たときには誘ってください!」と向こうからのこのことコメントしてくれたので、まんまと中年たちの飲み会に引きずり込むことにした。会場は鳥貴族をチョイス。重要なのは場ではなく中身である。

また、この話を提案したときに、ゴハさんから「ちょうど来られる日にこんな大会があるんですけど、どうですか?」と、大喜利天下一武道会というイベントへの誘いを受けた。大喜利天下一武道会とは、大阪・東京で予選を行い、それぞれの勝者が横浜本戦で競い合うという全国規模の大喜利イベントである。このようなハイレベルな大会に、かつてネット大喜利をやっていたとはいえ、今ではお笑いに一過言ある一般人でしかない私が参加していいものなのか。しばらく考えるも、「これもまた何かのウンメーではあるまいか」と開き直り、厚顔無恥な面構えで参戦することにしたのであった。

そして数日が過ぎ、十二月二十三日がやってきた。

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2019年1月の入荷予定+2018年総決算

30「ナイツ独演会「ワッショイ」でない事だけは確か

30「兵動大樹のおしゃべり大好き。10

どうも菅家です。

皆さんはクリスマスを楽しく過ごしていますか? 私は自宅にどっかの誰かの車が突っ込んできて、まあまあ大変な事態に陥っています。壁や車庫は無事なんですが、ちょうど自宅をリフォームした際に取り付けた貯湯ユニットだけが綺麗に破壊されまして、この冬を風呂無しで過ごさなくてはならないのではないか……と、今から戦々恐々としております。まあ、どうやら、なんとかなるらしいのですが。

というわけで、もうリリース情報がどーたらこーたら言っている場合じゃないので、各々で情報を咀嚼してください。2018年のリリースデータも一緒に貼りつけておくので、合わせて楽しんでください。いやー、本当だったら、兵動大樹の新作DVDリリースとか、めっちゃ嬉しいニュースなんだけどなー。

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