白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

東京のトゥースな記録(2024年2月18日(日))

こちらの記事の続きです。

午前6時半ごろ、起床。上手く寝付けずに、およそ二時間おきに何度も目が覚めていたため、「起き上がった」というよりは、「ちゃんと眠るの諦めた」という感覚に近い。事前に購入していた口呼吸防止用のテープを口に貼り付けていたのだが、なにやら喉の調子が良くない。根本的に空気が乾燥しているのだろうか。

しばらくカプセル内でスマホをいじっているうちに、当初の起床予定時刻である午前7時半を迎えたので、もそもそと表に出る。トイレに行き、髭を剃り、午前8時に再びカプセル内に戻り、ゴロゴロしながら過ごす。午前9時、のろのろと動き出す。

午前9時20分、北欧を一時的に退店。連泊するため、主な荷物はロッカーに残したまま。荷物を気にすることなく自由に行動できる、これぞ連泊の醍醐味というものである。その足で上野駅にあるいろり庵きらくで朝食。かけそばに生卵をつけて、月見そば500円。月見そばを食べるたびに押井守の『立喰師列伝』を思い出す。あれほどまでに月見そばが美味そうに見える映画も珍しい。

食後、山手線で秋葉原駅へと移動。午前9時40分到着。駅から徒歩で移動し、一般人でも大喜利を楽しむことが出来るカフェ・ボケルバへ。

開場時刻よりも早めに着いてしまったので、近場のローソンで栄養ドリンクとのど飴を購入、補給する。午前10時、ボケルバに入店。参加費1500円を支払い、ホワイトボードとペンとイレイザーを手に取り、車座になっている参加者用の椅子に座る。大喜利鴨川杯での惨敗の記憶が呼び起されたのか、緊張で汗が流れ始める。

午前10時10分ごろ、大喜利イベント「朝の部」スタート。決められた時間ごとに提示されたお題でボケていく。最初は緊張していたのだが、少しずつ場の雰囲気に馴染めるようになり、自分の出したい回答が出せるようになっていたように思う。休憩時間になり、トイレに行こうとすると、他の参加者の方に話しかけられる。「実は10年ぐらい前にすが家さんがブログに書かれていた番組の感想を読んで、お笑いを始めたんですよ」と打ち明けられ、なんとも不思議な気持ちになる。個人的な感想を書いていただけの自分のブログに、他人の人生に影響を及ぼすほどの力があるとは、微塵も思っていなかったからだ。極端な話、「僕はあなたの子どもです」と告白されているような感覚に近い。でも、ひょっとすると、同じような人は全国各地に存在するのかもしれない。責任は取らないけど、みんな頑張ってほしい。

正午、イベント終了。先ほどの方とは違う参加者から「いつもSNSを見てます」と話しかけられ、挨拶を交わす。影響が、他者への影響が止まらない。私はひょっとしたら自分で思っているよりもずっとスゴい人間なのかもしれない。だとしたら、みんなもっと私のことを神輿で担ぎ上げてくれればいいのに!いいのに!いいのに団!……と、どうでもいいことを考えているうちに、午後のイベントの準備が始まったようなので、邪魔にならないように退店する。

午後12時35分ごろ、『笑いの飛距離』を運営しているのていさんと落ち合い、一緒に肉の万世でパーコー麺を食べる。以前に食べたときは、肉の味ばっかり美味しかった記憶しかなかったのだが、今回はちゃんとラーメンも美味しかった。店の味がアップデートされたのか、私の舌がアップデートされたのか。美味しければどうでもいいことである。

食後、駅の近くにある喫茶店に立ち寄り、あんまりネット上でやるには憚られるような内容の話を聴いていただく。以前、とある番組のプロデューサーの発言について疑問を呈したら、知人の放送作家とうっすら揉めた話について相談したところ、「すが家さんは他の人よりも影響力があるから、くぎを刺したんじゃないですか」といわれ、まんまとニヤニヤしてしまう。……こうして、後々になって当時を振り返ってみると、この日は自分の影響力について向き合わされてばかりの日だった。

午後3時、店を出て、総武線水道橋駅へと移動。今回の旅の目的である『オードリーのオールナイトニッポン in東京ドーム』を鑑賞するためである。駅構内も駅前もたくさんの人で賑わっており、改めて“全席チケット完売”という言葉の重みを噛み締めずにはいられない。

午後4時半、のていさんとともに東京ドーム内に入る。お互いに「ステージ裏体感席」という、舞台の様子を見ることは出来ないが現場の雰囲気を味わうことが出来る席だったのだが、やや席の位置が違っていたため、ここで一旦お別れする。私の席は大柄な男性と小柄な女性の間の席で、非常に窮屈だった。きっと両側の席の方々にも同じ思いをさせてしまったことだろう。申し訳ない、不摂生で……。

午後5時半、開演。以下、リアルタイムの私の心の声(時間ズレあり)。

オープニングアニメだ!Tバック男だ!

ブースが!ブースがせり上がってきた!

若ちゃん、自転車速ぇー!春日、やっぱスターだよなーっ!

ビト!ビトじゃないか!

若林のトーク、なんか松陰寺を思い出すな(『ぺこぱANN0』リスナー)

ニッチローニッチローじゃないか!

春日のトーク、めっちゃええやん。食べたいやん。

TAIGA!TAIGAのエピソードだ!

昭和だ!昭和じゃん!昭和の笑いじゃん!

明子姉さんの関係者か……?

フワだーっ!!!泣(『フワちゃんANN0』リスナー)

若さんスクラッチ上手ぇー!アニメ見えねぇー!

うわーっ!星野源だーっ!

佐久間さーん!!!聞かれてるぞ佐久間さーん!

しんやめ!

終わっちゃう!終わっちゃうよ!

ロッコーっ!フワギャルのタオル持ってくれば良かった!

漫才だ!!!

バッカじゃないの!!!

あー……終わった……。

午後9時15分ごろ終演。

たくさんの人が退出する中、のていさんと水道橋駅で落ち合う。上野駅へと移動し、広小路にある鳥貴族で午前0時まで飲む。やっぱりネットでは書けないような話で盛り上がったところで解散。北欧に戻り、受付でロングタオルと手ぬぐいを購入。大浴場で身体を洗い、午前2時ごろに就寝。