- ハリウッドザコシショウ【10】
「ものまね大連発」。おなじみのフリップを用いたものまね芸。「やりつくされた柴田恭兵のまねをあえてやる」「オリラジのパーフェクトヒューマン」「やりつくされた田原俊彦のまねをあえてやる」「誇張しすぎた五郎丸」を披露していた。これまでと同様、クセの強いものまね芸だったが、以前よりも不条理感が増しているというか、一つ一つのパフォーマンスに時間を浪費しすぎていて、ちょっとリズム感に欠けたような。……ただ、単純にハマる・ハマらないの問題なのかもしれない。パーフェクトヒューマンと五郎丸は面白かった。
- 平野ノラ【32】
「バブリー川柳」。2週勝ち抜き。五十音ボックスからランダムに引いた文字から始まるバブリー川柳を披露する。恐らく、そういうネタも実際にあるのだろうが、今回はあえてハズしていく手法で勝負。延々と流れ続けるミュージック、踊り続ける平野ノラ、まったく触れられることのない五十音ボックス。正直、こういうスカシは笑いの取り方としては「ありがち」なのだが、それを三度目の挑戦でやってみせようという姿勢には少し感動するモノがあった。……いや、ひょっとしたら、そういう感想を引き出そうという魂胆だったのかもしれないが。あと、思い返してみると、二度目の挑戦で披露していたネタは歩席だったのかもしれない。使い捨てカメラが出てきたところは素直に笑った。3週勝ち抜きでチャンピオン大会出場決定。
【ふきだまりコーナー】
ヴィンテージ、オジンオズボーン、勝又:、サイクロンZ、全力じじぃ、天竺鼠、脳みそ夫、ハリウッドザコシショウ、ゆにばーす、ラブレターズ、しゃもじ、オテンキが登場。「ドラマチックなギャグ」というテーマの元、天竺鼠、オテンキがギャグを披露した。
- サンシャイン池崎【22】
「心理イェイ」。イェイを口にするであろう状況を当てる心理テスト。どこかで見た記憶があると思ったら、「R-1ぐらんぷり2016」決勝戦で披露されたネタだった。当時に比べて、やや熱量が落ちてしまったような気がするのは、やはり通常のネタ番組と賞レースの差によるものなのだろうか。ただ、「俺の乳首がハリウッド……なんでもない!」は、今回もちゃんと面白かった。あのキャラクターなのに、スベッたギャグをスカッと処理する繊細さがあるのがいいよなあ。
- ハブサービス【24】
「タイツで変身できるかな」。子ども番組を思わせる曲に合わせて、ハブがタイツ芸を披露していく。元漫才師としての特性を生かした親しみの持てる語り口で、タイツ芸を披露していくシステムがとにかくカオス。子ども向け番組でたまに見かけることのある狂気的な演出を思わせた。正直、全てのネタを過去に見たことがあったので、どれもあんまりハマらなかったのだが、大オチの毛根には笑ってしまった。アレには何度見ても笑える魔力が備わっている。毛が伸びていく様もさることながら、伸ばすときの「たはぁ~!」という謎の掛け声がなんとも面白かった。
【今週のふきだまり芸人】
全力じじぃ「ひょうきんコント「BAR」」
ヴィンテージ「ショートコント「喫煙所」「結婚の挨拶」」
次回の出場者は、勝又:、全力じじぃ、天竺鼠、脳みそ夫。勝又:は「こそこそチャップリン」時代に三週連続勝ち抜けを達成した経験あり。