令和元年の視聴覚室

平静を装いながら突き進め。

「バナナマンの爆笑ドラゴン 正月場所」(2019年1月4日)

【1stゴング】
ハナコ「空手体験教室」(×)
ダンビラムーチョ「怖いもの」(○)

【2ndゴング】
阿佐ヶ谷姉妹「スーパーマーケット」(○)
チョップリン「張り込み」(×)

【竜の隠し玉 第1対戦】
LOVE「うるさいやつ」(×)
天才ピアニスト「上沼恵美子」(○)

【竜の隠し玉 第2対戦】
メンバー「俺の顔を見ろ」(○)
ダニエルズ「捜査本部」(×)

【Lastゴング】
品川庄司「ドラマ「殉職」」(×)
アンガールズ「事故物件」(○)

司会進行はバナナマンと雨宮萌果(NHKアナウンサー)。複数のお笑い芸人が、漫才チームとコントチームに分かれてネタで競い合う。今回は、漫才チームを品川庄司が、コントチームをアンガールズが、それぞれキャプテンとなってメンバーを選考している。キングオブコント王者のハナコ、THE W優勝者の阿佐ヶ谷姉妹、歌ネタ王のメンバーなど、なかなかに豪華な面々が名を連ねているが、注目どころはやっぱりチョップリン。その独創的な発想から生み出される不可思議なコントは他の追随を許さない。今回はアンガールズが十年前に見て衝撃を受けたというコント『張り込み』を披露していた。

個人的に面白かったのはダンビラムーチョとダニエルズ。ダンビラムーチョは、M-1の予選でも披露していた、正義感の強いおじさんが色々な怖いものに立ち向かう漫才。あの声質、目つき、言い回し、どの要素を切り取ってもザ・おじさんといった風情で、もはやネタよりもあのおじさんが見たい!という気持ちにさせられる。このまま彼ら自身が年を取って、あのキャラクターが素の状態に近づいて来たら、なんだか最強の漫才に仕上がりそうである。一方のダニエルズもキャラクター濃度の強いコント。捜査本部を取り仕切る女性リーダーの堅固な態度に対して、部下の男性刑事が思わず大声をあげて意見したところ、意見そのものではなく、大声をあげたことについて追及され続ける。男性側にも女性側にも適度に言い分があり、また適度に過ちがある、この絶妙なバランス感がたまらなかった。

……ところで、品川庄司はいつまで『殉職』をやり続けるの?