令和元年の視聴覚室

平静を装いながら突き進め。

「上方漫才トラディショナル」(2018年12月31日)

かまいたち「割り込まれても注意しない」
見取り図「オシャレにコーディネート」
さや香「好きな女性の結婚式のスピーチ」
矢野・兵動「色んなおっさん」
シャンプーハット「男の色気」
ティーアップ「ヒップホップ」
アキナ「山登りのガイド」
テンダラー「感動の再会」
藤崎マーケット「ナンバーワンホストを目指して」
笑い飯「タトゥー」
ハイヒール「二人の見た目、五十肩、自撮り」
大木こだまひびき「孫」
学天即「美容のために」
宮川大助・花子「夫婦漫才」
メンバー「俺の顔を見ろ」
なすなかにしスマホ音声認識機能」
アルミカン「男とご飯を食べに行く」
酒井くにお・とおる「ペットを飼う、動物の鳴き声」
オール阪神・巨人「酔っ払いにインタビュー」
ミキ「猫を預かって!」
銀シャリ「子どもの頃の遊び、橋本にオススメの娘」
霜降り明星「お寿司」
ジャルジャル「鎖骨を骨折した話」
NON STYLE「井上の家」
とろサーモン「万引きGメン」
海原やすよ ともこ「USJの人気イベント、大阪と東京のお母さんの違い」
メッセンジャー「昔のお母さん、怖い話」
中田カウス・ボタン「オリンピック、年賀状」

ナレーションは月亭八方。タイトル通り、正統派の上方漫才をお届けする……という名目の演芸番組。それはつまり、この番組に出演している漫才師は、いずれも上方漫才を代表するに値する漫才師ということを意味している。見取り図も、メンバーも、ジャルジャルも正統派。なんとも喜ばしいことである。しかし、平成最後の大晦日に催された、上方漫才の一大番組にも関わらず、中川家ますだおかだアメリカザリガニフットボールアワーに千鳥、チュートリアルといった歴代のM-1戦士……は我慢するにしても、スーパーマラドーナや和牛の不在は誠に残念である。居て然るべきだろう。

とはいえ、シャンプーハットメッセンジャーは面白かった。おぎやはぎよりも過剰にコンビ仲を強調したシャンプーハット、純然たる上方漫才の家風を引き継いでいるメッセンジャー。それぞれ、全国区への展開を意識した芸風とはまた一風違った、関西ガラパゴスの中で丁寧に育まれた濃密な笑いが映し出されている。どちらも以前に何度かネタを拝見したことはあるが、その濃度はより高くなっていたように思う。

ところで……来年は新年号最初の……が放送されるのだろうか。謎だ。