白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

トーキョウシソンヌ旅行記(2018年8月11日~14日)

【8月11日(土)】

午前十時、起床。

前日の夜、家族でビアホールに繰り出し、バドワイザーハイネケンの瓶を空けまくっていたためか、少し頭がぼんやりとしている。

クセの強い味付けのカップヌードルで朝食を済ませ、旅行の荷物を確認する。三泊四日の予定なので、下着を上下三枚ずつと着替えのシャツを二枚、ズボンを一本。パンツは現地で捨てることを前提に、持っているものの中から穴が開きかけている古ぼけた三枚を選んだ。その他、ライブのチケット、T字カミソリ(+替え刃)、手帖などを詰め込む。年に一度の旅行なので、予算についてはあまり考えない。おそらく、謙虚で健全な観光であれば、必要のないだろう程度の金額を用意する。

午前十一時、愛車で家を出る。搭乗する飛行機は午後三時半発の予定だったが、移動中に何かが起きてしまった場合を想定し、かなり早めの出発となった。途中、空港近くのコンビニに立ち寄って、缶コーヒーを購入。駐車場に大型トラックが停まっていて、出るときにそれが邪魔になって道路の様子が見えなくて、少し難儀した。

午後一時半を過ぎた頃、高松空港に到着。お盆休みの時期ということもあって、駐車場はなかなかに混み合っていた。ただ人気はない。皆、午前中の飛行機で、とっとと行ってしまったのだろうか。辛うじて、やや奥まったところが空いていたので、無事に駐車。その場で十二日のオフ会の会場に電話、人数が変更になったことを伝える。その後もしばらく車内で時間を潰していたのだが、あまりにも退屈だったので、荷物の詰め込まれた大きなカバンを抱えて空港内へ。

しばらく中でウロウロしていると、ブックオフが出店しているところに通りがかる。何故に空港内でブックオフを? 艦これや初音ミクのフィギュアが千円で売られていて、少し購入を検討したが、結局、買ったフィギュアを車へ置きに行くことを思うと、ちょっと面倒臭かったので、眺めるだけに留める。

午後三時半搭乗。一時間と少しのフライトを、電子書籍を読みながら過ごす。

午後五時過ぎ、成田空港に到着。徒歩で成田空港駅へと移動し、京成電鉄のスカイライナーに乗り込む。やや車内が混み合っていたので、何処かの知らない中年男性と相席となった。旅行の帰りらしく、ちょっと酒の臭いがした。午後六時半ごろ、上野駅に到着。ひとまず今回の宿であるカプセルホテル北欧へと移動……しようと思っていたのだが、あまりにも空腹だったために、ホテル近くの【てんや】で天丼を食べる。この後、すぐにオフ会の予定だったのだが、朝のカップヌードル以降、ろくに何も食べていなかったのだから仕方がない。食後、ホテルへ赴き、チェックイン。荷物をロッカーに預け、最低限の荷物だけを入れた肩掛けバッグを片手にホテルを出る。

f:id:Sugaya:20180811184037j:plain

そのままオフ会の会場である【マグロ婆娑羅 上野店】へ。しかし、店の前に来ても知った人が見当たらなかったので、ちょっとだけ近くのTSUTAYAで涼を取る。アニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」が好評だからなのか、やたらと妖怪事典の類が売られていたのが気になった。しばらくして再び外へ、店の前まで戻ってくると、今回のオフ会を主催してくれたウダガワ氏の一行と遭遇する。ウダガワ氏と対面するのは、何年か前の飲み会以来だ。挨拶もそこそこに会場へ。飲み放題・食べ放題と聞いていたのだが、よくよく話を聞いてみると、どうも食べ放題に関しては限られたメニューだけが適用されるらしく、結果的に延々と肉寿司と婆娑羅(店のオリジナル魚料理)ばかりを食べ続けることになってしまった。とはいえ、テレビ好きなメンツが集まったため、話がスーパーボールのように弾む。SNSがつまらなくなってきただとか、黒塗りの件をどう処理したものかとか、そういった話が延々と繰り広げられた。

f:id:Sugaya:20180811193506j:plain

f:id:Sugaya:20180811195530j:plain

f:id:Sugaya:20180811195654j:plain

午後十時、店を出る。しかし、まだまだ飲み足りなかった私は更なる飲み会の開催を要求、すぐ近くにある【銀座ライオン】での二次会を敢行した。ただ、既に閉店間際だったため、一時間ぐらいしか滞在できず。その癖、何の話をしたのかもまるで覚えていない。きっと、楽しい話をしたことだろう。

f:id:Sugaya:20180811221936j:plain

午後十一時、解散。そのままホテルに戻った私は、すぐさま大浴場へと赴き、身体中から溢れ出る汗を洗い流した。やはり北欧の大浴場は広々としていて気持ちいい。入浴後、すぐ寝た。

【8月12日(日)】

午前八時、起床。

チェックアウト時刻の午前十時ごろにホテルを出て(連泊でも一日に一回チェックアウトしなくてはならないのである)、上野駅の浅草口にある【いろり庵きらく】で板そばを食べる。安いのにボリューミーで、お腹が膨らむ充実感が良い。

f:id:Sugaya:20180812095549j:plain

食後、山手線で鶯谷駅へ移動。駅から歩いて数分のところにある怪しげな雑居ビルに入り、とある契約を済ませ、古ぼけた雰囲気のラブホテルに乗り込む。……ここからはゾーニングが必要な内容になってしまうので、ここでは省略する。

午後一時ごろ、鶯谷駅から山手線~丸の内線を経由して、赤坂見附駅へ。駅から歩いて数分のところにある赤坂レッドシアターを訪れる。今回の旅行の目的である「シソンヌライブ[sept]」を鑑賞するためである。

真っ赤に彩られた入口から地下へ降りると、やや窮屈なロビーで物販が行われている。様々なグッズが売られている中から、シソンヌ長谷川責任編集のZINE『混沌』とシソンヌのデザインが施されたノートを購入。クールだ。また、十月にリリースされる予定の本公演を収録したDVDの購入予約も済ませる。ライブ会場特典が付くとのこと。

やるべきことを済ませたところで、チケットをもぎってもらいホール内へ。すると、およそ百七十席の窮屈な客席を老若男女が埋め尽くされている情景が目に飛び込んできて、軽い衝撃を覚える。通路にも小さな椅子が用意されている。これ以上、詰め込むとアンコが出そうだ。私の席は再奥の角というあまり芳しくない場所だったが、舞台を観るうえではそれほど支障はなかった。午後二時開演。午後三時四十五分閉演。やや短めの公演だったが、いずれのコントも素晴らしかった。特にオーラスのコントは多くの人に見てもらいたい。あの空気のリアリティを感じてもらいたい。

f:id:Sugaya:20180812134334j:plain

鑑賞後、近場の【フーターズ 赤坂店】へ。この後、私が主催するオフ会に参加するにあたり、少しアルコールを摂取して勢いづいてから行こうと考えてのことである。決して、決して店員のお姉さんのセクシーな衣装を見に来たわけではない(しらじらしい)。チキンをおつまみにモヒートとバドワイザーを飲み干し、いい気分になったところで店を出る。大変に楽しかったので、今度は何人かで集まってから行こうと心に誓う。そのまま行きと同じルートで上野まで戻り、一度ホテルで荷物を整理する。

f:id:Sugaya:20180812155529j:plain

f:id:Sugaya:20180812160319j:plain

f:id:Sugaya:20180812161455j:plain

午後五時四十分ごろ、ホテルを出てオフ会の会場として予約した【晴々飯店】へ。ネットで調べて、どういう状態の店なのかも確認せずに予約していたのだが、その外観があまりにもボロボロで些か驚かされた。普段の私なら、きっと華麗にスルーしていたことだろう。しばらく、その凄まじい見た目に物怖じしていたが、少しずつメンバーが集まって、十一人の参加者のうち九人が揃ったところで意を決し、午後六時に入店。オープンなテーブル席を案内されるものだと思っていたのだが、きちんとした個室が用意されていて、少し感動。飲んで騒いでゴシップ話を炸裂させたところで残りのメンバーも揃い、話は下世話にグルーヴし始める。もはや何を話したのか覚えていない、覚えていたら色々と差支えがあるというような具合に成ってきたところでラストオーダー。

f:id:Sugaya:20180812175139j:plain

時刻は午後八時。ここで大半のメンバーが離れるも、物足りなさを覚えていた私は二次会の開催を要求。残されたメンバーで上野の【カラオケ パセラ】へ。南国ムードが演出された店内で、お笑い濃度が高いような低いような話を繰り広げる。そこへ追加メンバーの佐藤晋氏が合流、話は更にスリリングに。

午後十時半を過ぎた頃、退店。ここで更にメンバーは減り、残るは私と佐藤晋氏とブログ「笑いの飛距離」管理人であるのてい氏の三名に。この時点で、私はまだまだやらかしていこうと思っていたのだが、近場のガストに移動したところで、二人が既に終点を過ぎている(=今夜はオールナイトで決定)ことを知り、一気にトーンダウン。そうか、始発の時刻まで、私はホテルに戻れないのか……。とはいえ、眠気に負けじと話を続け、時に興味深いエピソードを、時に単なる猥談を、時に罵詈雑言を繰り広げる。そして、間もなく午前五時という時刻を迎える頃に、正真正銘の解散となったのでありました。またやろう。

その後、ホテルへ移動。風呂に入って、チェックアウト寸前には起きるのだと心に誓って、寝た。

【8月13日(月)】

午前九時半、起床。

この日は朝から【はかせのみせ】を訪れるつもりだったのだが、当日の公式ツイートを確認したところ、なんとこの日から数日間は休業するとのこと。なにやら出鼻をくじかれたような感覚を覚えるが、だからといって落ち込んでもいられない。気持ちを切り替えて、行きたいところへとことん行けるようにしようと心に決める。

午前十時にホテルを出て、まずは山手線で新宿駅へ。落語のCD音源が大量に売られていることで知られる【ミュージック・テイト 西新宿店】へと赴き、どの落語家のCDを購入するか悩みに悩む。最終的に『林家木久扇 ザ・スーパースター』を購入。

f:id:Sugaya:20180813113222j:plain

それから近場の【麺屋武蔵】に飛び込み、ベーシックなつけ麺を食べる。なかなかに美味しかった。

f:id:Sugaya:20180813122022j:plain

f:id:Sugaya:20180813123304j:plain

食後、中央線で中野駅。商店街のアーケードを抜けて、中野ブロードウェイを散策する。敬愛する倉持由香の写真集『#東京尻百景 』を探すも見つからず。代わりにかもめんたる岩崎う大の漫画『マイデリケートゾーン 』のサイン入り本を見つけたので、これを購入する。……代わりにはならないような気がしないでもない。一時間ほど見て回ったところで表に出ると、まさかの土砂降りである。ここ数日、快晴とまではいかないにしても、晴れやかな日が続いていたのに、ここにきてとんでもない天候に遭遇してしまった。茫然としていると、中野ブロードウェイの入り口で中古のビニール傘が百円で売られていることに気付き、一本購入する。大きくて頑丈な傘に安心感を覚えるが、帰りの飛行機を思うと途端に不安を覚え始める。何処かで処分しなくては。

f:id:Sugaya:20180813131243j:plain

午後二時半、行きと同じルートで新宿駅へ戻る。久住昌之の漫画で読んで、ずっと気になっていた【新宿ベルク】を訪れるためである(当初の予定では高円寺の【麦酒大学】に向かうつもりだったのだが、豪雨ですっかりやる気を失ってしまった)。しかし、肝心のお店が、どうにもこうにも見つからない。しばらく新宿駅のあっちこっちを探し回ったところで、落ち着いてネット情報を確認すると、まったく意識していなかった地下に店舗があるとのこと。どこまでも迂闊な自らをそっと責めつつ、店へ向かう。洒落た雰囲気の店内には沢山の客が詰め込まれていて、それなのに誰もが妙に余裕がある表情を浮かべている。いい店なのだろう。予定ではビールを注文する筈だったのだが、ちょっと疲労が溜まっていたので、アイスコーヒーを頂く。合わせて頼んだホットドッグともども、とても美味しかった。

f:id:Sugaya:20180813150314j:plain

f:id:Sugaya:20180813150802j:plain

ベルクを堪能したところで、山手線で池袋駅へと移動し、昨年も訪れた【回転寿し トリトン】へ。北海道を中心に展開している店舗だけあって、ネタの鮮度は良いし、味も濃い。やや値段は張ったが、今回も満足の美味しさであった。

f:id:Sugaya:20180813155844j:plain

f:id:Sugaya:20180813161450j:plain

f:id:Sugaya:20180813161732j:plain

食後、再び山手線で秋葉原駅へと向かう途中、以前から何度か仕事でお世話になっている和田尚久氏に連絡を取っていなかったことを思い出し、素知らぬ顔してDMを送りつけたところ、午後七時に渋谷で落ち合おうと切り出される。この時点で既に時刻は午後五時を迎えようとしていたが、まあ秋葉原からでも間に合うだろうと根拠無く確信し、快諾する。

午後五時過ぎ、秋葉原駅に到着。人が多い。上野駅新宿駅も鬱陶しいほどの人で混雑していたが、秋葉原駅のそれは少し傾向が違っている。あくまで印象論だが、なんとなく人間の気質がウェットなのである。陽気な人も、陰気な人も、分け隔てなくウェット。おそらく、汗や気温のせいではないだろう。ひとまず、秋葉原に来れば必ず立ち寄っている【大人のデパート エムズ】へ立ち寄る。この店舗の異常な細長さには、いつも驚かされる。壁と壁の間に棚を均等に三つ並べると、その隙間に大人が一人だけ入ることの出来るスペースだけが生まれる。狭い。とにかく狭い。この日も、スケベなオタクやら、外国人観光客やら、アダルトビデオ男優っぽい集団やら、性に興味津々な人々が棚のアダルトグッズを漁っていた。おかげで私はゆっくりそれらのアイテムを眺めることが出来なかった。もうちょっと空間に余裕があれば……。それから、近辺の中古屋で倉持由香の写真集を探したり、服屋でカジュアルなズボンを探したりしているうちに、時刻は午後六時に。仮面女子の候補生がうちわを配っている横をすり抜け、山手線で渋谷駅へと移動する。

午後六時半、渋谷駅に到着。連絡を待っていると、とある店を指定されたので、そちらへと移動。すると、なんとお盆休みということで、休業中となっている。そこへ和田氏も到着。しょうがないので近場の焼き鳥屋へ飛び込み、ビールを飲みながら話を伺う。「あなたの文章は最後までテンションを維持できていない」という旨の指摘を受けて、強めに咀嚼する。一時間ほどやったところで場所を移動。近くの【星乃珈琲店】で優雅に珈琲を楽しむ。こちらでも一時間ほど話を。もはや、どういう話をしていたのか、あまり覚えていない。思うに、ここ数日間で私は、あまりにも酒を飲み過ぎたような気がする。午後九時、解散。「渋谷から上野に戻るなら、山手線より銀座線の方がいいよ」と言われたので、銀座線で上野駅まで移動。やや物足りなさを感じていたので、ホテルの近くにあった【横浜家系ラーメン】でまぜそばを食べる。なかなか美味かった。

f:id:Sugaya:20180813220047j:plain

f:id:Sugaya:20180813215355j:plain

食後、ホテルに。風呂に入った後、連泊の際に貰える飲み物サービス券を消費するため、大浴場の休憩室で生中をかっ食らう。風呂上がりの一杯はまた格別である。適度に酔っ払ったところで就寝。

【8月14日(火)】

午前八時半起床。

早いもので、もう最終日である。色々とやるべきことを消化しなくては。午前九時半、ホテルをチェックアウト。【いろり庵きらく】で朝食。かき揚げの入った冷やし蕎麦をすする。

f:id:Sugaya:20180814094331j:plain

着替えが押し詰められた重たいカバンを上野駅のコインロッカーに預け、銀座線~京王井の頭戦を経由して下北沢駅へ。初めての下北沢である。中野に近い雰囲気はあるものの、より自家製感の強い空気が妙に和やかだ。駅から歩いて数分、【ヴィレッジヴァンガード 下北沢店】へ。通常のヴィレヴァンよりも通路が広くて移動しやすいのに、品数は異常に多く、流石はヴィレヴァンの本場は違うなあと妙に感心。気になる商品を幾つか見つけたが、今回はヨーロッパ企画の公演DVD『平凡なウェ~イ』『出てこようとしてるトロンプルイユ』だけを購入。パンクロッカーみたいな風貌の店員が実にハクリョクだった。

f:id:Sugaya:20180814103909j:plain

買い物を終えた私は、再び京王井の頭線で渋谷駅に戻り、そこから山手線でまたも鶯谷駅へ。駅前で怪しい施設に電話をかけ、やってきた怪しげな車に乗り込み、とある古びた建物へと通される。しばらく待合室で時間を潰していると、突如として名前が呼ばれ、案内されたところで待ち構えていたのは……これ以上書くとアダルティな内容になってしまうので、書かない。というかちょっと今回はハリキリ過ぎたな。諸々を終え、午後二時半に三ノ輪駅へと送り込まれる。なんとも素朴な風景が広がっている街だ。同じ東京とはいえ、各地でまったく様子が違っている。不思議だ。日比谷線上野駅に戻り、荷物を回収する。一度、喫茶店での休憩を考えるも、この日は多くの人が上野に流れていたのか、空いている店がない。そこで、ろくに昼食をとっていなかったことも思い出し、高架下の洋食屋【レストラン じゅらく】を訪れる。オムライスを注文、ややご飯が柔らかかったが、なかなか美味しかった。

f:id:Sugaya:20180814155711j:plain

f:id:Sugaya:20180814153318j:plain

午後四時過ぎ、上野駅からスカイライナーで成田空港へ移動。中途半端な時刻だからなのか、車内の客はとても少ない。隣人を気にせずにドカッと座れる嬉しさよ。成田空港に着いたら、まず飛行機の発着場である第3ターミナルへと移動するため、専用のシャトルバスに乗り込む。以前にも書いたが、施設の中を車で移動しなくてはならないという状況が妙に不思議だ。第3ターミナルに着いたら、売店や飲食店が立ち並ぶロビーへ。とりあえず売店で家族や会社へのお土産を購入する。それから荷物を整理して、搭乗ゲートへ。荷物を調べてもらい、あとは飛行機に乗り込むのみ……といったところで、私が搭乗する飛行機が予定よりも遅れているという知らせが掲示板に出ていることに気付く。それなら、もっとゆっくり落ち着いてから、満を持して搭乗ゲートに乗り込んでいたのに……。

午後六時二十分ごろ、搭乗。フライト中は、読みかけだった『笑福亭鶴瓶論』(戸部田誠)を読む。戸部田氏の文章は無個性で味気ないけれど、だからこそ、こちらがどういう心身の状態でもスーッと受け止められる優しさがあるな。これも後々、何度も読み返すことになりそうだ。午後八時、高松空港に到着。車へ戻る前に、ブックオフの様子を見に行くと、何もかもがすっかり片付けられていた。どうしても欲しかったわけではないのだが……少し残念。すごすごと愛車に乗り込み、帰路についた。

午後十一時過ぎ、帰宅。お疲れさまでした。