土曜深夜の視聴覚室

Saturday midnight audio-visual room.

「山里亮太の140 高知公演~岐険を乗り越えて~<追加公演>」(2018年6月30日)

山里亮太トークライブがあるというので観に行くことにした。

山里亮太といえば、「M-1グランプリ2004」ファイナリストに選ばれ、脚光を浴びた男女漫才師“南海キャンディーズ”のツッコミ役として知られている。近年は、コンビではなくピンとしての活動に重きを置いており、とりわけ自身がパーソナリティを務めているラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』に対する思い入れは強い。そんな山里が、わざわざ高知県までやってきて、トークライブで何を話すというのか。どうしても確認しなくてはならない……というほど、彼に対して思い入れがあるわけではないが、チケット完売後に追加公演の開催を決意する熱意に絆され、鑑賞を決意した次第である。

ライブ当日の早朝、私は友人宅を訪れていた。他人に影響されやすい私は、こういったイベントには基本的に単独で出向くようにしていたのだが、今回は諸般の事情により、友人夫婦とともに鑑賞することになっていたからだ。また、せっかく高知まで足を伸ばすのだから、色々なところに足を踏み入れてみようという段取りにもなっていた。漫才やコントのようなネタに軸を置いていないトークライブを鑑賞するのだから、このように軽やかなスタンスで臨んでも構わないだろうという判断である。

天候は曇り。昨日、西日本中がバケツを引っ繰り返したような豪雨に見舞われていたが、一夜明けて多少は回復したらしい。とはいえ、完全に雨が上がったわけでもないようで、ほんの僅かな間にも降ったり止んだりを繰り返していた。そんな落ち着かない天気の中、午前八時半に友人の車で出発した。本来ならば午前八時に出る予定だったのだが、私が迂闊にも寝坊してしまったため、このような時間になってしまった。なんとも申し訳ない。

最寄りの高速インターから入って、午前十時ごろに中土佐インターで降りる。香川はかろうじて晴れ間も見えていたのに、こちらは完全に雨模様だ。近場にあるコンビニに飛び込み、東京03の単独ライブ(岡山公演)のチケットを購入。偶然にもこの日が発売日だったのである。発売から一時間後にホームページの状況を確認すると、既にチケットが売り切れていた。そろそろ公演会場を増やした方がいいのかもしれない。

激しい雨がフロントガラスに打ちつける中を更に南下しておよそ一時間後、「海洋堂ホビー館 四万十」に到着。二人が一度も行ったことがないと言ってきたので連れて来た。私自身も数年ぶりの来館である。時間帯のせいか、天候のせいか、いつもよりも客数は少なめ。歴代フィギュアが大量に展示されているのだが、ここに来ると、いつもガチャガチャに夢中になってしまう。今回は友人夫婦と来ていて少しテンションが上がってしまったからなのか、ついつい六回も回してしまった。更にリボルテックダンボーまで買ってしまった。そんなこんなで楽しんで、気が付くと一時間以上も滞在していた。

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各々が空腹感を覚え始めたところで、そこから一時間ほどかけて移動し、「道の駅 ビオスおおがた」へ。いつもなら沢山の人が訪れている人気のスポットも、今日は天候のせいか人気が少ない。目的の「ひなたや食堂」も待たされることなく入ることが出来た。しらすかき揚げ丼(ミニうどん付)、カツオたたきバーガー、生ビール(中ジョッキ)を注文、大いに堪能する。自分がドライバーじゃないので、こういう時にアルコールを摂取できるのが本当に有り難い。カツオたたきバーガーを食べるのはこれで三度目になるが、その度に、その美味さに驚かされる。今回もしっかりと美味かった。

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午後二時過ぎにビオスおおがたを出発。二時間かけて高知市内へと移動し、事前に予約していた「ホテルタウン錦川」へ午後四時にチェックイン。雨の影響か、やや水道水が泥臭いのだが、宿代の安さを思うと仕方がない。一時間ほど休憩して、午後五時に三人でホテルを出る。一瞬、コンビニで時間を潰しつつ、今回の会場となる「高知県立県民文化ホール」へ。以前にヨーロッパ企画の公演を鑑賞した「グリーンホール」である。チケットをもぎってもらってロビーへ。物販はなし。近日発売の著書『天才はあきらめた』が早めに売り出されているのではないかと期待していたのだが……。そのまま席へと移動。友人夫婦は離れた席を獲ったので、ここで一時的なお別れだ。自分の席は前から四列目となかなかに良い配置だった。

午後六時開演。

「不毛な議論」のオープニングテーマとともに山里亮太が客席後部より入場。まるでスターのような立ち振る舞いである。舞台上に上がると、まずはこの演出が決まったときにスタッフが言い放った“買いかぶり発言”を明かし、会場の空気を一つにまとめる。そして話は知られざる山里の高知愛へ。実は高知を愛して止まない山里亮太。今回も、前日の午前中から現地入りし、高知を堪能してきたという。その模様を、自撮り写真を見せながらお送り。まずは桂浜、次に桂浜水族館、それからひろめ市場へ。そこから更に色々なところを巡る予定だったのだが、ひろめ市場で高知人の恐るべき洗礼を受けてしまい、以降の予定が全て潰れるという大誤算に……。そんな楽しい話を三十分ほど語ったところで、いざ本番へ……と、これ以降の記憶がない。そういえばライブ前に山里が観客にトークの内容を忘れさせてしまう魔法をかけたというようなことを話していた。さてはそれか……。

午後八時四十分終演。歴代最長記録とのこと。

終了後、友人夫婦と合流。山里のしゃべりのポテンシャルと体力に感心していた。確かに、二時間四十分のトークイベントを、水をまったく飲まずにやり切っていたのだから、なかなかにとんでもない。そのまま三人でひろめ市場へ向かうが、行こうと思っていた店が閉まっていたため、まだ開いていた店の前で少しだけ呑んで、すぐさま外へ。時刻的にはまだ開店中の「漁師料理 明神丸」へ向かうも、まさかの改装中。来た道を戻って「明神丸 帯屋町店」に入るも、店側の事情により系列店「土佐のいごっそう 亀次」を薦められる。なにやらたらい回しにされているような感覚を覚えるも、こちらの店がとんでもなく良かった。カツオの塩たたきも、四万十青さのりの天麩羅も、四万十米豚の串かつも、とても美味しかった。いつまでもこの場に留まりたいと思えるほどの美味さだった。

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午後十一時、店を出てホテルへ戻る。風呂に入り、ベッドに潜り込みながら『オードリーのオールナイトニッポン』を聴きながら就寝。

翌日午前八時起床。

あれやこれやと準備を済ませて、午前九時に友人夫婦とひろめ市場へ出かける。昨夜、行くことの出来なかった「吉岡精肉店」の唐揚げを食べるためである。着いて早々、生ビールと唐揚げのセットに単品でコロッケを一個注文、すぐ近くの席で食べる。早朝はまだ空いている席が多いのが有り難い。食後、ひろめ市場内のお土産物屋を物色。芋けんぴ、ミレーのビスケットなどを購入する。こういう時には、なんだかんだでベタが一番正しい。買い物を終え、ホテルに舞い戻り、午前十一時にチェックアウト。

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車に乗り込み、南国方面へ移動。すっかり雨も上がって、遠くの空が青色に染まっている。事前に予定していた、海の見えるレストラン「SEA HOUSE」で昼食を取る。時刻は正午。日替わりパスタのセットを注文、サラダ・スープにドリンクバーまで付いてきた。窓から見える一面の海も、大きな窓に囲まれた店の雰囲気も、出てくる料理も全てが素晴らしい。こういう場所で余生を過ごせるような人生を送りたいものである。

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食後、南国のインターチェンジから高速道に入り、最寄りのインターで降りた。一度、友人宅に立ち寄り、荷物を整理したりムダ話をしたりしながら過ごす。

午後五時帰宅。お疲れさまでした。