白昼夢の視聴覚室

この世は仮の宿

大喜利鴨川杯で己を見つめ直す(2018年4月27日~29日)

関西最大級の大喜利トーナメント【大喜利鴨川杯】が一年半ぶりに開催されるという。以前、Twitterで相互フォローの関係にあるゴハ氏から公演のDVDを頂戴して是を視聴、そのアマチュアだからこそ吐き出せる剥き身の発想・表現に感動を覚えていた私は、「これは目撃せねばならぬ」と大会への参加を即決した。

鑑賞ではない。参加である。

はっきり言って、私には類い稀な大喜利の才があるとはいえない。学生時代、インターネット上の大喜利サイトを頻繁に出入りしていたが、決して記憶に残る回答を叩き出せてはいなかった。だが、さほど遠くない場所で開催される誰しもに門戸を開放している大会を、安全な場所からのんびりと眺めているだけで良いのだろうか。否、退屈な日常を破壊するかの如く、荒くれ者どもの巣窟へ蛮勇のように飛び込む瞬間も人生には必要なのではないか。

画して私は、四月末に大阪へ向かうことと相成った。

四月二十七日(金曜日)。午後六時、仕事を終えた私は、職場から直にバスターミナルのある高松へと向かっていた。普段は善通寺のバスターミナルを利用している私が、どうして今回に限って、高松のバスターミナルを利用することとなったのか。この辺りの話は少しややこしいので説明を省く。午後七時過ぎ、高松に到着。バスターミナルからほど近い場所にあるラーメン屋「ラーメン喜樂 林店」で夕飯を取る。……今にして思うに、これから長時間の移動が待ち構えているという最中に、油を多く含んでいるラーメンなど食べるべきではなかったような気がする。特に大変な事態には至らなかったとはいえ。

f:id:Sugaya:20180427192005j:plain食後、高松中央インターバスターミナルの駐車場へ車を停め、まとめた荷物を抱えて出動した。

午後八時二十一分ごろ、バスに搭乗。移動中は「三四郎オールナイトニッポン0」を聴きながら過ごした。スペシャルウィークということで、相田の自宅から番組をお届けするというトリッキーな回だったのだが、途中でウトウトしてしまったので、内容は殆ど記憶にない。ギョウザを作っていたような気がする。午後十一時十六分ごろ、JRなんばへ到着。沢山の灯りに包まれた街の景色はとても魅力的だが、仕事の疲れと高速バス移動での疲れのダブルパンチを食らっている身では、とてもじゃないが立ち向かえない。

ひとまず今回の宿である「ファーストキャビン 御堂筋難波」でチェックイン。

f:id:Sugaya:20180427231939j:plain普段、利用しているカプセルホテルよりも高い宿賃を支払わなくてはならないが、猛者たちに立ち向かうには、こういう高級感溢れる場所でしっかりと身体を休める必要があると考え、この宿を選んだ。チェックインの際にカードキーと部屋番が明記されたリストバンドを渡される。カードキーは客室へ向かうときに使用する。部外者が侵入しないようにするためだろう。きちんと安全が確保されているようで、とても安心できる。いざ部屋に向かうと、そこにはゆったりとしたプライベート空間が。大きめのベッドに、ちょっとした机。ベッドの下は収納スペースになっていて、荷物を詰め込むことが出来る。収納スペースはリストバンドに付いているキーで施錠が可能。しっかりと荷物を管理できる。ベッドの足元には巨大なスクリーンが配置されていて、寝そべりながら視聴が可能。アダルトチャンネルなどを見た日には、それはもう大変なことになっていただろうが、今回は見る機会を得られず。残念。惜しむらくは、大浴場がそんなに広くなかったことと、ベッドのマットが固かったこと。おかげで少し寝つきが悪かった。あと、大浴場にボディタオルが配備されていなかったのも、個人的には残念だった。ただのフェイスタオルだと、身体を洗ったような気がしない。

午前零時を目前に控えた頃、荷物をまとめ終えたので、ちょっとだけ外へ飛び出してみることに。とはいえ明日は鴨川杯の本番があるので、すぐさま戻る……予定だった。この時、私の頭に浮かんでいたのは、事前にチェックしていて気になっていたメキシコ料理の店「Mexico」と毎度お馴染み「鳥貴族」の二店。未知の店を行くべきか、勝手知ったる店を行くべきか。二つの一つの選択を迫られた私は、思い切って「Mexico」へと行くことにした。

f:id:Sugaya:20180428000244j:plain「Mexico」は様々な店舗が入っているビルの六階にある。まずビルの中に入って、奥へと進んでいき、突き当りにあるエレベーターで五階まで上がる。そこから階段で六階へ。店内にはカウンター席とテーブル席が少々。また、確認はしていないが、テラスにも幾つか席があったようだ。私は一人だったのでカウンター席に通された。飲み物と食べ物のメニューはそれぞれ一枚ずつあって、これを使い回しているらしい。タコスをつまみにテキーラコーラ、テキーラサンライズカンパリオレンジなどを注文、ぐいぐいと飲み干す。

したたかに酔いが回ってきたところで、そろそろお勘定……といこうと思っていたのだが、店長の絶妙な会話術に流されて、隣の席の人と一期一会の語らいを始めてしまう。何処の誰とも知らない人と二度とない会話……これぞ飲み歩きの醍醐味というものである。しかし、これを楽しみ過ぎた結果、店を出たのは午前二時、ホテルに戻って風呂に入って床についたのが午前三時という体たらく。果たして、翌日の大喜利は一体どうなってしまうのか!

(ここでコマーシャル)

(コマーシャル終わり)

四月二十八日(土曜日)。午前八時半ごろ起床。六時間にも満たない睡眠時間だが、体調はそれほど悪くない。少し身支度に時間をかけて、出掛ける。ホテルを出る際には、カードキーとリストバンドを受付に預ける。ただ、別に預けなくてもいいらしい。自由だ。近場の「金龍ラーメン」で朝食。大阪の朝を金龍ラーメンで迎えると、大阪に来た感が高まってきて、非常に良い。

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f:id:Sugaya:20180428093228j:plain食後、なんば駅から御堂筋線で梅田駅、大阪駅から東海道山陽本線茨木駅へと移動。

f:id:Sugaya:20180428102236j:plain東口を出ると広めのフロアがあるのでここを左方面に抜けていく。エスカレーターを降りて、更に左方面へと歩いていくと、駅前通りに当たるので、そこを道なりに歩いていく。

f:id:Sugaya:20180428104105j:plainしばらくするとファミリーマートが見えてくるので、この十字路を左に曲がる。右手にある中学校がちょうど途切れるあたりにまた十字路があるので、ここを右に曲がる。そのまま真っ直ぐ行くと、左手に見えてくるのが今回の会場である「茨木市民総合センター」だ。

f:id:Sugaya:20180428105528j:plain緊張の面持ちで中に入り、掲示板で当日のイベント情報を確認。鴨川杯は二階の多目的ホールで行われているとのこと。

f:id:Sugaya:20180428105719j:plainゆっくりと移動していると、歯のマンガのTシャツを着た人と遭遇する。タダモノではない雰囲気が漂っていて、(こやつ、さては参加者か……)と心の中で緊張を走らせる。後に、彼が“ザキンタ・マー”だということが発覚するのだが、この後の展開には特に絡まない。ていうかスゴい名前だ。

会場前に到着すると、ホールの扉は閉じていた。

f:id:Sugaya:20180428105911j:plainちょっと見ただけだと、人気はまったく感じられない。だが、確かに中では大喜利が行われているということを示しているBGMと人々の笑い声が、しっかりと音漏れしている。……それって、扉を閉めている意味はあるのか。靴からスリッパに履き替え、会場内へ。扉を開けると、むわっと熱気が。そこには多目的ホールの席を埋め尽くしている猛者たちの姿があった。そんな彼らが見つめているのは、扉の脇にあるステージ上での熱戦だ。老若男女が入り乱れ、狂ったように面白回答を絞り出している。その回答が、猛者たちの笑い声を引き出している。なんというマッチポンプ、なんという永久機関。エラいところにきてしまった……と、その光景を目の当たりにした私は、絶望にも似た感情を抱いたのであった。

いつまでも怖気づいていても仕方がないので、とりあえず受付を済ませることに。参加費の2,000円を支払い、事前にTwitterで連絡していた通りに再生できなくなっていた第五回鴨川杯のDVDを取り換えてもらい、第六回・第七回・第三回タッグフェスのDVDを購入する。ここでとりあえず目的は果たされた……と、自分の中で納得しようとするも、まったく落ち着かない。しかし、いざ席に座ってみると、もう文字通りに止め処無く笑ってしまった。とにかく回答が面白い。面白くって仕方がない。まったくのデタラメではなく、きちんとお題に沿っているのに、とてつもない破壊力でこちらの笑いの神経をブチ抜いていく。これは冗談ではなく、一瞬、本当に笑い過ぎて、横っ腹がつりそうになった。

正午、昼休憩。予選Aブロックに参加していたゴハ氏と、キャンセル待ちに期待して来たという利便性氏と合流し、先程のファミリーマートへ昼食を買いに行く。大きめの平べったいパンに大きめのソーセージを乗っけた“大きいソーセージ”にかぶりつきながら、三人で何かしらかの話をしたような気がするが、特に記憶に残っていない。緊張によるものか、ろくな話をしなかったか、どちらかだろう(どちらもありうる)。食後、再び会場へと戻る。

以下、文章ではまとめられないので、ざっと私の心の声をリスト化してみた。会場入りしてからの内容なので、時間軸が本文の内容と前後してしまっているけれど、その辺りは各自の心の中でなんとかしてくれれば有難い。

・会場の中、暑っ! 多っ! 恐っ!

・とりあえず座ろう。

・おっ、あの人が六角電波さんか。ナイスミドルだな。

・ケンドーアラシって人、めっちゃオモロいなー。

・まな!さん出てるのか! 懐かしい名前だ。大喜利サイトでちょくちょく名前を見かけたなー。

・おっ、ひつじのあゆみさん。ああいう顔してるのか。

・さっきの人、ザキンタ・マーっていうのか……なんて名前だ……。

・おっ、ゴハさんだ。……なんかずっとニコニコしてるぞ。どしたどした。

・あっ、ひらたい先生だ。シブいな。

・妙子さん、めっちゃ面白いな。覇気があるな。

・番茶さんなんか妙に華があるな。

・やけにデカい人がいるな。あれが噂のスパムちゃんか。おお。

・あっ、スズケンさんだ。虎猫さんだ。おおー。

・冬の鬼さんだ。……あれ? 次、もう出番? マジで?

能天気にゲラゲラ笑っていたら、いつの間にか自分の出番である。

グループG。対戦相手は、田んぼマン、急遽猫を噛む、アントニオカッキーノ、ひろちょび、ヒト。なかなかなメンバーだが、正直なところ、他人がどんな回答をしていたのかまったく記憶にない。なにせ必死なのである。全二問、六人中三人勝ち抜け。第一問は「大阪ならたこ昌、東京なら東京ばな奈のような各地のお土産を教えてください」。ここでいきなり地名引き出しが開かない。鍵は何処だ。誰か隠したんじゃないか。俺のポケットに入っているのか。探している時間はないから手持ちのワードでなんとかするしかない。よし、なんとか1ポイント取れたぞ。続きたい。どうだ。ダメか。あ、もうお題チェンジだ。「写真で一言」。割と得意なテーマが来たぞ。ここでポイントを取らないと。どうだ。ダメか。これならどうだ。ダメか。あ、時間だ。終わりか……。

他の人の試合を見ているときには長く感じられた時間が、あっという間に過ぎ去ってしまったように感じた。これが相対性理論か(違うと思う)。こうして私にとっての鴨川杯は幕を下ろし……てはいない。まだ敗者復活戦がある。予選終了後、本戦の前に行われる敗者復活戦で勝ち上がることが出来れば、本戦に滑り込むことが出来る。ただ、現時点ではまだ、敗者復活戦でのルールは明かされていない。果たして、どのような内容になっているのか……。

そして全予選が終了。同時に敗者復活戦のお題が発表された。テーマは「面白おみやげ」。……「面白おみやげ」? 何がなんだかさっぱり分からない。他の幾多の猛者たちもよく理解できていないようで、明らかにどよめいている。ここで説明が入る。これから一時間以内に運営へのおみやげを買ってきて、面白かった二人が復活するという。……なんだそりゃ! 大喜利が行われるかと思っていたのに、ここでまさかのモノボケである。

とりあえず外へ駆け出し、面白そうな商品を取り扱っていそうな店を探すことに。とはいえ、ひとまず近くのファミリーマートを覗いてみると、予選で見かけた人たちがチラホラと。そのうちの一人に話しかけられるも思い出せず、なんだか変な空気にしてしまう(後でTwitterを確認したところ、この人が槍沢さんこと椙田政高さんだと気付く。遅い。ていうかなんで別名でエントリーしてるんだ)。その後、更に遠くのファミリーマートに出向くと、スパムちゃんと遭遇。目が合うも、高身長女子を見ると反射的にときめいてしまう体質の私、思わずハッとしてしまい、何も挨拶できず。無礼者め。

(ここでコマーシャル)

(コマーシャル終わり)

それから三十分ほど、近辺をウロウロしていると、業務用スーパーを発見。ここなら何か面白そうな品物を見つけられそうだったので、慌てて飛び込む。店内をぐるりと歩き回ってみると、これがなかなか面白い。一万円近いステーキ肉だとか、千円の豚バラだとか、袋詰めされた大量のうまい棒だとか、物量の多さが笑いに転化されそうな品物ばかり。とはいえ、その程度のおみやげでは、とてもじゃないが勝ち上がることなど出来ないだろう。そこで私が目を付けたのは、こんにゃくだった。そして会場の近くには中学校が。中学生とこんにゃく。それが意味するものはひとつしかない(わけでもない)。しかし、これだけではただの下ネタである。そこで、ここにドーナツを加えることにした。唐辛子入りのこんにゃくとドーナツのダブルヘッダーで、辛味と甘味、緊張と緩和、愛しさと切なさと心強さを表そうと思いついたのである。……結局、ただの下ネタであることには変わりないが、とはいえ他に何も思いつかないし、なにより残された時間も僅か。これで行くしかない!と、私はこんにゃくとドーナツを片手に会場へと舞い戻ったのであった。

で、言うまでもなく、敗者復活ならず。それどころか運営からおみやげを突き返される始末(※あまりにもドイヒーなおみやげは判定不可として突き返されるルールだった)。しかし、まあ、それなりにウケていたから良しとする。その後、他の出場者のおみやげを見て、自分とはまったく次元の違うところで戦っているのだと痛感させられた。否、品物ならまだしも、キャラメルコーンの証明写真って……どういう思考回路から、その回答が導き出されるのだろうか? それからは単なる観客である。本戦、三位決定戦、決勝戦……どれもベラボーに面白かった。とりわけ最終問題の盛り上がりは異常だった。大喜利をやっている人たち全員の業を背負っているかのようなお題だった。いずれ販売されるであろうDVDが今から楽しみだ。

そして迎えた閉会式。三位のおかきさん、二位のぺるともさん、優勝者の鉛のような銀さん、それぞれの健闘を称え、静かに幕を下ろす……かと思いきや、ここで謎のVTRが。どうやら、それは運営の面々が「次回の鴨川杯、いつにする?」と相談をしているところを撮ったもののようだ。VTRの中では、具体的な日程が提示されるのだが、どの日も運営メンバーそれぞれに都合が良くない。停滞ムードが漂う中、鶴の一声が。「じゃあ、明後日やったらええやんけ!」。


この瞬間、先の敗者復活戦のルール発表とは比べ物にならないほどの、圧倒的に大きなどよめきが会場中を駆け巡った! 逆にいえば、それなりに大きな規模の大会である鴨川杯の記念すべき10回目の開催を大会当日の前々日に発表したわけで、これはもう運営の頭がイカれているとしか言いようがない。実に恐ろしい。また、これに臆することなく、すぐさま参加を表明する人たちがいたことも実に恐ろしかった。なんというディープな世界。なんというアンダーグラウンド村上春樹に取材されてしまえ。

終演後、出演者たちがしばらくロビーで談笑していている中で、人見知りの私は隅っこでひっそりと佇んでいた。唯一、番茶が飲みたいさんに話しかけられる(有り難かった!)も、それ以外は本当にじっとしていた。先程まで、確かに同じ大会で戦っていた仲間たちに囲まれている筈なのに、どうしてこんなにも疎外感を覚えてしまうのだろう。しばらく考えて、そして気が付いた。現在、お笑いについて、ああだこうだと書き殴っている自らの行為に対して、私は少なからず引け目を感じていたのだ。そして、そんな私よりも、ずっと笑いに対して全身全霊でぶつかっている人たちに対して、完全に物怖じしていたのである。笑いについて語る上で、もっと自信を持つためにも、真剣に大喜利に取り組んでいかなくてはならない。そう考えさせられた六時間だった。

その後、しばらく屋外で時間を潰し、そろそろ帰ろうかというところで運営の人たちと遭遇したので、少し話をしながら歩いていくことに。大会前に、なかなかスケジュールを出せなかったことについて、ゴハさんにとてもとてもとても怒られたという話を聞き、ゴハさんと運営の人たちにご迷惑をおかけしたことを深く反省する。ああ、今回は本当に色んな人に迷惑をかけてしまった。次はもっと落ち着いて、勝負に臨まなくては……。様々な思いで頭の中をいっぱいにして、うなだれながら、茨木駅から大阪駅、梅田駅からなんば駅へと戻る。

で、即座にエッチなお店へ。90分間バリバリ。実に素晴らしかった。ここで店のお姉ちゃんに、「使ってないから! 使ってないから!」と言いながら敗者復活戦で突き返されたこんにゃくをプレゼントする。要らぬ荷物が片付いて一安心である。……いや、本当に反省してるって。うん。嘘じゃないって。ホントホント。

店を出て、一旦ホテルに舞い戻って荷物をまとめ、夕飯へと繰り出す。しばらくアッチコッチをウロウロしたところで、中華バルを謳っている店を発見したので、これに入る。「中華バル ドラゴンパンチ道頓堀」。メニューのバリエーションは少なかったが、よだれ鶏、ドラゴンエビフライ、担々麺、いずれもとても美味しかった。

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f:id:Sugaya:20180428234715j:plainしかし、まだ満足しきれなかったので、「Mexico」を再訪。昨夜は食べられなかったブリトーを知らずに注文したところ、タコスにがっつりとライスが注入されたような料理で、思ったよりも満腹になってしまう。メキシコビールとテキーラのショットで気分良く店を出る。

f:id:Sugaya:20180429001338j:plainそのままホテルに戻り、シャワーを浴びて爆睡。なんだかんだで素晴らしい一日だったように思う。

四月二十九日(日曜日)。どんなに充実した時間を過ごしていても、旅行の最終日はどうしても寂しさを覚えてしまう。午前九時起床。人と会う予定もないので、ヒゲも剃らずにそのままにして、ホテルをチェックアウト。梅田へと移動して、阪急三番街の高速バスターミナルの近くにあるコインロッカーへ荷物を預ける。身軽になったところで梅田ロフトへ。楽器店を冷やかす。その足でジュンク堂にも立ち寄り、本用のブラシを衝動買い。いつでも埃を落とせるぞ。それから大阪駅へ向かい、福島駅へと移動。従兄弟のラーメン屋「燃えよ麺助」にて鴨そばを食べる(美味いけど、また一時間近く並んだ。厳しい)。

f:id:Sugaya:20180429133121j:plain食後、再び大阪駅へ戻り、NU茶屋町へ。今度はタワーレコードを冷やかす。そうこうしているうちに発車の時刻が近付いてきたので、慌てて高速バスターミナルへ移動。おみやげ屋で会社の仲間たちへのお土産を購入し(こんにゃくではない)、コインロッカーから荷物を取り出して、即座にバスへと乗り込んだ。午後三時過ぎ、出発。

午後六時半ごろ、高松へ到着。馴染みの中華料理店「うまか飯店」に立ち寄り、天津チャーハンを食べる。美味い。

f:id:Sugaya:20180429190703j:plain午後九時帰宅。お疲れさまでした。