土曜深夜の視聴覚室

Saturday midnight audio-visual room.

これからもブルーなレイにしてくれますか?

今年、芸人の映像作品を主に取り扱っているレーベル“コンテンツリーグ”から、初めてのブルーレイ作品がリリースされた。

第19回東京03単独公演「自己泥酔」 [Blu-ray]

第19回東京03単独公演「自己泥酔」 [Blu-ray]

 

嬉しい。とても嬉しい。昨今、映画やテレビドラマがブルーレイでリリースされるのが当たり前になってきているにも関わらず、こと芸人の映像作品に関しては、その需要の少なさからか大半がDVDのみのリリースに留まっていた。しかし、本来ならば、高画質・高音質を謳っているブルーレイこそ芸人の舞台を映像で再現するに相応しい媒体なのである。その偉大なる一歩をコンテンツリーグは踏み出したわけだ。しつこく言おう。嬉しい。とても嬉しい。

しかし、その一方で気になっていることもある。恐らく、今後も東京03の作品に関しては、DVDとブルーレイが同時にリリースされていくのは間違いない。売り上げが大幅に減少するようになれば話は別だが、少なくともこれっきりということはないだろう。では、このブルーレイでのリリース、他の芸人にも適用されるのだろうか?

本文の冒頭でも書いたように、コンテンツリーグは芸人の映像作品を主に取り扱っているレーベルである。無論、東京03だけではなく、他にも様々な芸人の映像を世に送り出している。そんな彼らの作品がどれほどの売り上げを叩き出しているのか、門外漢である私には分かりかねるが、一年に一枚のペースで新作を発売している芸人も少なくないことを思うと、決して悪くはないのだろうと思われる。

否、そもそも当の芸人にとって、自身の作品をブルーレイにするということは、どういう感覚なのだろうか。高画質・高音質で楽しんでもらいたいと思っているのだろうか。それとも、映像ソフトはそれなりの画質・音質で、ナマの舞台こそを見てもらいたいと考えているのだろうか。或いは、何も思い入れなどはなく、とりあえず小銭を稼ごうという程度にしか考えていないのかもしれない……と、こちらが忖度すればするほど、他の芸人によるブルーレイ展開が無さそうな気がしてならない。

でも、やっぱり、どうせならブルーレイで出してほしいんだよなあ。舞台の空気が再現された瞬間を味わいたいんだよなあ。