土曜深夜の視聴覚室

芸人のDVDを見てなんやかんやいうブログ

「ミュージックステーション」(2017年4月28日)

生放送の音楽番組。司会はタモリ弘中綾香テレビ朝日アナウンサー)。

ゲストは、昆夏美&山崎育三郎、オースティン・マホーン、V6、ゆず、矢野顕子×上原ひろみ椎名林檎トータス松本、嵐。矢野顕子×上原ひろみのパフォーマンスを目的に視聴。しかし、ブルゾンちえみのネタに使用された『Dirty Work』を披露したオースティン・マホーン、路上時代の映像をバックに『栄光の架橋』を熱唱したゆず、豪華絢爛な『目抜き通り』で視聴者を魅了した椎名林檎トータス松本など、他のゲストのパフォーマンスもなかなかに素晴らしかった。

とはいえ、矢野顕子×上原ひろみは別格である。二台のピアノだけで繰り広げられる疾走感に充ち満ちた演奏は、どう贔屓目に見ても他の出演者を圧倒していた。否、そもそも向かっている方向性がそれぞれまったく違うので、安易に比較すること自体がナンセンスなのだが。そのような無防備な意見を思わず剥き出しにしてしまうほどに、脳天に突き刺さる演奏だった。

それにしても『ラーメンたべたい』は、あのような曲だったのか。

初めて『ラーメンたべたい』という曲を聴いたときは、なんだか笑ってしまったような記憶がある。歌詞の中で何度も繰り返される「ラーメンたべたい」というフレーズに、そこまでラーメンに執着しなくとも……と無意識に感じたのだろう。

だが、改めて歌詞を読んでみると、【ラーメン】という料理につきまとう孤独をこそ渇望している曲だということに気付かされる。そうだ、ラーメンは「ひとりでたべたい」のである。「となりにすわる恋人達には目もくれず」「責任もってたべる」のである。その歌詞の重みを感じた後だと、サビでの「くたびれる毎日 話がしたいから 思いきり大きな字の手紙 読んでね」の切実さが沁みてくる。

翌日の土曜日、別に狙ったわけではないがラーメンを食べた。こんな味だったっけな。