土曜深夜の視聴覚室

芸人のDVDを見てなんやかんやいうブログ

「M-1オールスター超ネタ祭り」(2016年11月22日)

トレンディエンジェル「優しい美容院」

NON STYLE「不倫報道対策」

テツandトモ「なんでだろう」

ナイツ「M-1をヤホーで調べました」

タイムマシーン3号「パンと米」

パンクブーブー「命乞いの練習」

U字工事「東北へのFA宣言」

 一口漫才:ブラックマヨネーズ

 一口漫才:タカアンドトシ

スピードワゴン小沢一敬はドラマを演じるのが好き」

ダイアン「コンビニの店員」

トータルテンボス避難訓練

 一口漫才:フットボールアワー

 一口漫才:チュートリアル

笑い飯給食センター

 一口漫才:サンドウィッチマン

 一口漫才:ピース

中川家「タクシー」

M-1グランプリ】歴代王者・歴代ファイナリストが漫才を披露する特別番組。通常のネタ番組とは違った、M-1ならではの張りつめた緊張感を少しは楽しませてくれるような番組を期待していたのだが、蓋を開けてみると、通常のネタ番組よりもゆるーい作りになっていたので、思わず腰が砕けた。とにかくネタ時間が短い。一時間にも満たない時間を十二組の漫才師がやりくりしているのだから仕方がないといえば仕方がないのだが、なにやら試食コーナーだけで満腹にさせられようとしているような感覚を覚えた。とはいえ、M-1を掲げた番組に、テツandトモタイムマシーン3号スピードワゴンにダイアンといったメンバーを出演させてくれたことは嬉しかった。その意味では、プラマイゼロな番組だったといえるのかもしれない。

印象に残っている漫才は、U字工事スピードワゴンの懐かしいネタ。特にスピードワゴンは、まだ「爆笑オンエアバトル」に出場していた時代のネタだったように思うのだが(はっきりとは思い出せない)、まったく面白さが色褪せていなかったことに驚いた。恐らく、彼らの漫才のある種の洗練されなさ、小沢一敬井戸田潤というキャラクターの変わらなさが、時代の流れとともに揺れ動かされることなく維持され続けているためだろう。きっと老人になっても、二人は素敵に変わらない。あと、こういうネタ番組でも、恐らく一連の不倫報道を受けて作ったと思われるネタを投げ込んできた、NON STYLEの漫才は評価されてもいい。そこにブルースはないのかもしれないが、常に変わらないポップス職人ぶりは素晴らしかった。

一つ不満を申し上げるとするならば、初期から中期にかけてのM-1ファイナリストによる漫才がもう少し欲しかった。具体的にいえば、アメリカザリガニ、千鳥、POISON GIRL BANDあたり。テレビ的なことを思えば仕方がないのかもしれないが、この辺の「結果を出せなかったファイナリスト」たちの存在こそ、M-1の厳しさ・難しさを象徴していたように思うので……。