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土曜深夜の視聴覚室

芸人のDVDを見てなんやかんやいうブログ

「じわじわチャップリン」(2016年4月30日)

「渋滞」。まったく動きそうにない渋滞に引っ掛かってしまった車の中から、ふと隣の車を見てみると、そこには一心不乱に熱唱している運転手の姿が……。とにかく着眼点が素晴らしい。日常的に起こり得るが、あまり他の芸人が取り上げていないシチュエーションを上手く突いている。掘り下げ方も上手い。当初は、岡安の運転中とは思えない熱唱ぶりに焦点を当てていたが、そこからラジオで音楽を聴いていることに気が付き、何を聴いているのかを当てるくだりへと至るまでの流れがとてもスムーズだった。不条理な味わいのオチは評価が割れる可能性もあったが、余韻を残さずにスカッと終わらせていたことが功を奏したか。

 

  • アキラ100%【28/50】

「丸腰刑事・変質者編」。銀のお盆以外は何も身に付けていない丸腰刑事、今回はトレンチコートの下は何も着ていない変質者を追う。この番組シリーズでは、もはやお馴染みとなっている「丸腰刑事」だが、今回を超える設定はもう見られないのではないだろうか。裸にトレンチコートの変質者に本気で憤る丸腰刑事なんて、理不尽過ぎて笑わずにいられない。張り込み中、木で股間を隠すというベタなボケも、バカバカしすぎてたまらなかった。その上、変質者に「あなたもですか」と言われるんだから、笑えないわけがない。途中、うっかり股間のナニがこぼれて、ちょっと空気が変なことになってしまっていなければ、ひょっとしたら……。

 

  • モグライダー【28/50】

「車掌さん」。子どもの頃に車掌さんになりたかったともしげのために、漫才の中で車掌をやる。以前、『こそこそチャップリン』でのオンエアを見たときにも思ったが、なんとも不可思議な漫才をするコンビである。最初はともしげの方がボケだと思っていたのに、車掌の研修コントに入ると、芝が「車掌は普段から変な喋り方をしている」「車掌のアナウンスをハキハキ喋るのは「ぽくない」からダメ」という個人的思考の域を超えたコントの世界観から出てくるタイプのボケをぶつけ始める。しかし、ともしげがその世界観を無視したボケを更に投げ込んでくるので、状況はいよいよ悪化。それなのに違和感を覚えることなく見られるから不思議だ。ネタ後、ツッチーに「若い頃のウンナンさんに似てる」と言われていたが、方向性はさまぁ~ずに近い気がしないでもない。三村がより破綻したら、こうなってしまうのかもしれない。いや、面白かった。ただ……これは本筋と少し関係無いけど、電車の路線ボケは全国には通用しないので、こういう番組では直した方が良かったような。

 

【ふきだまりコーナー】

アキラ100%、モグライダー、平野ノラ、ゆにばーす、インディアンス、しゃもじ、魔族、オジンオズボーン、イヌコネクション、ギャルズ、サンシャイン池崎、ダブルブッキング、GAG少年楽団冷蔵庫マンはまこ・テラこ、マツモトクラブ、キャラメルマシーンラフレクランが登場。今回からテーマにちなんだギャグをしてもらうことに。今回のテーマは「やる気の出るギャグ」。サンシャイン池崎、魔族、冷蔵庫マンがギャグを披露した。

 

「読者モデル」。読者モデルにスカウトされているところを見たという内藤に対し、そんなわけがないだろうと否定し続ける久保田。真顔で素っ頓狂なことを言い続ける内藤に対し、様々な言葉を用いて否定する久保田のやりとりがたまらなく面白かったのだが、観客にまったくハマっていなかったので、とても驚いてしまった。確かに、万人ウケする芸風ではないと思うが、あそこまでアウェイな空気にならなくても。久保田のビジュアルであれば「読者モデルに向いている」という内藤の提案はもっとウケてもいいし、「イジくり倒しやがって!」「選球眼がヤバいよ!」「ほっとけー」「おでんの話?」などのあたりはバカバカしさがたまらなかった。「ロケットおっぱい」のくだりがドン引きされていたのは仕方がないにしても、もうちょっと……。ネタ後、ウッチャンが「波がある」と語っていたので、そこの安定感が出てくると一気にハネるのかもしれない。あと負けっぷりがいい。

 

【今週のふきだまり芸人】

はまこ・テラこ「おもちゃのチャチャチャ」

インディアンス「ショートコント「かーい!」」

 

次回は、インディアンス、キャラメルマシーン、サンシャイン池崎、ななめ45°(1週勝ち抜き)が出場。